今でも時々思い出す鑑定があります。

「名前をご記入ください。」
いつもの様に、命式の生年月日を確認して、命式表にお名前を記入していただきました。

その方は命式表を見つめたまま、手を震わせながらご自身の名前を書かれました。

私はその姿を見て、
『今日は、この方にとってご自分の人生の設計図と向き合うタイミングだったのかもしれない。』そんなことを感じました。」

人は緊張すると震える事があります。
でも、その方は以前からの知りあいだったので、私に緊張しているとは思いにくいです。

勿論、人は寒くても震えます。
筋肉を使いすぎても震えます。

でも、それとは違う震えがあると感じました。

大切な決断をするとき。
長年抱えていた想いに触れたとき。
自分の本当の気持ちを認めたとき。

手が震えたり、
声が震えたりすることがあります。

それは単なる緊張ではなく、
心の深いところが動いたサインなのかもしれません。

私は鑑定を通して、
命式をお伝えしているようで、
本当は「自分自身と出会う時間」をご一緒しているのだと感じることがあります。

あの日、震える手で名前を書かれた姿を見て、命式表を大切に扱わせて頂くことを教わりました。

人生の設計図を見るということは、
未来を知ることではなく、
「本来の自分を思い出すこと」なのかもしれません。


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