「Billboard Live

　　BottomLine 2023」

　　　　　　　　甲斐よしひろ

　　　　　2023.5.14.sun.

　今年もライブ前にKAI友さん達と

昼からやっている居酒屋で昼飲み

その後に会場のBottomLineへ移動して

甲斐よしひろ&若人サポーター達のライブを愉しむ

なんて幸せな休日の過ごし方だこと…（笑）

　しかしそろそろ名古屋のライブ箱を変えて頂きたい

他の方々も同じような事を書かれていたり言ってみえたが

私は平らな床のパイプ椅子と汚く臭いトイレが

大の苦手である(笑)

アリーナコンサートでアリーナ席になったら

かなり損した気持ちになる変人である

アリーナ席になったら演者の全身も見えないし

ステージ全体の照明や演出を完全に楽しめないから…

ZEPPも同じ理由で嫌いである

要するにスタンディングが基本のライブハウスは嫌いだ

これはただ個人的な好みです

逆に平坦なライブハウスが好きな人も多いんだよね

単純に好みの違いですから

自分が赤色が好きだからと言って

青色が好きな人の事をとやかく言いませんし考えません（笑）

　話を戻して

中部地区にはBillboardが無い

一番はビルボードジャパンが

名古屋市にBillboardを作ってくれれば丸く収まる（笑）

甲斐のこのライブシリーズ

初年度は東京大阪だけで中部は飛ばし

翌年2016年から名古屋はBLUE NOTEで開演

しかし４年間で終わった

BLUE NOTE NAGOYA　がコロナの影響もあり

2020年7月に無期限休業、廃業に向かった為だ

2020年また中部地区は飛ばしとなり

横浜に新しいBillboardがオープンしたこともあり

東京、大阪、横浜の開催となる

ただ並行して2019年から甲斐は45周年という事もあり

KAIBANDで様々なツアーを組み活動していた

翌年2021年よりこのシリーズ

名古屋はBottomLineで演る事になったのだが

名古屋の誰の意見を取り入れたん？

もっと選択肢あったと思うけどな〜

名駅や栄から徒歩５分くらいの数百～キャパの

綺麗なホール沢山あるからさ⋯⋯

来年からもこのシリーズを演るなら

このシリーズに限り客の年齢層を考慮してね

他県から来られる方々も地元中部のファンも

宿泊•移動•食事•会合など全てにおいて便利だからさ

ファンには、ぐちゃぐちゃでも楽しければいいじゃん

という若人はほぼいないから⋯⋯

小さくても小綺麗な箱に変更してね

１部２部の入れ替えも出来るし

悪口ではなくて、今池は昭和時代からの

夜の繁華街の流れをくむ街だから

昼間は何にも無いし不便でしょ

　まあいいけど….

