能登半島地震による死者数が遂に100人を超え126人となった。安否不明者も200人以上おり帰宅困難者も多数出ている。


 能登半島地震は、直近の地震では最大規模とされ観測史上初めて震度7を記録し甚大な被害をもたらした阪神淡路大震災のマグニチュードを上回り阪神M7.3<能登M7.6、阪神淡路大震災についで観測史上二番目に震度7を記録した新潟県中越地震(中越震災)の犠牲者をも上回っていることから中越68<能登(現時点で126)、この地震が如何に甚大な被害だったかが分かる。


 しかしこれほどまでに被害が拡大したのは地震の大きさだけではない。岸田政府の対応遅れも主要な要因である。

 

 下のグラフは、東日本大震災と熊本地震と今回の地震の政府の対応を比較したものだ。↓


東日本大震災時の政府の対応

熊本地震と今回の地震の政府対応の比較

 まず目につくのが派遣された自衛隊の人数の差だ。自民党やネトウヨが悪夢悪夢と騒ぐ民主党政権は、東日本大震災時に約8000名もの自衛隊員を派兵しているし、あの腐敗した安倍政権の時ですら初日に約2000名もの自衛隊員を被災者救助のため派遣している。一方岸田政権が今回の能登地震で派遣した自衛隊員はたった1000名で安倍政権の1/2.民主政権の1/8となっており如何に今回の政府対応が悪いかが分かる。

 これに対しネトウヨは、見苦しい言い訳で岸田内閣の擁護に走っている。特に「今回は、元旦に地震が発生したので自衛隊を大量派兵出来る程の補給線が整わない」や「そもそもそんな大した被害じゃなく東北や熊本の地震と比べるべきでない」といった意見は、ネトウヨ達の岸田擁護の代表的な言い訳としてtwitterやyoutubeなどで散見されている。全く意味不明な言い訳としか言いようがない。↓


↑ネトウヨのご感想、政権擁護発言

 ネトウヨは、「自衛隊は、正月休みで補給の問題もあり動けなかった」というがそもそもネトウヨのいう自衛隊の正月休みとは何なのか?そもそも本来国を守る者に正月休みなどあるのがおかしいのではないか?この国は正月に外国の攻撃を受けたら何も反撃出来ないのか?それこそネトウヨが野党批判でよく使う安保軽視では無いのか?岸田内閣を擁護するネトウヨの言い訳は「日本は正月に攻撃されたら反撃出来ない国」と外国に言いふらしているも同じである。ネトウヨこそ日本の弱みを外国に伝える売国奴、非国民なのでは無いのか?

 また補給線云々もネトウヨの政権擁護の代表的な言い訳だが実の所全くの出鱈目理論である。今回の地震では落石や土砂崩れの影響で確かに多くの道路が遮断され大人数の自衛官を派遣すれば補給が滞る可能性があるとは言え地震による土砂崩れによる道路の封鎖は3.11の時も起きている。しかし民主党政権は、前述の通り今回の岸田政権より多くの自衛官を派遣し救助や復旧などに当てている。故に今回の自衛官派遣の遅延は単に岸田政権の対応が遅れているだけと言える。
  
 また岸田を擁護するネトウヨからは地震の規模を過小評価する声があるが今回の地震の規模は、間違いなく戦後地震の5本の指に入る程の物であり決して軽視出来ないのだ。

 何はともあれ今回の地震の被害が拡大した理由は80%がた岸田総理にあるといっても過言ではない。岸田内閣の災害対応が後手後手に回り被害が拡大する中このまま岸田が総理で良いのだろうか?今後余震が収まれば石川県の災害復興が重要になってくるが果たして岸田総理に復旧の任が務まるだろうか?私は無理だと思う。

 この現場を救えるのは真の愛国者である山本太郎さんだけだと私は思う。

国会議員で唯一被災地に駆けつけた山本太郎