今日28日に投開票が行われた衆院補欠選挙は

結果的に与党自民党の大敗、最大野党立憲民主党の大勝に終わった。


いずれの選挙区でも立憲民主党の候補者が勝利

 今回補欠選挙が実施されたのは、島根1区、東京15区、長崎3区の三選挙区だ。いずれも自民党候補者及び維新の会候補者が敗れ、立憲民主党候補者の勝利に終わった。特に島根1区を含む山陰地方強力な自民党の地盤で自民党の野党転落時も自民党候補者が当選しており島根1区だけで考えると2009年の自民党の歴史的大敗による政権交代より酷い結果となった。また日本維新の会も大阪以外での地域では大して強くないという事を露呈させた。

 自民党本部は選挙戦敗北の原因を探っているようだが敗因は明らかに国民を無視し物価高やコロナに何の対策も取らず増税と軍拡で国民や労働者階級を苦しめた岸田首相にある!

 今回の衆院補欠選挙の結果は様々な意味で自民党政権に手痛い打撃を与えたと思う。衆院選の前哨戦と位置づけられる今回の選挙で大敗を喫した今の自民党の体制では衆院本選を戦えないという声が自民党の内部からも上がっている。

 自民党の中では岸田首相を辞任に追いやり別の首相を擁立する事で裏金問題を払拭し国民の非難を逃れようとする議員もいるようだが今では岸田政権の退陣だけでは済まないのではないかという意見も聞かれるようになってきている。すなわち自民党政権自体に国民が幻滅しているのだ。