2021年4月23日 Bottom 初年度初日

世界中コロナ禍の最中で感染者数の増減を基準に

政府がストップをかけたり、GOをかけたりしていて

プロ野球もコンサートも座席を一席づつ空けていた頃です

そう思い出した

初Bottomの前日か前々日

テレビ局の女性局員と

仕事の打ち合わせをしていた時の話

彼女はジャニーズWESTのファンで

ちょうどWESTが全国ツアーをやっていた時だった

４月の日本ガイシホールのライブは観に行けたけど

５月のGWからのライブは政府ストップがかかり

ツアー後半は中止となった

「わたしギリセーフ」の言葉に

「お前は悪運強いな」と、会話していた事を思い出した

そんな頃…

また話が逸れてきた

BottomLine初年度初日の話

平日の金曜日という事も重なり

前から７､８列位の観客数でスカスカ

スペースの後ろ半分はキャッチボールが

余裕で出来るくらいだった（笑）

私自身、仕事を途中で抜けてライブに参加した

ライブが終わった後、事務所に戻って仕事をしていた

しかし良い事にボトムラインの観客が年々増え

今回は後ろギリギリまでパイプ椅子並べてて

歩けないくらい狭くなってたよ〜（笑）

　う〜ん、でも

ライブハウスとビルボードは私の中では別物なんだよね

BLUE NOTE やBILLBOARDが

私達夫婦は結構お気に入りでして　

ＢＮは家族会員にもなっていた

古いけど洒落てて、まあまあ小綺麗にしていてね

若い頃から地下のジャズ喫茶やジャズバーが好きだったし

BLUE NOTEもお値打ちなミニディナーショーって感じで

ほぼ毎月の頻度で好みのミュージシャンのライブに

日によって一人きりで、また夫婦で、また連れと通っていた

　先日もBILLBOARD横浜へ

南佳孝の「50周年ライブ」に行った

やはりいいわ～

あの空気感が好きだわ

南佳孝の音楽はビルボードやブルーノートが似合う

ただ個人的にビルボードやブルーノートの

ステージ前の横向きテーブルが苦手

とにかく演者と向かい合っていないとだめなので

今回真正面のＤシートに夫婦と長男3人並びで予約した

BLUE NOTE NAGOYA でもどんなミュージシャンの時でも

真正面のカウンター席を予約していた

南佳孝のライブを愉しんだビルボード横浜も

演者と近くも遠くもない、ほど良い距離で

目の前のカウンターには

大好きなジントニックとミックスナッツ

一人ひとりの専有スペースが結構広く

心地よい空間

ただデラックスシートと銘打ち

余分にチャージ料金がかかるだけあって

椅子が、でかすぎて重すぎて、席を立ちにくいわ(笑)

10年前の１日60～80本煙草を吸っていた頃なら

あの空間でタバコが吸えたら最高でしょうね

今は全く吸わないから全く気にならないけど⋯

悪い癖で話が回り道してしまいましたが

中部地区にもビルボードの店舗をつくっていただくか

BLUE NOTEに別の新オーナーがついて

再興していただけないかと心から望んでおります

それと甲斐へ

上記にもくどくど書いた上

本当にくどいけど

名古屋のＢottomＬineはもうやめようよ

もっとこのシリーズに似合う良い箱たくさんあるからさ

私、Ｂottomでは殆ど自分の席に座わっていません

バーカウンターの横らへん

最初から最後まで一番後ろのスペースに立って

観て聴いて楽しませていただいています

75分の２部交代ステージ

時間も短いから曲数の密度やＭＣとのバランス

バンドメンバーの音の構成や幅も考慮して

セトリも色々考えアレンジの調理方法を工夫している

今まで本人が言われる通り、バンドとソロと

色々と形やテーマを変え演って来られた

もうこのシリーズも10年なんですね

でも止めなくても良いから頻度は下げてほしいな

甲斐バンドはイベント的に

ビルボードシリーズは頻度を下げて

できればロックスタイルのソロの

ホールツアーを増やして欲しいな

今回も好きな曲ばかりだったから余計に思うのですが

音もホール空間も厚く楽しみたいから

前回のようなフラッシュバックツアー同様のメンバーで

甲斐らしいメロディアスなバリバリロックスタイルを

期待している

甲斐を慕っている、ギターの土屋公平は

ストリートスライダースの再結成ツアーのニュースが

やたら露出して嬉しかったし

ベースのTOKIEは布袋寅泰の全国ツアーのサポート

ドラムの吉田佳史は矢沢永吉の全国ツアーのサポート

それぞれの映像を観て嬉しくなってしまった

相変わらず凄いメンバーだなと….

でもまあ70才だからね

あれやこれやファンが希望するのもどうなのかね～(笑)

本当に長年お疲れ様です

色々な形で音楽活動や少し芸能活動？されてきましたね

とにかく甲斐さん、あなたの人生ですから

残りの時間、お好きなように頑張ってやって下さいませ

「最後」ではなく「最期」まで応援させていただきます(笑)

「橋の明かり」

　このシリーズはこの手の曲でこんな感じでスタートする

意図的に定番化されているんだね

曲は昔から好きですが、特にコメントありません(笑)

「無法者の愛」

　バンドもソロもなかなか良い楽曲

シングル化されているだけあって

メロディーもアレンジもきれいだし

あまりライブでは演っていない曲だ

陽にあたっているようで余りあたっていない箇所を

取り上げているシリーズだからこその良い選曲と思います

若かった甲斐はイーグルスの「ならず者」を聴き、心酔し

また「ならず者」的な名詞や雰囲気が好きな人だから

どうしても「デスペラード・ラブ」というサビの曲を

書きたかったんでしょうね

バンド時代はそんなん多いから⋯(笑)

でもそういう所、嫌いじゃないよ⋯⋯(笑)

「カオス」

　現世の世情とソロ35周年が重なり、取り上げるべきして

最近欠かさず歌われていますね。特にコメントなし

「イエローキャブ」

「バイオレット・スカイ」

「激愛（パッション）」

　以前から、甲斐話をする上で言い続けてきたし

Twitterやブログでも書き続けてきたけど、この３曲

勿体無いからもっとロックバンドできちんと演ってね

　　イエロ～は前回のフラッシュバックツアーできちんと

演ってくれたからまあいいわ。別アレンジとして納得

押尾さんとの時も別アレンジで工夫されていたけど

う～ん、この曲のアレンジはオリジナル基本だけで

ステージでは過激なフラッシュ照明だけでいいやん(笑)

