加計問題：潔白、証明できず／集団無責任体制

毎日新聞の記事からタイトルを引用したが、まさに鬼畜政権与党の集団無責任体制があからさまに全国に知れ渡っただけの閉会中審査予算委集中審議だった。二日間、１０時間に及ぶ審議中、まさにロッキードやリクルートを彷彿とさせる突発性記憶喪失発言の連発。柳瀬唯夫に至っては、櫻井充（民進）と７～８年前に会ったことは覚えていても、たかだか２年前に今治市の担当者ら少なくとも3人と会ったことは突然記憶喪失になる。安倍に至っては、「加計学園が特区申請していることを認定当日の１月２０日に知ったという答弁はおよそあり得ない説明で、繰り返し訴えてきた「総理の意向はない」ことと、つじつまを合わせの謝罪と訂正という有り得べからざる前代未聞の虚偽答弁。決定的なのは、まったくと言っていいほど報じられないが、加戸（元愛媛県知事）のヨレヨレながらも語った点だ。

 

　　　　

 
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『１２年間、ずっと”家計ありき”で来た。』

『虎の威を借りてやっと岩盤を突破した。』

『安倍総理には、これまで様々な便宜を図ってもらった。』

まさに家計ありきを自白し、行政が歪められたことの生き証人なのだ。

 

更に、ヤラセの教育再生実行会議に安倍自ら加古をネジ込み、家計学園の獣医学部のことを喋らせるに至っては言語道断だ。

報じられないこの件は、昨日の午前中の集中審議、青山繁の質疑を観るとよく解る。

 

冗長ではあるが、報じられない理由や「家計ありき」がそもそも仕組まれていたことを自白している場面がきっちり録画されている。

更に前川が安倍と加古の関係や教育再生実行会議での茶番をやんわり暴露している。

 

しかもこの加古という人間がどれほどの悪党かは以下にも詳しく記されている。

 

漫才コンビか？ 青山繁晴と加戸守行

 

民進が要求した再度の予算委・証人喚問を自民は足下に拒否したのは当然のことなのだ。

これ以上審議しようものなら、これまで絵に描いて来た「家計ありき」の記録と記憶の隠蔽、捏造、ヤラセ、仕込みなどの悪巧みがその都度明らかにされてしまう。

 

ただでさえ二日間の審議で、国民のフラストレーションは溜まる一方であり、安倍おろしも全国規模で展開され地方選も連敗。　

支持率も回復どころか、落ちる一方で危険水域に達している。

 

二階あたりが必死の引き締めブラフで解散を仄めかすが、こんな支持率では不可能だ。

本気で解散などしようものなら、一気に党内から安倍おろしの声が噴き上がる。

当たり前だ。

この状況、情勢で選挙など戦えるわけがない。

無理して解散して議席を失えば、改憲発議もお釈迦だ。

 

もり・かけ疑獄はまだまだ終わらない。

このまま審議に応じなくとも、鬼畜政権与党の支持率は下がり続ける。

稲田の隠蔽問題も、監察結果報告後、安保委員会を開くことが決まった。

ここでも稲田は徹底追求され、当然稲田を庇い続ける安倍も叩かれる。

 

内閣改造などという大茶番の寸劇は、支持率回復には糞の役にも立たない。

むしろ恰好の批判材料にされるだろう。

野党、メディアは今後も家計疑獄を筆頭に、あらゆるスキャンダル、ゴシップの追及の手を休めないことだ。

 

当然ながら、国民有権者も同様で、夏休み突入とは言え、政局から目を離してはいけない。

 

 

記　AM　１０：４４　２０１７年７月２６日

 

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