☆最近よんだ本です('◇')ゞ



【物語のおわり 湊かなえ】
★2018/1/4発売 朝日新聞出版
厚い本は4年くらい前に出ていたと思う。文庫化されたので購入。

☆湊かなえさんといえば『イヤミス』くらいに思っていたから、これも後味悪いかなあと思いながら読んだけど全然ちがった。読後感がいい作品です。嫌なミステリーも嫌いじゃないんだけど、ここいうのいいなあと思いました。

☆あまりネタバレしちゃうと読む楽しみがなくなるから小出しにしとくけどw いろいろな悩みを抱えた人たちが北海道にひとり旅をするんだけど、その途中で知らない人から未完の物語を手渡され、その結末を考えたり、自分のこれからの生き方も考えるというもの。

【空の彼方】
最初に出てくるのは未完の物語。「この物語に続きはない...おわりのない物語は、旅のお伴にするにはちょうどいいかもしれない」と終わっていて、ふたつめの話からは、この物語を受け取った悩める旅人たちの話になります。

【過去へ未来へ】
妊娠三か月で癌が発覚した女性。子供を産んでから科学治療を受ける決断をして夫も理解してくれたが子供の成長を見届けることができるだろうかなどと悩み、同じ病気で亡くなった父親が連れて行ってくれた北海道に行くことにする。小樽行きのフェリーで知り合った萌という少女に読んでみてくださいとコピー用紙に印刷された小説をもらう。自分が書いたものではなくてもらったもので、返さなくいいから、もしおもしろかったら誰か別の人にも勧めてくださいと萌は言った。

【花咲く丘】
プロのカメラマンを目指していた男性。父親が亡くなって実家のかまぼこ工場を継ぐようにと家族に言われ、夢をあきらめるために写真が好きになるきっかけとなった北海道に行く。ラベンダー畑で知り合ったお腹の大きい女性に好きなときに読んでと小説をもらう。

【ワインディング・ロード】
自転車で北海道を旅する女性。文芸同好会で知り合った彼氏は作家になる夢を持ち続けていたが自分は文才がないから素晴らしいと感じた作品を映像化する仕事に就いてみたいと考える。テレビ制作会社に内定が決まったが自分に自信が持てなくなった。写真家になる夢は保留中という男性に小説をもらう...

☆という感じで『空の彼方』はいろんな人に手渡される。話は8つあるんだけど省略w そして最終的にはそれを書いた女性の夫のもとに届き、最初に出てきた少女の素性も明らかになり、本当の結末が明かされる。

☆悩める人がたくさん出てくるけど、みんなそれぞれ答えを見つけてまた歩き出す感じでよかったです。