　　バイオレット～は中途半端な構成や音じゃ勿体ないよ

ロックバンドスタイルのドラムとエレキベースの音を

石垣のように末広がりに大きくして

一郎さんのディストーションバリバリの（表現が古い、笑）

ギターを上にかぶせてハードロックとして演って欲しい

メロディアスなハードロック大好きだからさ

KAIBANDで毎回その手の曲を数曲入れて欲しい

　　激愛～もソロのロックライブの定番にしてほしかった

確かにKAIFIVEの活動停止寸前の発表曲だから

タイミングが悪かったのは事実

でも色々なソロライブで活用できたはず

本編最後の盛り上がりの入り口曲として「オーオーオー」で

観客と会場を煽ってボルテージをピーク近くにしてから

「絶対・愛」「風の中の火のように」へ繋げたり

「絶対・愛」の前に「渇いた街」を入れ、

その前にこの曲を差し込んで

「激愛のオーオー」「渇いたのオーオーオ」からラスト

「絶対・愛」「風の中～」　それで本編は終了

そんな一緒に歌いまくれるようなステージを定番として

構成していれば、「いいよね〜」の口コミで離れたファンも

ある程度は戻って来たりしたかも知れないし

今まで以上に

私たち固定の観客にも満腹感を味わせられたと思うよ

ソロライブや愛ろくツアーでも「激愛」を

セトリに入れて活用して欲しかったな～

甲斐バンドの「そうさ～コートの～」より

観客の皆さん、絶対に声出ると思うよ、間違いない(笑)

定番にすればする程、客はボルテージ上がるし

クイーンの「Ｗe Ｗill～」のような活用の仕方が

ステージで出来たと思う

まだ遅くないからやってよ！もったいないから！

本当は前回の「フラッシュバックツアー」に

入れるべき楽曲だったと思うよ

あのバンドメンバーだよ。本当勿体無い

「スマイル」

愛ろく２で、バンドを殆ど使わずにカラオケ大会みたいに

歌っていたけど、逆にこの曲はビルボードメンバー達の

構成と音にぴったりです

「Ｉ．Ｌ．Ｙ．Ｖ．Ｍ.」

「ちんぴら」

「吟遊詩人の唄」

　　Ｉ.Ｌ.～は甲斐のソロの代表曲として前回の

フラッシュバックのＣＤやライブで取り扱われている

陣内孝則主演映画の「極道渡世の素敵な面々」の

主題歌として取り上げられ

発売された時から個人的に大好きな楽曲である

35周年のＦ.Ｂ.企画では、このバージョンありきなのね

これはこれで好みだから良いけど⋯⋯

　そう言えば今回演奏した「ちんぴら」はこの映画の挿入歌

深夜の映画館に24才の私達仲間は揃って観に行ったな～

「ちんぴら」は以前このビルボードシリーズで取り上げた

「メモリーグラス」や「汽笛の響き」と同じポジション

典型的なシングルＢ面扱いの曲でなじみが深く

観客みんなが十代の時に歌詞を暗記していて

懐かしく何故か一緒に大声で歌いたくなる

（何故か歌ってしまう、笑）楽曲

　「吟遊詩人」も同じ理由で定番になっている

小さなキャパでも大きなキャパでもみんな揃って

一緒に歌うのは単純に楽しいもんね

甲斐は必ずライブに参加してくれたファンに

楽しんでって貰おうという気持ちがよく見える

それは素直にうれしい事ですね

ただたまにピントズレた人の意見を聞き過ぎて

ピントズレた事をする時もあるけどね、それは愛嬌かな(笑)

　甲斐も省吾もそこは全く同じ価値観のミュージシャンです

ただファンである私達側がわきまえているかどうかですね

演者が一緒に歌って欲しいと思っている曲は

大きな声で歌おうよ(笑)

良く、下手なくせに大きな声で隣のおっさんが⋯⋯と

愚痴をこぼされているのを拝見しますが

それは御免よ～「くじ運が悪かった」という事で⋯⋯(笑)

　でも演者の声だけで空間を染めて欲しい曲や

バラードは絶対に声を出して歌ってはいけない

ミュージシャンにも他のファンにも失礼だと思う

　ルールは無いからルールを守ろうじゃなくて

演者や周りのファンに対してのマナーを守ろうですね

「コールドルーム」

このシリーズ、何か分かりづらいお寿司一貫、ポンと出して

「なんだったけ～このネタ魚」的な曲を入れるよね

でもフラッシュバックBOXのライブ盤に入っているから

すぐわかったか～(笑)

できれば聖子への提供曲「ハートをROCK」を１音下げて

演って欲しかった。このメンバーの音構成にピッタリな上

観客みんな漏れなく喜んだのに⋯⋯(笑)

