進撃の巨人2 #36 「突撃」
☆前のお話は→ 第26話~第35話 あらすじまとめ
★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話」

巨大樹の森に到着したエルヴィン団長はエレンを連れ去ろうと走る鎧の巨人を発見。

「各班、巨人を引き連れたままでいい。私について来い...鎧の巨人がエレンを連れて逃げる気だ。何としてでも阻止するぞ」

アルミン、ミカサたちも鎧の巨人を追う。
ジャン:「追いつけない速度じゃない。間に合うぞ」
ミカサ:「今度はためらうことなく、やつらを必ず殺す。私たちの邪魔をするならユミルも例外じゃない。どんな手を使っても...」

ユミルは口の中に入れていたクリスタを出した。

「クリスタ、いや、ヒストリア。すまなかったな。突然、食っちまって。やっぱ怒ってるだろ?」

何してるの? 私たちはあなたとエレンを助けに...と言うクリスタに助けなくていい、そのままじっとしてろとユミル。
「私はライナーとベルトルトについて行く。お前もだ。この壁の中に未来はねえんだよ」

ユミル:「いいか、ヒストリア。壁外はそんなに悪い所じゃない。お前のことを生まれてこなけりゃよかったのになんて言うやつなんかいないしな」
クリスタ:「そりゃ巨人はそんなこと言わないだろうけど、凄い勢いで食べようとしてくるじゃない」
ユミル:「だ、誰にでも短所のひとつやふたつはあるだろ。そこさえ目をつぶれば割といいやつらなんだよ」
クリスタ:「ユミル、言ってることもやってることもメチャクチャでわけわかんないよ。やっぱりあなたはライナーとベルトルトに脅されているのね」

ベルトルト:「逆...だ」
クリスタ:「そうなんでしょ、ユミル。私も一緒に戦うからこの手を放して。事情があって話せないことがあっても何があっても私はあなたの味方だから」

「ユミル、調査兵団がそこまで追って来てる。無茶してクリスタを連れて来たからきっと追いつかれる。僕らは何のためにここまでしたんだよ。また気が変わったのか? 今度は自分のためにクリスタをこの壁の中に留めるつもりなのか...」

「クリスタ。正直いうとお前をかっさらって来た理由は私が助かるためなんだ。私は昔こいつらの仲間から巨人の力を盗んだ。こいつらの力は絶対だ。このままじゃ私は殺される。でもお前をやつらの差し出すことに協力すれば私の罪を不問にしてくれるようこいつらが取り合ってくれると言った。お前が壁の秘密を知るウォール教の重要人物だからだ」
「この世界の状況が変わった時、お前といれば近い将来保険になると思っていた。私はあの塔の戦いで死にかけて、もう心底いやになったんだ。死ぬのが怖い。何とかして助かりたいって...お前のためみたいなこと言ったけど、本当は全部自分のためだ。頼むよヒストリア。私を...私を助けてくれ」

「言ったでしょ、ユミル。何があっても私はあなたの味方だって」

エレンお目覚め。みんなが追いついて来た。ハンネスの姿が見える。

ミカサがユミルの目を攻撃。エレンを背負ったベルトルトは鎧の巨人の口の中に避難。

ミカサ:「やはり先にユミルを殺さなくては」
クリスタ:「待ってミカサ。ユミルを殺さないで」
ミカサ:「それはユミル次第でしょ。どうする? 私は邪魔する者を殺すだけ。選んで」

クリスタ:「待ってよ。ユミルだってライナーたちに従わないと殺されるの。選択肢なんてないんだって」
ミカサ:「私が尊重できる命には限りがある。そしてその相手は6年前から決まっている」

「ので、私に情けを求めるのは間違っている。なぜなら今は心の余裕と時間がない。クリスタ、あなたはエレンとユミルどっち? あなたも邪魔をするの?」

「やめて、ユミル。抵抗しないで。死んじゃう。動かないで」
口の中ではエレンが縛られたまま暴れ出して、やめろとベルトルト。

ジャン:「そりゃ無理があるぜ、ベルトルト。そいつをあやしつけるなんて不可能だろ」

「うるさくてしょうがねえやつだよな。よ~くわかるぜ。俺もそいつ嫌いだからな。一緒にシメてやろうぜ。まあ出て来いよ」

「ベルトルト、返して」

「なあ、噓だろ。ベルトルト、ライナー。今までずっと俺たちのこと騙してたのかよ。そんなのひでえよ」

「ふたりとも、嘘だって言ってくださいよ」

ジャン:「おいおいおい、お前らこのまま逃げ通す気か。そりゃねえよ。3年間ひとつ屋根の下で苦楽を共にした仲じゃねえか。ベルトルト、お前の寝相の悪さは芸術的だったな。いつからかみんなはお前が毎朝生み出す作品を楽しみにしてその日の天気を占ったりした」

ジャン:「けどよ。お前、あんなことした加害者が被害者たちの前でよく、ぐっすり眠れたもんだな」
コニー:「どうすりゃみんなで生き残れるか話し合ったのも、おっさんになるまで生きていつかみんなで酒飲もうって話したのも、全部嘘だったのか? なあ、お前らは今まで何考えてたんだ?」

