自民党最大派閥の安倍派(清和会)の会計責任者である松本淳一郎被告が、2017年から2022年までの約5年間に合わせておよそ6億7500万円のパーティー収入などを派閥の政治資金収支報告書に収入として記載せず、安倍派議員の裏金作りに加担したとして政治資金規正法違反の虚偽記載の罪で懲役3年の実刑判決が言い渡された。


 自民党裏金疑惑では昨年政治資金規正法違反で逮捕された池田佳隆議員、柿沢明宏氏に次ぐ3人目の有罪者となり、自民党裏金議員は戦々恐々としている。

安倍派の会計責任者 松本淳一郎

 そして更に大きな疑惑が持ち上がった。それは現首相石破氏が率いた自民党石破派(水月会)のパーティー券キックバック問題、すなわち裏金作りだ。

 10月神戸大学の上脇博之教授が石破首相と彼が率いた自民党石破派(水月会)の政治資金収支報告書での費用の不記載、虚偽申告の問題を暴露したと日本共産党機関誌のしんぶん赤旗が報じた。
石破首相

 更に同月4日に上脇教授は石破首相と側近議員らを政治資金規正法違反の容疑で刑事告発した。東京地検に送られた告発文は石破派議員らの言い逃れの出来ぬ裏金作りの疑惑がびっしりと書かれていた。

 石破氏は昨年自民党裏金疑惑が取り沙汰された際に安倍派二階派議員らに対し「謝って済む問題ではない」「政治家失格」など厳しい批判を浴びせていたが自分の事を棚に上げるとは正に彼の為にある言葉自分達もしっかりと裏金作りにせいを出していたわけだ。

 しかし党内野党を気取り、自民党内でも比較的人気の高かった石破氏であるが結局金権政治を行っているという腐ったリンゴの入った箱でリンゴの腐敗が連鎖するように自民党という箱に入ったリンゴに期待してももはや変革は得られない。
上脇博之神戸大学教授

 石破氏を告発した上脇教授は今年5月にしんぶん赤旗に寄稿した文にて「金権政治を正すにはしんぶん赤旗の購読者を増やし、共産党の支持者を増やさなければならない」とおっしゃった。

 正にその通りだ。立憲民主党や維新の会は今になって自民党の金権政治や腐敗政治を批判しているが、自民党がイケイケの時は金権政治への批判は何もしなかった似非野党、偽野党勢力である。
政権交代を目指そう
日本共産党

 共産党だけが野党内で唯一、一貫して自民党の企業献金や政治資金パーティーの問題を批判してきた。自公や野党のふりをする自公の補完勢力に票を入れればどうなるか?金権政治は益々酷くなるだろう。真の野党である共産党を市民の手で育てよう!