みなさん、こんばんは
今日は、国際小児がんデー。
今日という日は、ほんの少しだけ私の小児がんと闘った日のことを話したいと思います。
私は、10歳でユーイング肉腫という小児がんを宣告されました。
小学校5年生でした。
悲しむ時間さえなく、考えたり悩んだりする時間さえなく、ただ現実(がんと宣告された)を受け止めました。
治療はとても過酷で辛く、抗がん剤で髪は抜け食欲を失い、病室のカーテンを開けた先の外からの光で頭痛や吐き気が止まらず、病室のベッドの上でカーテンを締め切る日々。
看護師さんや医師が歩く廊下の音や、同じ病棟の子どもたちの声が、抗がん剤の影響で音に敏感になり辛かったことは今でも忘れられません。
本当は、同じ病棟の友達と話をしたり、大好きな看護師さんや先生(医師)と話す時間が好きなのに、それが辛いと感じる治療の日々は私を孤独にさせました。
それでも、当時沖縄の実家で飼っていた愛犬の秋田犬のレオに会いたい、故郷の沖縄に帰りたいという希望を持ち、明るく前向きに治療を受けていました。
私のがんは、完治しました。
高校2年の時でした。
私は、沢山の大好きな病棟の仲間たちと別れを告げた日々を今でも、覚えています。
絶対、生涯忘れません。
今日は、2月15日国際小児がんデーの日。
小児がんは、治療を終えた後も、心身に課題を抱え、自立や就労に困難を伴う場合があります。
多くの子どもたちが、大人になった今も小児がんの影響による後遺症(晩期障害)などの悩みを抱え、悩みを打ち明ける身近な人や場所がない方もいます。
どうか、皆さん。
小児がんを経験し悩んでいる方が居たら、
小児がん経験者の会という場があることを知って欲しいです。
私が出来ることは、伝えることだけですが、
沢山の子どもの尊い命が今も必死に病気と向き合い闘っています!
暗いことばかりではなく、病棟の子どもたちは明るく本当に明るく生きています
今日だけでなく、これから沢山の方が小児がんの子どもたちのこと、経験者や家族のことを知ってもらえるきっかけになれたら嬉しいです。
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写真は、沖縄そばにポークと卵とネギを乗せたもの
私の大好物なんです、笑
今日も、明日も皆さんにとって笑顔いっぱいの一日になりますように