「そんなもの、わからなくていい。こいつの首をはねることだけに集中して。一瞬でも躊躇すればもうエレンは取り返せない。こいつらは人類の害。それで十分」

「だ、誰が人なんか殺したいと思うんだ。誰が好きでこんなことしたいと思うんだよ。人から恨まれて殺されても当然のことをした。取り返しのつかないことを。でも僕らは罪を受け入れきれなかった。兵士を演じている間は少しだけ楽だった。嘘じゃないんだ。コニー、ジャン。確かにみんな騙してたけどすべてが嘘じゃない。本当に仲間だと思っていたよ」

「僕らに謝る資格なんてあるわけない。けど誰か、お願いだ。誰か僕らを...見つけてくれ」

ミカサ:「ベルトルト、エレンを返して」

ベルトルト:「ダメだ、できない。誰かがやらなくちゃいけないんだよ。誰かが自分の手を血で染めないと...」

ハンネス:「お前ら、そこから離れろ」

ハンネス:「信じらんねえ。どういうつもりだ、エルヴィン。巨人を引き連れてきやがった。お前ら、今すぐ飛べ」
エルヴィン:「総員散開。巨人から距離を取れ」

鎧の巨人を巨人たちが襲う。クリスタを襲おうとした巨人をユミルが退けた。

ジャン:「何だこりゃ、地獄か?」
エルヴィン:「いいや、これからだ。総員突撃!!」

「人類存亡の命運は今この瞬間に決定する。エレンなくして人類がこの地上に生息できる将来など永遠に訪れない」

「エレンを奪い返し、即帰還するぞ。心臓を捧げよ!!」

突撃する兵士たち。

鎧の巨人が手を放した。今ならとミカサが行こうとするが、周りの巨人が見えねえのか、誰かあそこまで行けんのかよとジャン。

巨人に腕を喰われるエルヴィン。
「進め、エレンはすぐそこだ。進めぇぇぇ!!」
ミカサが鎧の巨人にたどり着き斬りつけるが落下。巨人に捕まったところをジャンが助ける。
ベルトルト:「やっとここまで来たんだ。エレンを連れて帰る。故郷に帰るんだ」
エレン:『くそっ、俺が捕まったせいで、このままじゃみんなが死んじまう』

アルミンがベルトルトの前に立った。
『(何も捨てることができない人に、何も変えることはできないだろう) 何を、何を捨てればいい。僕の命と、他に何を...』
アルミンはアニを見ていたベルトルトの眼差しを思い出した。

「いいの? ふたりとも。仲間を置き去りにしたまま故郷に帰って」
「アニなら今、極北のユトピア区の地下深くで拷問を受けているよ。彼女の悲鳴を聞けばすぐに体の傷は治せても痛みを消すことはできないことはわかった。死なないように細心の注意がはらわれる中、今この瞬間にもアニの体には休む暇もなく様々な工夫を施された拷問が...」

ベルトルト:「悪魔の末裔が。根絶やしにしてやる」

エルヴィンが斬りつける。

背負っていた帯が切れ離れたエレンをミカサがキャッチ。

エルヴィン:「総員撤退」

ユミルを襲っていた巨人をクリスタが倒した。コニーがクリスタを抱えて馬に乗せる。
コニー:「何やってんだよ、お前ら。帰るぞ」
サシャ:「早く帰ってご飯にしますよ」
クリスタ:「コニー、サシャ、私はいいの。ほっといて」

「ユミルが私を連れてかないとライナーたちに殺されるって言ったの。私を差し出せば許してもらえるって。私たちはあっち側へ行くつもりなの」

サシャ:「う、嘘ですよ。そんなん絶対嘘やし嘘に決まっとる」
コニー:「サシャの言う通りだ。今さっきお前を助けるために死に物狂いで戦ってたやつがそう言ったのか? ユミルがやる気出すときなんて、お前を助けるときだけだぞ。まあユミルがどうやって殺されんのか知らねえけどよ、お前ら少し落ち着け」
サシャ:「そうですよ。どう考えても今ここにいたら、ふたりとも死ぬ確率のほうが高いですって」
コニー:「そんぐらいバカにだってわかるぞ」

巨人が飛んで来た。
ジャン:「ライナーの野郎、巨人を投げてよこしやがった」

巨人が当たってエレンとミカサは落馬。

そこに現れたのはエレンの母を喰った巨人だった。
☆次回 最終回 「叫び」
【感想】
・エルヴィン団長 すご過ぎ。片腕喰われて正気で戦い続けるって、もう狂気だわ。
・ベルトルト 「誰か僕らを見つけてくれ」「悪魔の末裔...」なに言ってるんだ、意味わからん。
・アルミン 出た~ゲスミン。前回、なんでこんな時にベルトルトがアニを好きな話になるんだとか思ったけど、こういうことだったんだね。そういえば、1期の女型の巨人の話 (第20話) でアルミンが言ってたな。
「何かを変えることができる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。化け物をもしのぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。何も捨てることができない人には、何も変えることができないだろう」
・ジャン やるじゃん。
・ミカサ 顔が怖い。
