進撃の巨人   #62   希望の扉





☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」  「第61話 闇夜の列車」


★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」


★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」


★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」



「私たちは見捨てられたんだ。だから壁に囲まれた収容所に住んでいるんだよ」



「私たちには悪魔の血が流れているからね。お前にお父さんがいないのもそのせいだ。お父さんはマーレ人だから、エルディア人と一緒にはいられないんだよ。マーレ人に生まれていれば...」



(そうだ。あの頃、俺はマーレ人になるために戦士を目指してたんだ...)



「誰が歩けと言った。走れ。薄汚い豚の末裔ども...」



「お前ら知ってるか。あと数年でパラディ島に攻撃を仕掛けるってさ」
 (お、ジーク若いw)



「俺たちが巨人を継承する時が来たんだよ。俺たち7人の中から一挙に6人だ」
ライナー 「やった。これでマーレ人になれる」
ポルコ 「はあ? 何が『やった』だ。ひとり余るんならドベのお前だろ」



「お前の長所は何だよ。体力か? 頭脳か? ...お前が評価されたのは試験で綴ったマーレへの忠誠心だろ『島の悪魔どもは僕が必ず皆殺しにしてみせます』ってな」
「俺たちの任務をバカにするのか。それともお前はエルディア復権派の残党か? ...俺が隊長に報告してやる」
「てめえ... ざけんな、この野郎!」
 (ライナー、ポルコに殴られ倒れる)
「島の恨み節くらい誰だって言えるんだよ。てめえはひとりで13年待つんだな」



「俺はマーレ人になって母さんと父さんと3人で暮らすんだ。13年も待ってられない...でも、あいつの言う通り俺ドベだから...」
「継承権を決めるのはポルコじゃない。それに忠誠心は大事だと思うけど...ねえ、アニ」
「え? 何? 聞いてなかった」



「でも、いいの? そんな目標があるのに...13年しかないんだよ」
「13年で英雄になるんだろ。パラディ島の悪魔を成敗すれば世界が救えるんだ。そしたら俺は世界一の自慢の息子になれるんだ...」



「はあ~なんか起きねえかなあ~」
「エレン。ここにいたんだ...」



「女型の巨人。こいつは何でもできる汎用性が強み。高い機動力と持続力に加え硬質化を交えた攻撃技は凄まじい破壊力だ」



「範囲は狭いが無垢の巨人を呼び寄せることもできる。レオンハートが最適だ」
 (アニ・レオンハート)



「鎧の巨人は硬質化に特化した巨人。あの全身で体当たりすれば鉄の扉も破壊できるだろう」



「マーレの盾となり攻撃を引き受ける巨人には...(まあ...) 我慢強いブラウンが合っている。
 (ライナー・ブラウン)



「顎の巨人は強襲型だ。小ぶりな分、最も素早く強力な爪と顎で大抵の物は砕ける」



「機転の利くマルセルに託した」
 (マルセル・ガリアード)



「獣の巨人は相変わらずだ。他より多少デカいってだけの巨人がまさか投球技術でここまで恐ろしい兵器になっちまうとはな」



「何よりやつの血には秘めた力がある...」
 (ジーク・イェーガー)



「車力の巨人は並外れた持続力で長期間の任務に対応できる。用途に合わせた兵装も可能で作戦の幅が広がる」



「判断力のあるピークで間違いないだろう」
 (ピーク・フィンガー)



「そして超大型巨人。破壊の神だ」



「フーバーなら使いこなせるだろう」
 (ベルトルト・フーバー)



「島の悪魔どもには同情しちまうよ。ある日突然アレが殺しにやって来るんだからな」
「確かに新設の戦士隊は先代より能力が上。だが軍の決定には疑問がある。子供に始祖奪還計画を託すなど俺には正気とは思えん」



