休息のために立ち寄ったウトガルド城跡。巨人の襲撃に晒された調査兵たちは窮地に立たされた。
しかし、その時、突如ユミルが巨人化した。
さらに調査兵団の主力部隊が駆けつけ巨人の撃退に成功した。
だが、この戦いはエレンたちに大きな驚きをもたらすこととなった。

進撃の巨人2 #31 「戦士」



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☆前のお話は→ 第26話~第30話 あらすじまとめ 

★1期はこちら→ 「進撃の巨人 第1話~第25話

ユミルは右側の手足が食いちぎられ内蔵はスクランブルエッグ状態。普通なら死んでる。

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クリスタ:「どうか信じてください。本当なんです。ユミルは私たちを助けるために正体を現して巨人と戦いました。自分の命も顧みない行動が示すものは我々同士に対する忠誠です。これまでの彼女の判断がとても罪深いのも事実です。人類にとって最も重要な情報をずっと黙っていました。おそらくそれまでは自分の身を案じていたのでしょうが、しかし彼女は変わりました。ユミルは我々人類の味方です。ユミルをよく知る私に言わせれば彼女は見た目よりずっと単純なんです」

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ハンジ:「そうか。もちろん彼女とは友好的な関係を築きたい。これまでがどうであれ彼女の持つ情報は我々人類の宝だ。なかよくしたい。ただね、彼女自身は単純でも、この世界の状況は複雑すぎるみたいなんだよね」

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ハンジ:「本名はヒストリア・レイスっていうんだって? あの貴族家の? そう、よろしくね、ヒストリア」

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ユミルは昏睡したまま。出血が止まって傷口から蒸気のようなものが出ている。とりあえずトロスト区まで運んでまともな医療を受けてもらわないとねとハンジ。

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ハンジ:「さて、我々は穴を塞ぎに来たんだった」

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 エレン:「大丈夫か、ライナー」
ライナー:「大丈夫じゃねえな。巨人に腕を噛み砕かれたんだ。ほんとに、参った。もうダメかと...」

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 エレン:「お前ほど強くてもそうなっちまうんだな」
ライナー:「何言ってんだ。こんなのもう2回目だぞ。なあアルミン。一度は巨人の手の中にすっぽり収まっちまったこともあるんだ」
アルミン:「ああ、あの時...」
ライナー:「このペースじゃあの世まであっという間だ。自分で選んだ道だが兵士をやるっていうのは、どうも体より先に心が削られるみてえだ。まあ壁を塞がねえことにはしんどいだのと言ってる暇もねえがな」
 エレン:「ああ、お前らふたりの故郷も遠のいちまうばかりだからな。なんとかここで踏みとどまんねえと」

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ベルトルト:「そうだよライナー。故郷だ。帰ろう。もう帰れるじゃないか。今まで苦労してきたことに比べれば、あと少しのことだよ」
 ライナー:「そうか、あともう一息のところまで来ているんだったな」
  エレン:「はあ? 何言ってんだ、お前ら」

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ハンジ:「みんないいかい。ユミルの件はひとまず後だ。それからコニー、あんたの村には後で調査班を送る手配をするから今はとにかく壁の修復作戦に集中してくれ。いいね」
コニー:「はい」

しかし、現場はもっと巨人だらけだと思っていたんだがとハンジ。そこにハンネスが到着した。

 ハンジ:「駐屯兵団先遣隊だ。穴の位置を知らせにきたんだ」
ハンネス:「穴がどこにもない」

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ハンネス:「夜通し探し回ったが少なくともトロスト区からクロルバ区の間に壁に異常はない」
 ハンジ:「なんだって」
ハンネス:「クロルバ区の兵とかち合って引き返してきたのさ。道中で巨人とも出くわさなかったか」
アルミン:「でも、巨人は実際に壁の内側に出てるんだよ」
 エレン:「ちゃんと見たのか。まだ酒が残ってんじゃねえのか」
ハンネス:「飲むかよ。ていうかお前らなんでこんなところにいるんだ」
 ハンジ:「壁に穴がないのなら仕方がない。一旦トロスト区で待機しよう」

まだ気を抜くなよと言ってハンネスは先に戻った。この5年間になかったことがこんなに一度に起こるなんてどういうことだろうとアルミン。エレンも戻ろうとするとライナーが、ちょっといいか、話があるんだがと呼び止めた。

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ライナー:「俺たちは5年前、壁を破壊して人類への攻撃を始めた」

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ライナー:「俺が鎧の巨人で、こいつが超大型巨人てやつだ」

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  エレン:「は? 何言ってんだお前」
ベルトルト:「何を言ってるんだ。ライナー」
 ライナー:「俺たちの目的はこの人類すべてに消えてもらうことだ。だがそうする必要はなくなった。エレン、お前が俺たちと一緒に来てくれるなら、俺たちはもう壁を壊したりしなくていいんだ。わかるだろ」
  エレン:「はあ、いや待て。全然わかんねえぞ」
 ライナー:「だから、俺たちと一緒に来てくれって言ってんだよ」

