7月10日土曜、料理教室に行く日の朝のこと。
志帆が料理教室に行きたくないと泣いていた。
理由を聞くと、エプロンの紐を自分で結ぶことが出来ないから。とのこと。
普段から大志の世話をめちゃくちゃたくさんしてくれていて、「お姉ちゃん」をやってくれているけど、まだまだ志帆も自分でできないことがあるよなあと改めて感じさせられた。
何より、志帆に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
自分でエプロンの紐を結べないということに対して、志帆はどういう心境だったんだろうか。
普段から勉強を他の子よりも頑張ったりしてるって話を個人懇談でちょうど聞いたばかりだったが、基本頑張り屋さんで、色々なことを「できなくちゃいけない」って思ってるのかなと感じた。
その気持ちは志帆が生まれ持った部分もあると思うし、父親としてもすごく気持ちが分かることだ。
とても大切な気持ちだと思うが、自分がそこで苦しむことも多かったから、志帆も同じように悩むのかなって色々と考えてしまった。
自分自身の中にある、「当たり前にこれはやらなきゃ!」っていう気持ちが、「他人にとっても当たり前なことだろう」って思って基準を作ってしまうと、相手がもしそれをやらなかった時に、信じられなくてイライラしたり、溝ができる気がする。怒りの根源がそこに生まれる気がする。
相手に、自分の基準を押し付けないということがとても大切な事なんだろう。
まあ、自分もそう思って過ごしているが、なかなか難しいことだ。
怒りが発生する根源が何か、分かれば楽になっていく気がする。
エプロンの紐を通して色々と考えてしまった。