「そうか? たった今その子供たちが国をひとつ潰して見せたじゃないか」



「おかしいだろ。なんでドベのお前が選ばれるんだ。どんな手を使いやがった」
「へっ、ドベはお前だった。それだけだろ。ポッコ」
「てめえー」
「ポルコ。お前軍の決定に逆らうのか...ライナー。すまない」
殴り掛かるポルコをマルセルが止めるそしてライナーに謝る。









「父さん。そうなんでしょ。母さんは僕が生まれる前この兵舎で働いていた。そこで母さんと、カリナ・ブラウンと会った...ほら見てよ。僕と母さんは名誉マーレ人になったんだ。ここで一緒に暮らす...」
「ふざけるな。あの女に言われて来たんだろう。俺に復讐するために...よりによってガキを戦士に。お前の出自が調べられたら俺の一家はおしまいだ...俺は逃げきってやるからな。お前らエルディアの悪魔の親子から」

『...父なんかいなくても俺は鎧の巨人を託された選ばれた戦士。島の悪魔から皆を救い世界の英雄になるんだ』



「やっぱり夜道はあまり進めなかったな...」
「本当に壁を破壊しても壁の王は始祖の巨人を行使しないのかな...」
「いまさら何言ってんだ。マーレの研究を信じろよ」
「そうだ。後戻りはできない。俺たちは明日、壁を...」
「...まさか島の悪魔を殺すことをためらっているのか? やつらが何をやったか忘れたのか。俺たちは世界を代表して悪魔を裁くべく選ばれた戦士なんだ」



「すまない。ライナー、すまない。お前は本当は戦士に選ばれるはずじゃなかったのに...俺がお前を持ち上げたり弟を貶めたりして...軍に印象操作したんだ...」
「は?」
「俺は...弟を守りたかった。すまない...ライナー、すまない...」



「なんで...謝るんだよ...」



(さまよっていた無垢巨人のユミルと遭遇。ライナーを庇ってマルセルはユミルに食われる。ライナーは逃げ出す)



「長距離走であんたに負けたの初めてだよ...すぐにあの巨人を押さえておけば顎を失わずに済んだのに...もうマルセルは帰らない...もういい、帰ろう...顎を探して帰る。どこかで人の姿に戻っているはずだ...どのみちマルセルの指揮なしじゃ任務を果たせっこない」
「待て。ダメだ...帰れない。このまま任務を続行するんだ」
「確かに、あんたはこのまま帰れば鎧をはく奪されて次の戦士に食われる。私の知ったことじゃないけど...」
「俺だけだと言い切れるか。3人とも逃げた責任を俺だけが問われるのか? 自分たちだけは粛清されないと確信をもって言えるか?...顎の回収も得策じゃない。そいつが顎の巨人を使って逃げたら俺らの巨人じゃ捕まえられっこない...とにかく、このままじゃ俺たちはおしまいなんだよ。始祖を獲得しなきゃもう故郷には帰れないんだ」



「何で...その冷静さの100分の1でも発揮してくれれば、顎もマルセルも失わずに済んだのに...自分の身を守るためなら私たちを脅すってわけ?...」
「...マルセルが必要なら俺がマルセルになるから...これが俺たちが故郷に帰る唯一の手段だ...帰ろう。みんなで...故郷に...」

そして...



その日、人類は思い出した。やつらに支配されていた恐怖を。鳥かごの中に囚われていた屈辱を...
 (と第1話のナレーションを思い出した)



超大型巨人の中のベルトルトは、



エレンの母カルラを食べた巨人(ダイナ)と遭遇していた。



『俺は戦士になりたかった。母の願いを叶え父と3人で幸せに暮らせると思ったから。でもそんなことを望む父はどこにもいなかった。母は叶わないとわかっている夢を見続けていた...俺は選ばれるはずのない戦士で今日死ぬはずだった...なんで謝った...なんで俺なんかを助けた...』



『嫌だ。まだ終わりたくない...』



『まだ何もわかってないんだ』



ウォール・ローゼへ。

「アニ...ベルトルト...ごめんな...マルセル。俺、本当の戦士になるから...」



(いた。エレン、ミカサ、アルミン)



