Twitter(@YANAGITA180sx)の質問箱に
「遺伝子分析科学認定士受けます!何かアドバイスを!」といただいたので
↓
ここで書きます。
試験範囲は遺伝子分野+染色体分野なので
染色体検査の勉強も必要になります。
(認定臨床染色体遺伝子検査師は、「遺伝子」と「染色体」は分かれています。そしてめっちゃ難しかったです・・・・。)
この試験の面白いところは
「動画を見て、誤っている工程を見つけろ!」という問題があること。
間違い探しですね。これは記述式問題。
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例えば
染色体検査での「培養」~「展開」の工程を動画で流れるので
その工程で間違いを探します。
注目ポイントは例として
低張処理に使う塩化カリウムの濃度「0.075mol/l」のはずが
手に持っている塩化カリウムの表示が「0.75mol/l」となっている・・・
とか
恒温槽「37℃」のはずが
恒温槽の温度表示が「56℃」になっている・・・
とか。
「細かい!」と思うかもしれないけど
本当に基本的な操作条件や順序が出題されるので
きちんと正確に覚えておけば答えられる問題だと思います。
それから、
筆記(選択肢回答問題)試験は、テキストを読んで勉強していれば
大丈夫ですよ!
以前、講演で使用したパワポ(認定臨床染色体遺伝子検査師を受ける人向けだけど・・・)の画像を少し貼りますね。
核酸の抽出では、QC確認であるA260/A280は出やすいかなぁと思います。
品質の良いDNAの基準数値、RNAの数値は必ず覚えておいてくださいね。
あとは、A260、A280、A230、A260/A280が意味することを理解しておけばいいと思います。
なぜ、この分数を使うのか?を。
PCRは遺伝子検査の基本ですので、絶対に覚えておいてくださいね。
トラブルシューティングは出しやすいかも。
例えば、「電気泳動像でバンドが出ない理由は?」「余計なバンドが出た理由は?」みたいな問題です。
検査技術ごとの「目的」「原理」は覚えておくのが良いですね。
原理を理解すれば、自ずとその検査技術が「何を検査するものか」が分かるのと思います。
遺伝子分析科学認定士の試験は
遺伝子検査、染色体検査の基礎をきちんと理解しておけば解ける問題です。
あとは焦らないでくださいね。
動画は落ち着いて、よく見ていてください。
よく見れば間違いに気づけると思います!
「え、なんで、ここがこんなにズーム画なの?」とか、
カメラワークにもヒントがあったりします。(笑)
質問をくださったかた、そして試験を受けられる方々、
合格の報告待っています。
頑張ってくださいね!
( *¯ ꒳¯*)