進撃の巨人 3 #41 (3期4話) 『 信頼 』



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☆前のお話は → 「第38話 狼煙」 「第39話 痛み」 「第40話 昔話

★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話

★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話

(トップの画像は話の内容と関係なくなってきたかもw)

リヴァイたちがいる場所に近づく足音は憲兵団のマルロとヒッチだった。

マルロ:「しかし、おかしいと思わないか。調査兵団が民間人を殺して逃げ回っているなんて。彼らは人類のために自分の命を投げうっている集団なんだぞ」
ヒッチ:「あんたねえ、忘れたの? 彼らがストヘス区でやったこと。あの街を戦場に変えたこと。私たちがいくつもの死体を運んだこと。アニがまだ見つかっていないこと...」
マルロ:「だが彼らは潜伏していた巨人を見つけ出して捕らえることに成功した。そんなことを他の兵団にできると思うか。調査兵団がこのまま解体されたら人類は...」

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ふたりは川にいたアルミンを捕らえようとするが逆に捕まった。

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エルヴィンの尋問が始まった。

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記者と話すナイル・ドーク師団長。

「では調査兵団が民間人を殺害したことは間違いないと?」
「状況証拠から見ればな。ただ我々もまだ正確なところを把握できてはいない」
「つまり捜査は中央憲兵の主導で行われたということですか」
「おい、ピュレ。すみませんドーク師団長。こいつはまだ新人でしてね。この壁の理をわかっとらんのですよ。中央憲兵に関わることは一切記述しませんので。例の新型立体機動装置についても」
「助かるよ。ロイ」

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ナイル:『新型立体機動装置...散弾なんぞ巨人には無力だろうが人を殺すならそれだ。まさに調査兵団を殺すためだけにある兵器。そして我々にもその存在が隠されていたということは、我々はあの銃口が向けられる対象外ではないということか...』

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憲兵に追われて逃げるリーブスの息子。行き止まりに追い詰められたところをハンジが立体機動装置を使って助ける。

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「よろしく、フレーゲル。私はハンジ・ゾエ。早速だけど憲兵に追われてるってことは、お父さんの死の真相を知ってるってことだね? 何があったか教えてくれ」
「俺がションベン行ってる間に親父は中央憲兵のやつらに...黒いコートの長身の男が親父を殺したんだ...」

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この真実を明らかにしようというハンジに俺の証言なんて意味がないとフレーゲル。現場にいたことは中央憲兵にバレているみたいだから壁の中を逃げ回るしか俺の人生は...と泣いた。

「こうは思わないかフレーゲル。一生天敵に脅えてネズミのようにコソコソ生きてくぐらいなら命を投げうってでもその天敵に一矢報いてやろうと」
「思わねえよ。誰もがあんたらみたいな生死観で生きてるわけじゃないんだ...」
「商会や家族に真実を教えてあげたくないのか」
「そりゃ、あんたらの都合だろう」
「当たり前だ。お前も自分の都合を通してみろ...さあ、ついてきてもらうよフレーゲル」
「いやだ。もうあんたたちは負けたんだ。敗者なんだよ」
「何いってんの。調査兵団はいまだ負けたことしかないんだよ」

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リヴァイ:「さて、ストヘス区憲兵支部所属、マルロ・フロイデンベルク二等兵。同じくヒッチ・ドリス二等兵。お前らの処遇だが...」
 ヒッチ:「あなたたちのせいでストヘス区の人民が100人以上死にました。あなたたちは自分が正義の味方のつもりなのかもしれませんが被害者やその家族は突然地獄に落とされたんですよ」

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ヒッチはアルミンとミカサに同じ南方訓練兵団出身のアニ・レオンハートと仲が良かったかと聞いた。アニのことをまだ何も知らなかったのに、あの日以来見つかっていないのは巨人にグチャグチャにされて見分けがつかなくなったからでしょうと言うとリヴァイは答えた。

「いいや、潜伏していた巨人の正体がアニ・レオンハートだったからだ。まったく...嫌になるよな。この世界のことを何も知らねえのは俺らもみんな同じだ。この壁の中心にいるやつら以外はな...」

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出発と同時に開放するとふたりに言うと、あなたたちが間違っているとは思えない。世界の不正を正すことができるなら何だってやるから協力させてくださいとマルロ。体制を敵にまわす覚悟があるか計れないからダメだとリヴァイが言うとジャンが俺にやらせてくださいと言った。任せるとリヴァイ。

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ジャンは逃がすのは危険だから自分の独断で殺すことにしたとふたりに告げるが躓いてナイフを落とす。ナイフを拾いヒッチを逃がしたマルロにどっちが早いかやってみるかと銃を向けるジャン。

マルロ:「待て。俺は本当に味方だ」
ジャン:「俺たちにつくなんて信じられるわけねえだろ。どう考えたら劣勢の俺たちが今から人類を救えると思えるんだよ」
マルロ:「じゃあ、なんであんたは、そんな調査兵団なんかやってんだよ...俺は入る兵団を間違えたよ。あんたが今も命をかけて戦い続ける限り俺はあんたを信じる」

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マルロはナイフを放しジャンも信頼できると確信するが戻ってきたヒッチが棒でジャンを殴り倒した。よせ、彼は俺を試しただけだとマルロ。