「問おう。貴様は何しにここに来た」
「人類を救うためです」



「俺の村はウォール・マリアの南東の山奥にあった。あれは明け方だった。やけに家畜が騒がしく耳慣れない地響きが...急いで窓を開けたら...(窓の外から巨人が覗いていた) その後は覚えてないが馬に乗って逃げたんだ...ちょうどお前らぐらいの子供を3人残してな...」
 (ベルトルトがエレンに話していた故郷の話はこれだね)



「よう嬢ちゃん。こんなジジイをつけ回すとは、なかなか男を見る目があるようだな」
 (ケニーだ)
「...母から父親の話を聞かされて育ったから一目でわかって...」
「そりゃ感動的だな。パパにハグしてほしけりゃ、まず両手を上げろ」
「絶対にないと言い切れるの?」
「妹に誓ってねえな。そいつは俺が一番笑えない冗談だ」



「ひどいよ...パパ」
 (アニ逃げる)



「あんたたちが友だちと遊び疲れてぐっすり眠る頃、私は王都のドブの中を這いまわった。あいつがいたんじゃ、もう限界...集めた情報を持ってマーレに帰ろう。どんな情報でも歓迎してくれるよ」
「本当にそう思っているのか。この5年の成果を持ち帰ればマーレは失望するだろう」
「じゃあ何? どうしろっての?」
「ウォール・ローゼを破壊する。始祖の巨人をあぶり出す手段はもう他にない」
「あんたらの友だちは大勢死ぬね」
「何度も言ってるだろう。やつらは友だちじゃない。悪魔だ。だが信頼を得るのは損じゃない...」
「吐きそう。これ以上顔を近づけないでくれる?」
ベルトルト
「ずっと同じ夢を見るんだ。開拓地で首を吊ったおじさんの夢だ。何で首をくくる前に俺たちにあんな話したんだろうって...」



「エレン。少し休め。死んじまうぞ」
「くそ...ライナー...どうやったらなれる? お前やミカサみたいになるにはどうやったら...このままじゃ俺は何も果たせず終わっちまう...」
「ただやるべきことをやる。ただ進み続ける」



「それしかねえだろ」
「ああ、そうだよな」
「巨人を一匹残らず駆逐するんだろ。お前ならやれる」



(おおー出た神画)



(引き金を引こうとした時、ファルコが壁ドン「くそ、このままじゃダメだ」)



「そうだ。俺にはまだあいつらが...」



「病院...」
「おーい」



「経過は順調みたいですね。会話できるくらい回復して...」
「まあな。ここに心的外傷の治療に来ているが俺のは嘘だ。記憶障害で家まで帰れないってことにしてるが本当は帰りたくないだけだ。今は家族に顔を合わせづらくてな」



「病院の人に言うか? 」
「そんなことは、しませんよ」



「ケガしてるな。戦士になるための訓練か?」
「ええ。でも俺はなれません。同じ候補生に優秀なのがいて...俺の出番はなさそうです」
「それはよかった。君はいいやつだ。長生きしてくれるなら嬉しいよ」
「でも俺はそいつを戦士にさせたくなくて...」
「どうして? その候補生は女の子か?」
「ここじゃ有名なやつですよ。この前の戦争でも活躍したくらいで...誰だって次の鎧はあいつがいいって言うはず...でも俺は力がないから何もできないまま終わるんだ」



「俺はここに来て毎日思う。何でこんなことになったんだろうって...心も体も蝕まれ徹底的に自由は奪われ自分自身も失う...こんなことになるなんて知っていれば誰も戦場なんかに行かないだろう。でも皆何かに背中を押されて地獄に足を突っ込むんだ。大抵その何かは自分の意志じゃない。他人や環境に強制されて仕方なくだ。ただし自分で自分の背中を押したやつの見る地獄は別だ。その地獄の先にある何かを見ている。それは希望かもしれないし、さらなる地獄かもしれない。



