【テーマ・こくご】


線香花火が好きだと
いつかあなたが言った

小さな火の玉がじーっと鳴って
瞬く間に次々火花が咲いて
音もなく柳の枝が揺れる

ほんのすこし揺らしただけで
火の玉はポトリと落ちてしまう

玉が落ちたら火花は咲かない
玉が落ちたら柳は揺れない



線香花火が好きだと
いつかあなたが言った

けれどあなたはいつからか
そんなことは忘れてしまった

飛び散る火花ばかり追いかけて
捕まえられない苛立ちで

火花の生まれる火の玉を
落として踏んで消してしまった



線香花火が好きだと
いつかあなたが言った

ほんのすこし揺らしただけで
落ちてしまうはかなさを

たったひとつの火の玉が
無限に生み出す火の花を

静かに降り注ぐ小さな灯火が
大好きなんだとあなたが言った



震えるその手にもう一度
線香花火を持たせてあげよう

小さな火の玉がじーっと鳴って
咲いては消える火花を見つめて
柳が静かにゆれるころ

あなたの震えはきっと消えて
ほんのすこし揺らしただけで

落ちてしまうはかなさを
きっと守ってゆくことでしょう








【テーマ・きゅうしょく】



少し前に思いきった買い物をしました。

高価なものではありませんが
本当に気に入ったものに出会ったとき
それを迎え入れる準備がないと

なかなか購入に踏み切れないのは
わたしのむかしからの性質です。


朝や夕食後にお茶をいれるのが
当たり前になってから
もうずいぶん経つのだから

これはご縁なんだ思い

焙烙と急須と湯呑みを買いました。



焙煎すると香りがちがい驚きました。

急須と湯呑みは美濃焼だそうで
手によく馴染む感じがします。


出来れば一生使いたいと思いました。


一杯のお茶の時間は
焙煎から始まって
器を洗うところまで。

気持ちが落ち着き
とても有意義な時間となりました。


湯呑みはペア。
娘とお茶の時間を楽しんでおります。