「レイン」

本当にいいね～この曲は⋯⋯

ソロ曲達の中でライブの顔と言ってもいいよね

客達とのコーラスの掛け合いも本当に雰囲気がいい

私は今まで、客側のコーラスを歌ったことが無い

ひねくれているから絶えず甲斐側を歌っていて

会場全体が掛け合いコーラスするのを楽しんでいる(笑)

私は若い頃から映画ばかり観に夜の映画館に行っていた

この曲は、近藤マッチと中村雅俊のダブル主演映画

「この愛の物語」の主題歌

大きなスクリーンでとても良いシーンでこの曲がかかるのよ

最高にしびれたものでした

艶っぽいサビのコーラスは名古屋出身のシンガー

門あさ美である

私たちも高校生の頃から門あさ美の歌声に悶えていたが(笑)

実は甲斐も彼女が好きだったらしい

小柄で華奢な美人が好きなのね⋯⋯(笑)

名古屋の悪友さん達（具体名は避けます、笑）と

門さんの弟さんもバンドやってたらしく

「美人ねーさん」といつも話題にしていたと聞きます

私は未だに門あさ美の大ファンです

アルバムは全てＬＰで揃えていますが

去年から紙ジャケが一斉に発売になり

親父買いしてＣＤも全て揃えたばかりです(笑)

「ＣＲＹ」

やっとオリジナルアレンジを生で聞けたわ

映像ではロッキュメントしかないもんね

生ギター１本の「MY NAME～」は甲斐の独特な

ストローク演奏のみだからさ

こういう感じの演奏は健太君うまいよね

甲斐が便利がって離さないのはわかるわ(笑)

フラッシュバックツアーでも細々した事は

なかなか公平向きではないから

それらのパートや役割は全て健太が捌いてたもんね

　実際、Ｆ.Ｂ.ツアーでメンツ的に健太は合わないというか

浮くというか、普通入らないはずだけど⋯⋯

（ごめんなさい、酷い事言ってるね）(笑)

でもサンプリングは使用せず、面倒な細かいパート等

音を忠実に構成していく上では必要だったんでしょうね

　それよりもＣＲＹ、甲斐ファンがみんな好きな楽曲

ギター弾く方はわかると思いますが

この曲は最初から最後まで

甲斐の代表的な黄金コードで出来ています

本来Aの曲ですが、作曲の時にカポで移調させていて

Ｆ、G、Amのほぼ繰り返しです

甲斐の黄金コードです。松藤さんも言っていましたね

余談ですが松藤さんは、m７コードを多用して

名曲を作る素晴らしいミュージシャンです

この黄金コード進行でメロディを口ずさみながら作った

甲斐の曲はやたらカッコいいのです

きれいなメロディというよりもカッコいいメロディを

甲斐は作る才能があると思います

　でもこの十数年間はギターを余り抱えることも無く

弾かないから色々カポタストをはめ変えたりもせず

自分の黄金コードも進行させることも無く

月日が経っているのでしょうね

結果、新しい楽曲もアルバムも出ない訳ですね

　でも１０年前、40周年で新曲出してライブ会場で

ＣＤをプレゼントしようと作った３曲

露骨に甲斐が生ギター抱え、作ったメロディとわかる曲達

「ブラッド～」は名曲ですね

きっと３０分ぐらいしか時間かかってないと思います

本気になれば彼の才能ならまだまだ名曲が

沢山でていたと思います

　でも彼の人生ですから⋯⋯(笑)

話を本題に戻します

ファンの方々一人ひとり違うのは当然として

私にとって今回のビルボードツアーのキモは「ＣＲＹ」です

好きな曲ばかりですが、披露の仕方ですね

ロックバンドで演って欲しい曲など思いは色々ありますし

またファンの方々10人いれば10通りの考えや好みが

ありますからすべての感想や思いは

全て満点で間違いなどあろうはずがありません

大好きな楽曲「ＣＲＹ」が

鎌田ジョージのオリジナルアレンジで

一番自然な形で披露される演奏形態

生ギター１本のストロークのみはもういい

ソロのロックバンドで演る曲では無い

ソロの名曲だから甲斐バンドで演る曲では無い

このビルボシリーズのバンド構成がこの曲はピッタリです

　本当にこの曲の時のビルボードの空間は映えただろうな

配信では伝わらない部分、この曲をやっていた時の

雰囲気や空気感きっと良かっただろうね

音や空気感のTPOを言っているのであって悪口ではないよ

BottomLineじゃ､良くないだろう(笑)

Billboard Live BottmLine 2023