「それは...歩み続けた者にしかわからない」

★次回 『手から手へ』

☆宿泊しました ('◇')ゞ

  会津芦ノ牧温泉・大川荘   ☆2020/07/02撮影



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☆鬼滅の刃の無限城に似ていると話題の『浮舞台』

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☆16:00~18:00は三味線の演奏があります。動画も撮りましたがブログに上手く貼れなかったのでよろしければ YouTube でどうぞ。

【動画はこちら】

☆『三味線の音色と川の流れるせせらぎの音でお出迎え』なんだけど動画は水の音ばかり拾ってしまった...m(__)m

【夕食】

☆食事は食事会場でしたがテーブルの間隔が広かったのでよかったです。

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☆創作寿司。左から三番目は会津名物の馬刺し。

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☆会津産サラダ

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☆写真の順番変だけどw 前菜。茄子田楽、車麩海老パン、玉子焼、もずく酢、もろこし豆腐、地鶏のクリスピーチキン南郷トマトソース。

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☆椀物は汲み上げ湯葉すり流し。

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☆丸茄子と鱧煮おろし。と、この前に魚か肉か選べるメインがあったけど写真撮り忘れ~紹介しようと思って魚と肉を頼んだんだけどね。ほぼ食べ終えてから気づいたw 魚料理は白身魚ポテト餅焼。肉料理は牛ステーキ。どちらも柔らかくて美味しい。量は多くなく特に魚は一口でいけそうwww

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☆会津蕎麦。

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☆デザート

☆レストランの酒はそんなに高くなかったし部屋で湯上りに飲むビールは自販機が数か所にあって良心的な感じ。

☆食事はどれも美味しかったです。でも特にこれが凄く美味しかったとか、また食べたいというのは思い出せないなあ...まあ不満はないです。安かったし。

☆全館禁煙で喫煙所はロビー階に一か所。定員2名だったかな。ちなみに言ってなかったけど私は2年ほど前にタバコをやめていて主人もつられてwやめたので喫煙室の利用はなし。

【朝食】

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☆他に一人用鍋の味噌汁。ご飯、漬物、お茶などは取りに行くタイプだったのでちょっと嫌だった。いや最初はいいんだけど食事途中で追加でもらいに行く時ってみんなマスク忘れてるし...

☆食べ物の話ばかりだな。温泉の話もしないとだわ。露天風呂は『たな田』と『空中露天風呂』の二か所。自然に抱かれた感じで趣があるが山の中に暮らす私にはあまり感動はなく、ちとお湯がぬるかったのが残念。

☆なんかあまり褒めてないけど、久しぶりのお出かけで楽しかったです。県民割引を利用したのですが、まだGo to なんちゃらとかの前だったし営業再開して数日目で宿泊客も多くなく、風呂に行ってもガラガラでよかったです。その後は鬼滅効果で週末は県外からのお客さんで満室とか聞きました。静かな時に宿泊できてよかったです。

  進撃の巨人   #61   闇夜の列車




☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」

★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」

★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」

★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」



☆「半島の自治権をめぐる戦争に4年も費やしたあげく敵艦隊とこちらの主力の巨人2体があわや刺し違える失態を演じた。人類の英知はついにマーレの鎧を粉々に砕くに至った」



☆「どの国もそう報じ中東連合国をたたえている...マーレの勝利だと言えるのか? マガト。これはどういうことだ」



☆「元帥殿。いよいよその時が来たのです。人類が巨人の力を超えるその時が。我々が巨人の力を過信し植民地政策を進める中、諸外国はそれに抗うべく兵器の開発に力を入れた。その純然たる結果を突きつけられているのです」



☆「それでも我が巨人兵器は当分の間、陸上戦においては無敵を誇るでしょう。しかしこのまま航空機が発展していけば爆弾が雨のように降り注ぐ」



☆「その時には大地の悪魔たる巨人は、ただ空を見上げ続けるほかなくなるでしょう」
(ん? 屋根ないのかそこ...w)
「羽の生えた巨人はいなかったか」
「元帥殿。つまり我々はもう巨人の力に...」
「わかっておる。近い将来、我々は戦争の主導権を失う。いやすでに遅れをとっている。かつては悪魔エルディアを討ち取りし英雄の国マーレが今や何たることだ...」



