まるで小説を読んでいるような『私の解放日誌』 | 大好き♡イ・ミンギくん(時々スキズでダンス)

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ミンギペン3年生の志野が一人で勝手にやってる推し事。ただ黙々とイ・ミンギくん出演作品を見て、その感想を粛々とブログに綴るよ。最近どハマリしたスキズのことも語りたいな。

『私の解放日誌』はメインキャラクター4人をとおして生き方を考えさせるドラマだ。



ドラマっぽさを排除した内容でリアルなんだけど、ドキュメンタリーとも違う。明確な主題があってそこへ向かって物語が進んでいく感じがするので、小説を読んでいるような気分だ。


同調圧力が強かったり競争が激しかったりする現代社会で疲弊して流されながら生きる私たち。この生き方はなんか違うっていう違和感を覚えながらも、そこからどう抜け出したらいいかわからない。そんな私たちへ、解放への道しるべを示してくれるドラマだと思う。


脚本家パク・ヘヨンさんのメッセージをびんびん感じるドラマなんだけど、


パク・ヘヨンさん、

もしかしてこのドラマで

キルケゴールの実存主義を説いてるんですか?


ググったらキルケゴールのわかり易い解説が出てきた。無教養の私でもよくわかる〜


キルケゴール 


小難しい哲学の真理とか、自分の人生に関係なくない?自分の人生にとっての真理の方が大事じゃない?

(byキルケゴール)


というわけで、生きる道を自分で切り開いて、自分なりの生き方を追求することを「解放」というわかり易い言葉で表現したパク・ヘヨンさん、すごい✨


このドラマによると「解放」を手に入れる方法は


幸せなふりをしない。

不幸なふりをしない。

正直に向き合う。


だそう。

はーい、はーい\(^o^)/

私これ10年以上前から実践してまーす✨

(↑あと出し感があるけど、ほんとよ💦)


というわけで、

メインキャラクターの抱える「課題」と現時点(12話)での「解放度」を考えてみたよ。


ヨム•キジョン 



このキャラクター、私は共感しまくり。なんなら自分そっくりだと思うの。

彼女の「課題」は思いっきり誰かを愛したい。

マイ・ディアミスターの酒場の女将ジョンヒのキャラもそうなんだけど、愛が溢れ出てしょうがないんだよね。でもそれを注ぐ相手がいなくて虚しいっていうキャラ。テフンの上のお姉さんが姪っ子を育てることでまともでいられたっていうことを真顔で言っていたんだけど、彼女も同じタイプだと思う。

愛情を注ぐ相手は恋人だったり子供だったり、もしかしてペットやアイドルもありかもしれないけど、とにかく溢れる愛を存分に注げる対象が欲しくてしょうがない人なんだよね。

わかりみ〜


だからテフンと進展があったキジョンの解放度はかなり来てるね!

これから、彼の娘ちゃんと姉妹との関係で一山超えなくてはいけないでしょうね。

キジョン、ファイテン💪


ヨム•ミジョン 



彼女の悩みは感性が人と異なること。

野性味が強くて感性が非常に研ぎ澄まされた人だと思うんだよね。だから都会の基準には収まることができなくていつもはみ出しちゃう。心を開ける相手がいないから孤独感が半端ない。

都会で彼女は俗物っぽい上司に目をつけられて苦しんだり、純粋で内向的なところにつけ込んで利用してくる男もいて、かなり辛酸も舐めてるのよね。


さてそんなミジョンはクさんにだけは心を開けるようになるのよね。クさんは規格外な感性を持つミジョンを崇めているから安心して素の自分を出すようになるのだ。クさんといるときのミジョンは解放度MAXと言っていいのでは?


ただし、この解放度は持続可能じゃないみたいだ。クさんはもともとはミジョンとは生きる世界が違う人だ。彼がいなくなっちゃったら元も子もないのだ。これからこの試練をどう乗り越えていくのか。パク・ヘヨンさん頼む、SDGsよろしく持続可能な解放をミジョンに与えてたもう。



クさん 



ミステリアスだったクさん。12話まで来て彼の素性もだいぶわかっちゃったからもうミステリアスじゃないね。

彼は都会で戦って成功した後に挫折して田舎に引きこもってた人物だ。

かなりの深手を追って明日の命も危ういほど疲れ切っていたクさんだけど、ヨム家の人々と関わることでエネチャージが完了した模様。ヨム家はチャンヒが呆れるくらい退屈な家族だけど、癒やしパワーは抜群だ。黙々と働くアボジとオンマの栄養たっぷりご飯は超大事👍地味だけど地に足をつけて活きる人のパワーを侮ってはいけないと思ったよ。


都会の価値観とは異なる世界に触れたクさん。死んだ目をしていたのに徐々に生き返ってくる様子にめちゃめちゃ惹き込まれたよ。

やっぱり行き詰まったら一旦そこから逃げて休むっていうのもアリだよね。

そんなクさん、エネチャージ完了後にもとの生活に戻っていくのは自然な流れなんでしょう。

それは解放へ向けた第一歩かもしれないけど、生活に満足しているとの発言からもわかるように、まだまだ幸せなふりをしているだけで、解放の必要性を認識できていないのかも。彼がミジョンと離れて何を思うのか今後の展開が興味津々だ。



ヨム•チャンヒ 



オー、マイ、チャンヒ❤️

私ってばこの物語に割り込んで登場したい!

パク•シノとか名乗ってチャンヒの隣の席に座って、憎き先輩をブロックしてあげたいの💕

それ以上は決して望みませぬ!!(←うそつけ)

だって私、溢れる愛を与える女だもん😤

ま、それは置いておいて。


チャンヒは大人と子供を行ったり来たりするキャラ。地元では大きな子供、会社では分別ある大人。そこがこの人の魅力なんだよね。

あと、お喋りで器がけっこう小さい(笑)

そのかわり常軌を逸した行動に出たりしない安心感があるから、信頼されてて人望も厚い。

一緒にいて疲れない適度なゆるさ、明るさ、誠実さそして優しさがあるんだよね。


ところがチャンヒは世間一般の価値観にとらわれていて、出世などで成功してお金持ちになるということが人生の目標だと思いこんでいるみたいだ。

小雨男だって認識はあるみたいだけど、まだ自分の魅力にちゃんとは気付けていなチャンヒ。

出世やお金から離れて、彼の持つ優しさが最大限活かされるような解放が待っているんじゃないかと期待してる!!


コスモポリタンのインタビュー記事によるとパク・ヘヨンさんがチャンヒはイ・ミンギでなければならないと言って一番初めにキャスティングが決まったそう。

ミンギくん自身も自然体であまり欲にとらわれない人に見える。チャンヒが持つ明るさと優しさ、そしてユーモアはミンギくんにしか演じられないでしょう。最終回までチャンヒ応援団として見届けるわ〜💕💕💕


コスモポリタン