彼は九州男児だった。
俺は大変お世話になっていた。
いつもニコニコと良い笑顔で来てくれた。
俺のピンチもかばってくれた。
その上、
うちの上層部とも大変仲が良い。
というよりは、ほぼ独占的にうちの仕事を任せている。
そういう取引先の相手、
というよりは、大事な仲間。
全ての信頼を置いている人物を、
昨日、亡くした。
詳細はわからない。
ただ、事故があったらしい、という情報しか持っていない。
そんなことは今はどうだっていい。
とにかく
悲しくて仕方がない。
本当に、悲しくて仕方がない。
ただ、冥福を
ただ、冥福を祈るだけしかできない。
専務、本当に死んだんすか?
リアディゾンの次のやつ、もう用意してありますよ?
早めに取りに来てもらわないと、俺、困っちゃうよ?
俺は、信じることが、出来ないのだ。