☆「恐れながら元帥殿。進言のご許可賜りたく存じます」
「驚異の子ジークよ。言ってみろ」
「今こそパラディ島作戦を再開し始祖の巨人奪還を急ぐべきです。マガト隊長のおっしゃる通りマーレは今後、通常兵器の開発に力を注ぐべきです。しかしそれまで諸外国が黙っているでしょうか。今我々に必要なのは軍備再編までの時間。それには一刻も早くマーレがパラディ島を占拠し、すべての巨人の力を収めたという新聞の見出しが必要なのです」



☆「うーん。お前の任期はあと一年足らずだったな」
「ええ。コルトが私の獣の能力をすべて引き継げるのかとても不安でして...」
「そうだな。残り一年の命をもって4年前の雪辱を果たしたいというわけか」
「そのとおりでございます。あの忌まわしき驚異グリシャ・イェーガーの行いに終止符を打つのは、かつての息子である私でなくてはなりません」



☆「悪かったなコルト。お前をダシにしちまって」
「いえ。素晴らしかったです。エルディア人がマーレ軍元帥に意見を通すなんて。ジークさんの獣の能力は歴代とは全く違う。まるで話に聞く始祖の巨人だ。どうして特別なんでしょう。王家の血をひいているわけでもないのに」
「さあな。結局俺が死ぬまでわからず仕舞いだろう。あ、記憶を継承するお前には知られちまうかもな。俺の秘密...」



☆「一年でパラディ島をおとせるらしいな」
「私には一年しか残されていないという話ですよ」
「この3年間パラディ島に向かった調査船は1隻も帰ってきていない。ジーク。お前はこれをどう見る?」
「軍の船が32隻も沈められたのならそれは巨人1体の仕業とは考えにくい」



☆「少なくともエレン・イェーガーを含む巨人が2体以上、調査船に立ちふさがったのではないでしょうか」
「同じ意見だ。島を攻めるには戦艦の支援が必要になるだろう」
「ええ。そして何より敵の脅威は巨人だけじゃない」









☆「待っ...」



☆「楽しい夢でも見てるみたいだったから起こさないでおいてやったよ」
「あの時の礼をまだ言ってなかったな。ガリアード...助かったよ」
「礼には及ばん。そもそも9年前に俺が鎧を継承していればこんなことにはならなかった。兄貴がお前をかばってその辺の巨人に食われることもなかった」
「マルセルの記憶を見たのか」
「いいや。だが前身のユミルって女のことは少しわかった」



☆「大層な名前をつけられた哀れな女だ。兄貴の顎を返してくれたのも、あの女の意志だろう?」
「ああ。そうだ」
「じゃあ、お前はあの島で何をしたんだ? 誰かに助けられてばかりじゃねえかよ...女の記憶を見たが...ありゃ何だ? ずいぶんと頼れる男を気取っていたようだったが...まるで兄貴の真似事じゃねえか」



☆「ポッコ。艦砲射撃をくらった人をいじめちゃダメだよ」
「その名で呼ぶな。ピーク」
「大丈夫か」
「人間に戻るのは2か月ぶりだからね。そのたびに二足歩行を忘れてしまうよ」
「それよりライナー。ガビたちに顔を見せてあげなよ。すごく心配してたよ」
「そうしよう」



☆「久しぶりに会った気がするな」
「えー。戦場じゃいつも一緒だったろ」
「まあ...しばらくは休めるだろう」
「だといいね」



☆「なあ、巨人が戦争で役に立たなくなったら俺たち戦士隊は...エルディア人はどうなるんだろうな...」



☆「あーライナー! もう歩いていいの? 」
「ああ。みんなも大丈夫だったか」



☆「ねえ、私たちレベリオの本部に帰れるんだって。それまでにこの街をまわろう...」



☆「待てガビ。そっちは子供が行っちゃダメだってマガト隊長が...」
「でも私、隊長が行ってるの見たよ」



☆(ベルトルト、マルセル、アニ...)



