今月20日、最大野党の立憲民主党代表の泉健太衆議が提出した岸田内閣に対する「内閣不信任決議案」は立憲民主党、国民民主党、日本共産党、日本維新の会など主要野党が賛成したものの与党自民党及び公明党から造反が起こらず令和新選組も棄権した為賛成167票、反対288票となり反対多数で否決された。

岸田文雄首相

 最大野党 立憲民主党の泉健太代表は与党自民党の裏金汚職問題について、趣旨弁明で「『裏金問題』の経緯や使途は明らかになっておらず改正政治資金規正法の中身も抜本的な政治改革に踏み込めない検討項目ばかりのやったふりでしかない。負の遺産を一掃するため衆議院を解散し、国民の審判を仰ぐべきだ」と自民党の政治政資規制法改正案を批判した。
最大野党立憲民主党の泉健太代表
自民党の西銘元復興大臣

 これに対する反対答弁で西銘元復興大臣は「わが党は責任政党として政治活動の自由と政治資金の透明性を両立した法案を提出し、各党の提案も受け入れて修正を加え、成立させた。実効性を無視し『禁止、禁止、廃止、廃止』と聞こえのいい看板を掲げ、将来に無責任な野党とは覚悟も中身も全く違う」などと聞き捨てならない妄言を吐き散らした。今1番将来性も責任も覚悟も中身もないのはお前ら自民党だろうが!しかしながら今回の自民党の内閣不信任案否決はそれまで提案型野党(癒党)と呼ばれていた維新などの似非野党からの反発も出てきている。

【各党党首の政府批判】
立憲民主党 泉健太代表
「野党側から不信任決議案に賛同してもらい、本会議で賛成が167という結果を出せたことは良かった。政権交代できるよう頑張りたい。自民党は中途半端な政治改革案に賛成し、不信任決議案にも反対したということは、改革の意欲がないと言える」との談話を発表。

日本維新の会 馬場伸幸代表
「自民党は全く反省していない。きょうの本会議でも、相手を威嚇して攻撃するようなヤジを言ったり、討論でけんか腰の言い方をしたりしていた。本当に反省しているなら、もう少し真摯(しんし)な態度で臨むべきだ。今回の政治とカネの問題で国民の怒りのボルテージは頂点に達しており、簡単に自民党を許すことにはならない。自民党は野党に転落すべきだ」と話した。

日本共産党 田村智子委員長
「不信任決議案は否決されたが、国民から見て、到底、岸田政権が信任に値しないことは明らかだ。改悪としか言いようがない改正政治資金規正法を押し通し、岸田総理大臣みずからが幕引きをはかるのは許されない。日本を行き詰まらせる『亡国の政治』を行っており、引き続き、政権を追い込んで、衆議院選挙で自民党政治を終わらせるために全力で頑張る」と岸田政権の政資規制法改正案を批判した。

【岸田を選挙で打倒】
 2025年に予定されている衆院選まで残り1年となった。世論次第では今年の解散総選挙もあり得る。岸田は内閣不信任案否決を受け「今の課題を先送りにせず対処する」と言っているが今1番の課題は円安、物価高で疲弊する国民を見捨てる亡国装置岸田内閣である。岸田増税棄民政権の選挙での打倒こそが我々国民の最大の課題だ。