暗殺教室2 #24 卒業の時間



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★前のお話は→ 第1話~第23話 あらすじまとめ  

★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ

僕らは常に守られていた。
厳しいけど同じくらい過保護で、先を生きて学んできた先生によって。

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カエデが助かって喜ぶみんな。殺せんせーは倒れ込むと、疲れましたと言った。

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倒れ込んだ殺せんせーは、いつになく満足気で、いつになく弱々しかった。そして言った。

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皆さん、暗殺者が瀕死のターゲットを逃がしてどうしますか。
わかりませんか。殺し時ですよ。
楽しい時間は必ず終わるものです。それが教室というものだから。

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膨れ上がっていくレーザーの光は、予定に変更がないことを有言に残酷に物語っていた。迷っている時間はなかった。

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磯貝がみんなに、俺たち自身で決めなきゃいけないと言った。このまま手を下さずに天に任せる選択肢だってもちろんある。手をあげてくれ。

殺せんせーを殺したくないやつの声に次々に全員が手をあげた。
磯貝は、殺したいやつと聞いた。拳を握りしめ俯くみんな。

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いつだって銃とナイフと先生がいた。
渚が手をあげた。カエデが、カルマが......全員が手をあげた。
これが僕らの答えだ。
僕らは殺し屋。ターゲットは先生。
殺せんせーは、うんうんと頷いた。

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絆を守って卒業するために恩師に対してすべきこと。みんなが痛いほどわかっていた。

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殺せんせーをみんなで地面に押さえつけた。

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こうしたら動けないんだよねと中村。その通りです中村さん。握る力が弱いのが心配ですけどねと殺せんせー。

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殺すためとか何だとか理由は深く考えなかった。1年ずっと、褒められ、叱られ、育てられたその先生の触手を、みんなが強く握り直した。

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ネクタイの下、心臓だよね。最後は誰がと片岡。顔を見合わせるみんな。渚が歩み寄って言った。

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お願い、みんな。僕にやらせて。

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誰もモンクはねえと寺坂。この教室じゃ渚が主席だとカルマが言った。

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殺せんせーの上に乗る渚。ネクタイをめくると殺せんせーは、ネクタイの上から刺せますよと言った。もらったのその日に穴をあけてしまったので、そのままにしておきました。これも大事な縁ですから。

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さてその前に先生方に挨拶しておかなくてはと殺せんせー。見守っていた烏間先生とイリーナ先生に声をかけた。

イリーナ先生、参加しなくていいんですか。賞金獲得のチャンスなのにと言われたイリーナ先生は答えた。

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私はもう十分もらったわ。ガキどもからも、あんたからも。たくさんの絆と経験を。
この暗殺はあんたとガキどもの絆だもの。

そして烏間先生。あなたこそが生徒たちをこんなに成長させてくれた。これからも彼らの相談にのってあげてくださいと殺せんせー。烏間先生は、ああと頷いて言った。

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お前にはさんざん苦労させられたが、この1年は一生忘れることはない。
さよならだ。殺せんせー。

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さて皆さん、いよいよですねと殺せんせー。
ひとりひとりにお別れの言葉を言っていたら24時間あっても足りません。
長い会話は不要です。
その代り最後に出欠をとります。
ひとりひとり先生の目を見て大きな声で返事をしてください。
全員が返事を終えたら、殺してよし。

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と言っておいて、まさか早退した人はいませんよね。このタイミングで返事しなかったら、先生、自殺しますからねと慌てた。

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では、と殺せんせーが出欠をとる。みんなが返事をする。

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若き暗殺者たちよ。
今からひとつの命を刈り取る君たちは、
きっと誰より命の価値を知っている。
たくさん学び、悩み、考えたはずだから。
私の命に価値を与えてくれたのは君たちだ。
君たちを育むことで、
君たちが私を育んでくれた。
だから、どうか今、最高の殺意で収穫してほしい。
この28人の未来への糧になれたなら、
死ぬほど嬉しいことだから。

殺せんせーが全員の名前を呼び終えた。

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本当に本当に楽しい1年でした。
皆さんに暗殺されて先生は幸せです。
旅立つ者から旅立つ者へ。
命まるごとのエールを。

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渚がナイフを構えた。もうやらなくちゃいけない時間だ。震えが止まらない。波長が乱れている。ナイフを振り上げ大声で叫ぶ渚に殺せんせーの触手が、

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そんな気持ちで殺してはいけません。落ち着いて、笑顔で。

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さようなら、殺せんせー

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はい、さようなら

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よけいな言葉はもう口に出さなかった。
感謝、惜別、すべての感情を刃に込めて、
魂を注ぐように、全身で礼をするように、
僕はナイフを差し出した。

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卒業おめでとう。
最後にそう言った気がした。

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間もなく12時になる。
椚ヶ丘中学校、卒業の日。

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ひと足先に僕らは暗殺教室を卒業した。

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あの後、殺せんせーの面影を求めて教室に戻ると、全員分の卒業証書と卒業アルバム、それと生徒それぞれのアドバイスブックが置いてあった。

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いつのまにかレーザーは撃たれたそうだけど、あのときの僕らには、気づかないくらいどうでもよかった。そのあと現れた現場検証部隊は烏間先生が外で相手を済ませてくれた。校舎内での生徒たちは俺の管轄だからと教室の中を僕らだけにしてくれた。

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殺せんせーが作ってくれた凄まじく分厚いアドバイスブック。冒頭はマンガから入る読みやすい配慮。

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正直、アドバイスが細かすぎてウンザリしてきて、

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気がつけば、みんな涙を忘れてグッスリ眠っていた。

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朝、目覚めて外を見ると、早咲きの桜が、小さく強く揺れていた。

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☆次回 最終話 未来の時間

【感想】
卒業おめでとう。ありがとう、殺せんせー。
事実上の最終回だね。いいお話でした。
殺せんせーって、地面に伸ばすとデカいなあ。そうそう烏間先生が殺せんせーって呼んでいたね。
最後に全員の出席をとるのって、長いけど良かった。そして全員の名前を覚えている自分に気づいた。1期からだと今回で46話。長いつき合いだもんね。
でも声優さんがあまりに上手に泣いていて、私は泣かなかったよw まあリアル中学の卒業式でも泣かなかったけどね。
楽しい時間は必ず終わるもの。来週で終わってしまうのは寂しいけど、しっかり見とどけないとだね。