☆「待って...」



☆「え?」
「そっちの店はまだお前らには早い」
「え~」
 (ん? この後姿...)





☆コルト 「お前らは見たか。エルディアの女神・ガビの雄姿を。ガビは800の同士に代わり果敢にも走行列車に挑んだ...このバカタレが誰のために命を張ったか? 俺にはわかるぞ。それは君たちエルディア人部隊のために他ならない...うおおおおお」



☆「やつらを黙らせてきます」
マガト隊長 「今宵だけだ。目をつぶろう」



☆「ガービ! ガービ! ガービ!」



☆「また見事に担がれたな」
「兄に酒を飲ませるのが悪いんです。ガビもすぐ調子に乗るから...」
「しかし実際に鎧の継承権を獲得するのはガビになりそうだ」
「ええ。あなたを慕う少女がこのまま鎧を継承すればガビの寿命は27歳...あなたはそれでいいんですか?」
「今おまえ何て言った? 九つの巨人を継承する名誉を冒涜したのか? もしこれを報告したらお前はコルトや親族と共に巨人兵器に加えられる」
「ま、待ってください。発言を訂正させてください。戦士候補生ファルコ・グライスは己の一族を悪しきユミルの血から解放すべく、この血を生涯マーレに捧げます」



☆「では九つの巨人を継承する名誉を何と心得る」
「名誉マーレ人として栄誉と誇りを授かり祖国マーレへの忠誠を存分に示す権利が得られることと存じます」
「鎧の巨人を継承したいのか」
「鎧の巨人を継承するのは俺です」
「そうだ。お前がガビを救い出すんだ。この真っ暗な俺たちの未来から」





☆「誰が兄に酒なんか飲ませたんですか」
ピーク 「コルトが欲しそうな顔してたから」
ジーク 「まったく。ピークちゃんの思いやりを車両中に吐き散らすなんて」
マガト 「昨夜は黙らせるべきだった...」



☆「昨夜はまんまと担がれたんだってな...」
「いいじゃない。担がれるうちが花だよ。実際、大活躍、だったんだもん」
「ピークさん...」



☆ブラウン副長...もし副長が俺と同じ考えでエルディア人を戦争から解放したいんだとしたら...信じていいのか...





☆家族と再会



☆ピークちゃんの父 (病気みたい)



☆ジークの祖父母。



☆「コルト! ファルコ!」



☆「父さん。母さん」



☆「ライナー。疲れたでしょう。帰ってゆっくりなさい」
「母さん。そうさせてもらうよ」



☆心的外傷を負ってしまったエルディア人負傷兵にファルコは声をかける。
「大丈夫ですよ。きっと良くなりますよ。もうあなたは戦わなくていいんですから...」



☆「どっか~ん! 狙ったとおり! 装甲列車は脱線してひっくり返った。作戦大成功」



☆「でも敵は逃げ去る私に機関銃を撃ってきた。鉛玉をくらう寸前のところでガリアードさんが顎の巨人で私を守ってくれたの」
「すごいわ。ガビ」
「お前の勇気が多くの同胞の命を救ったんだ。お前はエルディアの救世主だ」



☆「ライナー。ガビは戦士になれそうなのかい?」
「ああ。ガビが鎧の巨人の継承権を得るのは決定的だと思う」
「それはよかった。一族からふたりも戦士を授かるなんて...誇りに思うよ。あとはあの島に住む悪魔どもさえ消えてくれれば...エルディア人はみんな幸せになれるのにね」
「でもライナー。お前でさえ島の悪魔から逃げるのがやっとだったんだろ」
「ダメだよ父さん。凶悪で残虐な悪魔たちの住む島に5年も潜入してたんだよ。どんなにつらい目にあったか...機密情報じゃなくたって言えないよ」