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急な話ですまんが今からだとライナー。どこに行くんだよとエレンが聞くとそれは言えんと答えた。

ライナー:「だが、まあ。俺たちの故郷ってやつだな。で、どうなんだよエレン。悪い話じゃないだろ。ひとまず危機が去るんだからな」
 エレン:「どうだろうな...」
アルミン:「お~い、行くよ」

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エレン:『まいったな。昨日からとっくに頭が限界なんだが』

【12時間前 エルミハ区】

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ハンジから、アニ・レオンハートの身辺調査の結果がやっと届いたと話がある。それによると104期の中に2名ほど彼女と同じ地域の出身者がいる。そのふたりは、ライナー・ブラウンとベルトルト・フーバー。5年前の混乱のせいで戸籍資料なんていいかげんなものだが、このふたりは先の壁外調査のとき誤った作戦企画書によってエレンが右翼側にいると知らされていたグループに所属していた。

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アルミン:「あ、女型の巨人が出没したのも右翼側でした」
 サシャ:「えっ、どういうことですか?」
アルミン:「ふたりがアニに情報を流した可能性があるってことだよ」
 エレン:「おい、待てよアルミン。何言ってんだ、お前」
 ハンジ:「わかってるよ、エレン。当然それだけで何が決まるってわけじゃない。念のため訓練兵時代の3人の関係性などが知りたい。どう思う?」

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ライナーとベルトルトが同郷なのは知っていたがアニと親しい印象はありませんとアルミン。エレンもふたりがアニと喋っているのをあまり見たことがないようなと言い、ミカサは覚えていませんと答えた。

 エレン:「でも同期としてはその疑いは低いと思います。無口なベルトルトは置いといてもライナーは俺たちの兄貴みたいなやつで人を騙せるほど器用じゃありませんし」
アルミン:「僕もそう思います。ライナーは僕とジャンとで女型の巨人と戦っています。ライナーは危うく握り潰される直前で...あっ...」

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アルミン:「ライナーが逃げられたんだけど、アニは急に方向転換してエレンがいる方向に走って行ったんだ。僕も推測でエレンは中央後方にいるんじゃないかと話していたけど、アニに聞かれる距離ではなかったし...」
 ハンジ:「ライナーがエレンの場所を気にしている素振りとかはなかった?」
アルミン:「エレンの場所の話をしたのは、ライナーにそのことを聞かれたからでした。それにあのとき女型の巨人が凝視していた手のひらに刃で文字を刻むことができたかもしれない。ライナーなら...」

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エレン:「なんだそりゃ。なんでそんな話になるんだ。お前は...」
ハンジ:「エレン。いや、全員聞くんだ」

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ハンジ:「もしライナーとベルトルトを見つけても、こちらの疑いを悟られぬように振る舞え。もちろんアニ・レオンハートの存在にはいっさい触れるな」

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ハンジ:「彼らがアニの共謀者であってもなくても、うまく誘導して地下深く幽閉する必要がある。全員わかったね」

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  エレン:「お前さ、疲れてんだよ。なあベルトルト。こうなってもおかしくないくらい大変だったんだろ」
ベルトルト:「あ、ああ、ライナーは疲れているんだ」
  エレン:「だいたいな、お前が人類を殺しまくった鎧の巨人なら何でそんな相談を俺にしなくちゃなんねえんだ。そんなこと言われて俺が、はい行きますってうなずくわけがねえだろ」

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ライナー:「そうか、その通りだよな。何を考えているんだ俺は。本当におかしくなっちまったのか」
 エレン:「とにかく行くぞ」

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ライナー:「そうか、きっとここに長く居すぎてしまったんだ。バカなやつらに囲まれて3年も暮らしたせいだ」

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ライナー:「俺たちはガキで何ひとつ知らなかったんだよ。こんなやつらがいるなんて知らずにいれば、俺は...こんな半端なクソ野郎にならずに済んだのに」

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ライナー:「もう俺には何が正しいことなのかわからん。ただ俺のすべきことは自分のした行いや選択に対し」

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ライナー:「戦士として最後まで責任を果たすことだ」

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ベルトルト:「ライナー、やるんだな。今、ここで」
 ライナー:「ああ、勝負は今。ここで決める」

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ミカサ:「エレン、逃げて」

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アルミン:「エレン、逃げろぉぉぉぉ」

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エレンが捕まった。

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ユミルも。

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エレン:「ベルトルト...ライナー...」

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エレン:「このっ、裏切り者がぁぁぁぁぁ」

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☆次回 「打・投・極」

【感想】
うわ、ビックリした。ライナーてば、唐突に静かに正体バラしちゃうから、聞き逃すところだった。えっ、何? って見直してしまったよ。先週からスゴイ展開で目が離せないね。

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