☆読んだ本の覚書です。
ババヤガの夜
内容紹介
(河出書房新社 作品紹介より)
2020年「文藝」秋季号の特集「覚醒するシスターフッド」にて全文発表され、同年10月に単行本化、2023年5月に文庫化。
喧嘩しか取り柄のない新道依子は、ある日、関東有数の暴力団の屋敷に連れてこられ、組長の一人娘である短大生の送り迎えと護衛を命じられる。気の合わないふたりの奇妙な同居生活のなかで、依子はこの家に隠された、ある秘密に触れていく。
物語終盤で明かされる大胆不敵な大仕掛け。繊細かつ哀切に描かれる、女と女の名前のつけられない関係――
一気読みの直後、二度読み必至。ラストで明かされる衝撃の仕掛けとは?
圧巻のシスター・バイオレンス・アクション!
【感想】
『日本人作家初 ! 世界最高峰のミステリー文学賞 ダガー賞・翻訳部門2025受賞作』
ということで読んでみました。英語に翻訳されたものが受賞したもので、日本語の本を読んでどうなの? ってちょっと思ったんだけど、作家さんのビジュアルが凄く印象的なので読んでみました。
王谷晶さんの作品は初めてです。作品の内容より作家さんの見た目に興味を持つのは失礼かもだけど、受賞速報に写真があってオシャレな髪形だなあと思って見たら両腕にタトゥーでピアスもいっぱい。それと同性愛者を公表しているらしいし不思議な方とか思って。
感想は、面白かったです。たぶん、読み終えるまでの時間は今年の最短記録だと思う一気読みでした。まあ暴力的なのは受け付けないとかいう人には無理かもですけど、依子が乱暴で強くてカッコいいです。途中「あれ?」とか思いながらドンドン読んじゃいました。
組長のお嬢さんとの関係は、愛に発展とかは勘弁してほしいなと思いながら読んでいたけどそんな単純なものじゃなかったみたい。最後は「そうきたか~」って感じで騙された感も後味悪くなかったです。
で、いつもの作品とあまり関係ない写真です。ちょうど読んだ時に飾ってあった玄関の花。作家さんの写真のイメージぽいかなと思って。

黄色いバラの花言葉を調べるとまず出てくるのは『友情』『平和』なんだけど他に『嫉妬』『別れ』などネガティブな意味もあるみたいです。ちっとも平和的でない物語。ふたりの関係は友情とは違うもので...とにかくサクサク読めるのでおすすめです。一度騙されてみるのもいいかも。
(テーマをちょっと修正などしております)