【テーマ・かていか】


学校で図工や習字のある日は
なるべく汚れの目立たない服を
選んで着たりします

あらかじめ
汚れるのを予想して
万一汚れても
大丈夫なように
予防するんですね

なにが大丈夫なんでしょう

白いシャツでも
黒いトレーナーでも
汚れは汚れで
しみはしみです

汚れが目立つか目立たないか
その違いがあるだけ

つまり汚れは目立たないほうがいい

服を汚せばショックだし
汚せば汚れた服を着ているのは
恥ずかしい

服だけじゃなくて
もっと別のものも
きっと汚れてしまう



ついた汚れやしみは
洗い落とせばよいのですが
墨汁やインクを落とすのは
家庭のお洗濯では
なかなか難しい場合もあります

真っ白なシャツについたしみは
完全に落とさなくては
なかなか着る気にならないかも
しれません

汚れの目立たない色柄なら
最悪完璧にはしみを落とせなくても
傍目にわからなければ
自分が妥協することで
またふつうに着ることが
できるかもしれません

洗濯を繰り返せば
だんだん薄くなるかもしれません

そのうち自分でも
どこにしみがあるか
わからなくなるかもしれません


真っ白なシャツなら
一発アウト

色柄ものなら
ギリギリセーフ

汚れても恥ずかしくないし
洗って目立たなくなれば
長く着られて経済的




だけど

ついた汚れに違いはない

どこが汚れたのか
なにで汚れたのか

わからなくしてしまうことで

いったいなにが大丈夫なのか


本当に清潔な生活とは
いったいなんだろう

汚さずに生きられないと
あらかじめ
わかっているなら

汚れの目立たない服を着て
汚れるショックや恥ずかしさから
身を守ることがよいのだろうか

家庭のお洗濯で限界があるなら
プロのクリーニングに任すのか

それとも
薄汚れた白かった服に執着して
恥を忘れて虚勢を張るのか

落ちない汚れを落とすことに
残る一生を費やすのか




そんなことを
考えているうちに

洗濯機
終わりそうです