マルロ:「なあ、あんたもし俺がナイフを振り下ろしていたらどうするつもりだったんだ? なぜ俺をそこまで信用した?」
ジャン:「なんか、お前、俺の嫌いなやつと似てたからな...あのバカに...」
マルロ:「そのバカって、アニが言ってたやつと同じやつか?」
ジャン:「知らねえよ。バカばっかいるから...お互い半端者で助かったな。お前の覚悟は証明できた。これならリヴァイ兵長も納得するはずだ。俺たちに力を貸してくれ」

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 マルロ:「あそこが最も警備が手薄な検問所です」
リヴァイ:「よし。あとは俺たちでやる。お前たちは怪しまれないうちに隊に戻れ」

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リヴァイ:「マルロ、ヒッチ。助かった」

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検問所を正面突破。

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リヴァイはこいつには聞くことがあると中央憲兵をひとり捕まえて移動する。

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中央憲兵に追い詰められるフレーゲル。こんな廃墟に逃げ込むなんてバカだねと言い、お前を逃がしてしまった時は殺されるかと思ったと銃を向けるロゲールにどうして親父はお前ら中央憲兵によって殺されたんだ? と質問した。

死ぬ前に知りたいんだと言うフレーゲルにロゲールはペラペラ話す。調査兵団から人をさらうよう中央憲兵が依頼したこと。リーブスはそれを裏切って調査兵団の側についたこと。依頼を断っていても命はなかっただろうということ。
「バカなやつだ。従業員やこの街に固執してなきゃなあ...」

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「あんたなんかにゃ、わかんねえよ。知ったふうな口ききやがって。親父は俺に教えてくれたよ。商人は嗅覚が大事だってな。だから俺は嗅ぎ分けた。親父たちの無念を晴らせる人たちを俺は選んだ。お前らはもう用済みだ。上を見ろマヌケ」

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ハンジとモブリットが上から下りてきて憲兵を倒した。パンチでロゲールを倒し痛がるハンジに、分隊長、ワイルドすぎますとモブリット。

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ハンジ:「やったぞ。聞いたか、みんな」

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「廃墟に見えたか。あんたから見りゃそうだろうが、悪いな...俺らはこうなっちまった所にもまだ住んでんだよ。全部聞いたぜ。中央憲兵の企みは」
「ここにいる全員が証人だ」

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何が事実かを決めるのは王政だ。俺にこんなことしてタダで済むと思うなよと言うロゲールの上にフレーゲルが乗っかった。
「みんな...安心してくれ。この街はリーブス商会が守る。今日から、フレーゲル・リーブス...俺が会長だ。だから...よろしく...お願いします...」

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みんなが拍手をした。よろしく頼むよ会長。声が小さいぞ。と声が飛ぶ。
ハンジ:「就任おめでとう。じゃあ、憲兵を頼んだよ」

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その様子を新聞記者も見ていた。

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エレンとクリスタはどこだと捕らえた中央憲兵を痛めつけるリヴァイ。知らないと答えた憲兵は、出頭しなければ囚われた調査兵は全員処刑される。最初は最高責任者のエルヴィン・スミスからだと言った。

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「調査兵団の命には優先順位てものがある。それを承知のバカどもの集まりが俺らだ。エレンとクリスタの居場所を言え」
「し、知らない。本当に教えられてないんだ。ケニー・アッカーマンはとても用心深い」
「アッカーマン? それがやつの姓か? まあ確かにやつは教えねえよな。大事なことは特に...」

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「あっちから誰か来ます。複数います」

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「王への謁見が決まったぞ。そこで調査兵団の解体とお前の処分が下される流れだ」
「ナイルか。お前の家はどこだ? ストヘス区だったか? マリーは...お前の家族は元気に暮らしているのか?」
「元気に暮らしている。子供たちもマリーも。最近は帰れていないが...場所はウォール・ローゼ東区だ...何なんだこの質問は...」

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「ピクシス司令にあることを委ねた。もしその時が来ればだが...その時、俺はただ見ている。選ぶのはお前だ。そして彼らだ」

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「それで結局、エルヴィンからは何も出なかったのだな」
「ああ。ニックがウォール教の司祭だった事実は知らなかった。ヒストリア・レイスという名前は本人の自己申告...その一点張りだ」
「...まあよい。やつはすでに籠の中の鳥だ。死を待つだけのな」
「やつを死刑にしさえすればすべては元通りだ。これまでと同じように壁の秘密は守られ壁内の平和も守られる。永遠にな」

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「エルヴィン、最期に言い残したいことはあるか」

★次回 「回答」
     
【感想】
マルロとヒッチ。マルロはマルコと入力ミスしそうになるから紛らわしいとか思ったけど、熱いやつだったね。おかっぱだけどw ヒッチはもっとビッチぽい気がしていたが、いいとこあるね。それにしても、いきなりアニが巨人だったと聞いたらビックリだよね。

フレーゲル。頑張ったね。大活躍だ。カッコよかったよ。それと、気にしてなかったけど、ハンジさんとモブリットって強いね。そしてやはり名コンビだ。

エレンも巨人も出てこないけど、おもしろくなってきたみたい。謎の美女も登場みたいで次も楽しみです。

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