主人の転勤で地元に帰りました。近くの大学病院に転院して治療を続けることになり、外来で精神神経科に受診。しばらくは悪性症候群のような治療をしていましたが、病棟がいっぱいで3か月以上経ってからの入院となりました。まずは新患紹介で教授や助教授の先生方がいる中で紹介されるのですが、『君はぜんぜん鬱病じゃないじゃないか!』と教授の先生に怒られ?内心、別に私がそう決めたわけじゃないも〜ん💦と大学病院のドラマ、白い巨塔を思い浮かべながら、嫌だ〜!何このオッサン!と思っていました。

珍しい患者だったのか?あらゆる検査をして、やはり持病の甲状腺疾患から『橋本脳症』の疑いで1年近くかかるという検査をして、ステロイドパルスをすすめられました。過敏な体調や痛みも相変わらずでしたが、子どもの頃ステロイドでムーンフェイスになり、顔の血管も浮き出て友人関係でも苦い思い出があり、またそのステロイドから抜け出す時も大変なおもいを経験していたので、その治療はお断りしました。それがよかったのか悪かったのか、まだよくわかりません💦

入院して1〜2か月は色々な検査をして土日には家に帰る生活をして、結局また電気けいれん療法をすることになりました。飲んでいた精神薬はセルシン1種類に変更になり、電気をしながら減らしていく感じでした。

その頃の私は大量の汗で夜はバスタオルを敷き、シャツの中にもタオルを入れて寝ていましたが、これは減断薬からくるものなのか?それとも単に更年期からくるものなのか?よくわからず😨ただ耐え忍んでいました。

退院した後もまたメンテナンスで電気けいれん療法を間を開けながらしていましたが、最後の方はやっても効果が感じられないといつも先生に話していたのですがきいてもらえず、主人に話して外来について行ってもらって話したらすぐにやめることになりました。

精神科の患者の言うことはまったくきいてもらえないんだということがこの時ハッキリわかりました。(残念)

結局、私は電気けいれん療法を49回もしました。私の脳みそやらは大丈夫なのか、今後早くボケてしまうのではないか?ALSなどの難病になりやすい?色々心配です。

記憶がなくなる…とききますが、ある部分は抜け落ちました。それは、精神薬を飲んでいた数年間の記憶です。その間に行った旅行など、行ったことは覚えていても、どこを観たのか、何を食べたのかもハッキリせず。地理的なもの、ここに行くにはどうしたら?一方通行がどこか?そこらへんも忘れてしまい、最初の頃は困りました。

本来、細かいことやこの時どうだったとか、しっかり覚えている人間だったのが、こんなにも忘れてしまうんだと、ショックを受けましたが、それでも子どもの頃や学生、結婚した後の記憶は友人よりもはっきり覚えていて、私なりに精神薬を飲みながら体験した頃の記憶がなくなってしまうのかな?と思うようになりました。


今日は長かった…読み返すのも疲れる(笑)