JR東日本と支配勢力が新自由主義的な地方切り捨てという地域環境の破壊の動きを強めている。今回は久留里線廃線という形でその思惑を衆目にさらけ出す形となった。

久留里線路線図
田園の中を走る久留里線

 久留里線は千葉県房総半島の片田舎を走るローカル路線として知られている。JR東日本管区で主要の赤字ローカル路線である事から一部のマスコミやYouTuberから馬鹿にされたが、沿線の農民らにとって都市部に出る為の大事な足であり、また鉄道が走っている事は地元の誇りでもあった。

 しかしJR東日本はそういった地元の農民や労働者、学生の声を全て黙殺し、大赤字路線の久留里線の一部区間廃線という冷酷な決断を下した。
県下最大の鉄道労組「動労千葉」

 千葉県の鉄道労働組合「動労千葉」はこのJR東日本の新自由主義的かつ反民衆的、反農労者的な決断に対して地元の農民、労働者、学生らと共に抗議のストライキを行っている。

 この路線が廃線されてしまえば益々房総半島の過疎化と少子高齢化が加速するのは間違いない。
総理大臣の石破茂

 全ては石破戦時内閣による対外戦争に向けて国力のすべてを軍事に集中する国家改造の一環だといえる。久留里線の久留里―上総亀山間は、第2次世界大戦末期の1944年、当時の軍部により「不要不急の路線」とされて廃止になった歴史がある。この歴史が再び繰り返されようとしているのだ。
陸自の軍事行進
 
 JR東日本は「久留里―上総亀山間の1日平均乗客数は64人」「100円の収入を得るために必要な経費は1万3580円で、採算性は同社の中で最も悪い」という宣伝を繰り返している。だが、この区間の昨年度の赤字額とされる2億3500万円に対し、49億6800万円の赤字を抱える羽越本線の村上―鶴岡間は、廃線の対象にされたことが一度もない。それは、ここが戦時には軍事物資を運ぶ貨物輸送ルートになっているからだ。

 久留里線の廃線は民営化と国鉄分割の最大の弊害ともいえる。地元住民の声を無視し労組の声を無視し、民営化を推し進めた支配勢力は国民を虫けらとしか思っていないのだろう。

 今こそ労働者による反戦、反政府の革命の狼煙を全国にとどろかせよう!
動労による反戦ポスター