要約】社会現象と言うものは一見関係性の見出せない数値でも直前の状況と関係がある事が多い。株価の上下などがいい例と言える。これらは人が深い分析や長いスパンで物事を考えるということが少なく、現時点での現象を見て次の行動を決める近眼的傾向が強く、直前の状況に引きずられていると言える。

前回のようにデータからグラフを作って関連性を見出すという手法が必ずしも正しいとは限らない。例えば、ある物体を調べていくと生物だということが判明し、その物体が犬であったとしても、生物が犬であることは証明できない。なぜなら生物は犬以外にも猫や人間などがおり、犬だけという断定ができないからだ。「犬⇔生物」というように矢印が両方向を向くということを証明する必要があるのだ。つまり前回出したy=…の式で表されることは証明できたが、この式がデータであるとは証明できていないのだ。この式は事実を証明する「モデル」といい、仮説に近しいものである。モデルを使って同じ工程を証明することをモデルの検証と言うが今回の授業ではこれを行い、レポートの本論にこれを用いる。どのようにレポートを書くかつまずいてしまった場合は先生が配布した先輩たちが作ったレポートを参考にしながら作業をするようにとアドバイスがあった。その後はグループで作業内容を確認し、各自の課題やレポート作成に取り組んだ。

 

【感想】

自分がしばらく授業に集中してない間にずいぶん授業が進んでしまったように感じる。他の人のレポートや講義録を見るとずいぶん数学的要素があるように感じる。特にモデルの検証のように一方からの証明だけでなく、もう一方からの検証を行うというというのは高校の頃の数学の証明を思い出した。高校時代から数学は苦手であまりやってこなかったので逆に新鮮なような気もした。先生が紹介してくれた先輩たちが作ったレポートがとても参考になったので数学が苦手な自分でもやりやすかった。とはいってもまだ課題の多くの部分が遅れているので、できるだけ早く周りに追いつかなくてはいけない。