☆「いいや、話せることもある。俺はあの島で軍隊に潜入したんだ。連中はまさしく悪魔で残虐非道なやつらだったよ」
「入隊式の最中突然芋を食い出したやつがいた。教官が咎めると悪びれる様子もなく答えた。うまそうだから盗んだと。そんな悪党だがさすがに悪いと思ったのか芋を半分譲ると言った。しかし差し出した芋は半分には到底満たないものだった。やつらに譲り合う精神などないからな。本当にどうしようもないやつらだった」
 (サシャ(*´艸`*))
「便所に入るなりどっちを出しにきたのか忘れるバカだったり、自分のことしか考えてねえ不真面目なやつに、人のことばっかり考えるクソ真面目なやつ。突っ走るしか頭にねえやつに何があってもついていくやつらだったり...それにいろんなやつらがいて...そこに俺たちもいた。そこにいた日々はまさに地獄だった」
(コニー、ジャン、マルコ、エレン、アルミン、ミカサwww)
「少し話し過ぎた...忘れてくれ」



☆「いろんなやつらって何? 悪いやつらでしょ」
「そうだよ、ガビ...島にいるのは世界を地獄にした悪魔だ。いつまた強大な巨人で世界を踏みつぶし進撃してくるかわからない。それを阻止するのは私たち善良なエルディア人でなくてはならない」



☆「私たちを置き去りにして島に逃げたやつらに制裁を与えなくてはならない。私たちを見捨てたやつらに...」



(ん? 何?)



☆「おばさん、すごく心配してたよ。島からひとりだけ帰ってきて別人みたいになったって...」
「...12歳だった息子がオッサンになって帰ってくれば、さぞかし心配させるだろう」
「何か...嘘ついてる」
「嘘? 何のことだ」
「私にはわからないけどカリナおばさんにはわかるみたいだったよ」



☆「珍しいですね。戦士長の部屋に集合なんて。マーレ軍の人は?」
「この部屋にはいない。お茶ぐらいたまにはいいだろ」
「さて、先の戦いで通常兵器が巨人兵器を上回る未来がより明確に知れ渡った。マーレが弱ればエルディア人はより生存権を脅かされる立場になる。これは民族滅亡の危機だ。唯一の解決策は早急に始祖の巨人とパラディ島の資源をマーレに納めること。まずは改めてあの島の脅威を強く世界に知らしめなければならない」



☆「物語には語り手が必要だ。それをタイバー家が引き受けてくれるそうだ」
「戦鎚の巨人を管理するタイバー家?」
「確かにタイバー家は一度も巨人の力を敵国に向けたことがない。なにより巨人大戦でフリッツ王を退けた一族として諸外国に顔が利く。世界は耳を傾けざるをえないでしょう」
「しかし広い土地で優雅に暮らしてきたタイバー家がいまさら出てきて英雄を気取るなんて...虫が良すぎませんか」
「気持ちはわかるがタイバー家も祖国マーレを憂いているんだ」
「これで祖国マーレが救われるならありがたいことです。俺たち戦士もタイバー家と協力して英雄国マーレ復活の礎となりましょう」
「そうだ。近くこのレベリオで祭事が行われる。諸外国の要人や記者を招いてタイバー家は宣言を行う」



☆「一年以内にパラディ島を制圧すると。エルディア人とマーレ人の運命はこの作戦にかかっている。もう失敗は許されない。祖国マーレの未来のために今一度、皆の心をひとつにしよう」



☆「ガリアードは多少不満があるようだが、まあ任務となれば徹底するやつだ」
「密室でこの内容なら問題ないだろう」
「ジークの一言がなければな」



☆この部屋にはいない...か。俺はまた行くのか...あの島へ...

★次回 『希望の扉』

   【大内宿】  

 ☆2020/07/02撮影
     福島県南会津郡下郷町大内