ウクライナ戦争勃発以後、ゼレンスキー政府の支持率が最も低い39%を記録した。戦時政権としては非常に危機的な数値だ。


ゼレンスキー大統領

 ウクライナ戦争が長期化する中、ウクライナの調査機関が先月末に発表した世論調査ではゼレンスキー大統領の政権支持率が39%と戦争勃発時の93%を大幅に下回る結果が出た(ちなみにプーチン大統領は90%代~80%代の高支持率を維持している)。

 なぜゼレンスキー政府の支持率が下落したのか?答えは簡単である。
①政権に蔓延る汚職
 ウクライナは建国以来、一握りの政治家と財界人が国家の利権を独占する政治構造が続いておりゼレンスキー一味も例外ではない。

 今年1月には、大統領府のティモシェンコ副長官が汚職疑惑で更迭された。

ティモシェンコ副長官

 更にレズニコフ国防大臣も食料支援をめぐる汚職が持ち上がり更迭逮捕され政府は国民の激しいバッシングを受けた。

レズニコフ国防相
建国以来続く汚職大国
 世界各国の汚職を監視するNGO「トランスペアレンシー・インターナショナル」が発表している「世界汚職国指数」でウクライナは180カ国のうち116位となっている。ウクライナはその他のベネゼエラやパキスタン、カンボジアやソマリアと並び汚職大国と評されている。汚職は建国以来の難題だ。
欧米諸国は汚職を批判
 一方でウクライナを支援している欧米諸国はウクライナ政府に対して汚職を防止するよう強く要求している。ウクライナにとって欧米諸国は頼みの綱である。しかしその頼みの綱である欧米では今汚職塗れのゼレンスキー政府への支援を停止すべきとの声が高まっている。

 スロバキアのフィツォ首相は、支援した資金が適切に使われている保証が必要だと指摘しEUに資金面での支援をしないよう働きかけた。また米国のイエレン財務長官もゼレンスキーらに対し汚職対策に力を入れなければならないと求めた。

 ゼレンスキー氏は今月4日EUのフォンデアライアン委員長との会見で「ウクライナは改革を続ける。新たな法律を制定し汚職防止のシステムを機能させる」と意気込んだが汚職という建国以来の難題をどう対処するか未だ不透明だ。
②大統領と軍部の不協和音
 またゼレンスキー大統領とウクライナ軍部の不協和音も大統領支持率低下の原因であると考えられる。

ザルジニー総司令官

 ウクライナ戦争が長引く中、兵士や国民には厭戦ムードが高まっている。これを受けザルジニー総司令官は「戦争は膠着状態で打破出来ない」という認識を示した。

 それに対して実際の戦場の様子を知らないゼレンスキー大統領や政府高官らは激しく反発。
ゼレンスキー大統領は4日の記者会見で「膠着状態ではない」と国軍総司令官の認識を全否定した。また今月3日には軍特殊作戦最高司令官のホレンコ氏が突如解任された。

ホレンコ司令官

 ホレンコ氏の解任理由は不明ではあるが戦場の実態をゼレンスキーら高官に伝え休戦するよう訴えたからではないかとされる。ただホレンコも解任されるとは思っておらず「理由は分からない。報道で知った」と不満を漏らした。まるで戦時中の天皇と大本営のように戦場の実態を無視し実現不可能な要求をひたすら軍部に突きつけるゼレンスキー政府と戦場で戦う軍部には埋めがたい溝が出来つつある。
③徴兵制やネオナチなどで厭戦気分高まる
 もう一つの理由が徴兵制とゼレンスキーのネオナチ的強権統治だ。

 ウクライナではウクライナ戦争勃発に伴い総動員令が出され18〜60歳の男性が徴兵の対象となっている。ゼレンスキー政府はウクライナの愛国戦士が自ら積極的に志願していると嘯いているが実態は違う。英BBCは徴兵逃れで2万人が出国。そのためウクライナ政府はロシア同様、男性の出国を禁止にした。その後約2万1千人が兵役逃れのため川を泳いだり徒歩で国境を超えたり隣国のルーマニアに逃亡を図ったとしてウクライナ当局に拘束された(国民の出国を許さないとかここは北朝鮮か!)

 ゼレンスキーのこのような極端な徴兵政策で自国民を強引に戦場に駆り立てる一方、ウクライナ政府の高官の子弟などは結構な割合で徴兵逃れを行っており国民の不満とヘイトをかっている。

 またウクライナ国内ではこの戦争の正当性に疑問を抱く人が出てきている。当チャンネルでも何回も触れているようにゼレンスキーとネオナチ的民族主義武装勢力とは深い関係がある。特にアゾフ連隊などその代表格だろう。そしてそのアゾフ連隊がウクライナ軍と一緒になってロシア人居住区を侵略したことによりウクライナ戦争が勃発したのだ。すなわち戦争の元凶はネオナチを野放しにし協力さえしたゼレンスキー政府だと言える。(実際ゼレンスキー政権はロシア系住民を徹底的に迫害し伝統的にロシア系住民の居住区だった場所を侵略した)

 一方ロシアのプーチン大統領はロシア系住民の保護と非ナチ化を名目にウクライナのネオナチに応戦したまでで停戦に向けた交渉を模索している。反ロシア戦争狂の米国とネオナチの支援を受けたゼレンスキー政権がロシアへの差別感情を理由に拒み続けているのだ。

 このようなゼレンスキーの対米従属、反ロシア、人種差別主義的なネオナチ外交もウクライナ国民の不興をかっている。
来年春の大統領選挙
 一方来年春に予定されている大統領選挙では約5年間のゼレンスキー政権に対する国民の審判がくだされる。野党候補のアレスとビッチ氏はロシアと停戦しロシア系住民の居住区をロシアに譲渡しその見返りとしてNATOに加盟するという案を出している。領土より命という訳だ。また反ネオナチを掲げゼレンスキーの親米傀儡のネオナチ政権を厳しく批判している。専門家の中にはウクライナでは厭戦気分が取り締まれない程膨らんでおり政権交代の可能性もあり得ると指摘していた。

 テレビや新聞に写るウクライナのゼレンスキー大統領はロシアに国土を侵略された悲劇の国の大統領を演出している。また独裁者プーチンに立ち向かう民主主義の救世主のようにも報じられるが実際の彼は今までも何回も触れてきたようにネオナチと共謀しロシア侵略を働いた戦争狂で汚職まみれでプーチンに引けを取らぬ独裁者である。戦争を終わらせるために必要な事はゼレンスキーを大統領の地位からひきづりおろす事であると言える。

 また日本も他人事ではない。ウクライナのゼレンスキー大統領がロシア敵視政策により戦争を引き起こし総動員令や徴兵制が復活した訳だが日本の岸田も中国への敵視政策や防衛費増額などの戦争準備を着々と進めている。また汚職も増えた。このままでは日本もウクライナのような国になってしまうだろう。