術後、家族や知人から「大丈夫?」の心配LINEが届く度に私は自由が効いた左手で返した。
「地獄絵図」
「阿鼻叫喚」
「また後で」
長文を打つ気力も、「大丈夫」と返す嘘もつけなかった。あえて打つなら、
「助けて」
全身麻酔手術後の、わずか8時間ほどの話。膀胱破裂するくらい尿意と、痛みと吐き気と虚しさに耐えた5時間。読み返すと怒りが込み上げてくる。
トイレの無い満員の快速電車や特急電車に乗車している時に、吐き気と腹痛……今にも漏れそうな便意を感じた緊急事態の時、1分が1秒が耐えられるか自信が無い時、駅に到着するまての20分は、地獄絵図 阿鼻叫喚ではないですか?
全身麻酔手術を受けた後、しかも看護してもらえると安心して身を預けている状況下で、緊急事態の満員電車に乗っていたのと変わらなかった8時間。
私の手術後体験の真相(まだ倍は書ける)。
尚、看護師長は8日間入院していたけど、多忙を理由に声も姿も1度たりとも見ていない。
これが現状。
消え去るイチ患者のたわごと。