暗殺教室2 #22 ハッピーバースディの時間



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★前のお話は→ 第1話~第21話 あらすじまとめ  

★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ

「天の矛」「地の盾」 政府は殺せんせーを葬るための最終計画を発動させた。
生徒たちの願いは聞き入れてもらえなかった。

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最後のミッションは全員無事登校すること。
会いたい。会わなきゃ何も終わらない。

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天の矛の充填完了まであと3時間。烏間先生とビッチ先生も状況を見守る。

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山中に侵入者、警戒網を突破されたもようとの報告が入る。
山ではカルマが仕切って殺せんせーの元へと向かう。
警備の各班が消息不明との連絡。どういうことだと聞かれた烏間先生は、あの山は生徒たちのホームグラウンドと答えた。

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あそこで1年、超生物を狙い続け、遊び続け授業を受け続けてきました。今では目をつむっても動けるでしょう。あの学び舎に場所を限れば、彼らは世界最強の暗殺集団だ。彼らは自分たちで判断し計画し決行しました。たとえ我々が制止したとしても全力で突破をはかるでしょう。(親バカねとビッチ先生)

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最後のひとりも渚とカルマの連携で倒した。全隊員の返答が途絶えた。

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殺せんせーがいるバリアの中に入る。音だけでもわかりましたよ。成長しましたね皆さんと殺せんせー。みんなが駆け寄る。

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生徒たちが危険を承知でバリアに入って何になるというのだと怒る隊員に烏間先生は、民間人である彼らを放ってはおけない。追い詰められたターゲットがヤケをおこせば大惨事になるかもしれないから自分とイリーナが行きますと言った。我々なら彼らを説得できる。

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話を聞いて、なるほどねえ、私を殺すレーザーの発射は日付が変わる直前ですかと殺せんせー。あの出力なら完全防御形態すら無効化するでしょうねと言った。

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私たち人質にでも何でもなるから何とかして逃げようと倉橋。殺せんせーは、私の存在が世間に知られてしまった今、もう発射は止められないでしょうと言った。先生はこうなることがわかっていたのと速水の問いに、仮に先生が爆発せずともこれだけの怪物を世界各国が恐れないはずはない。どのみち息の根を止めてしまいたいと思うのが妥当でしょうねと答えた。

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この計画は完璧でした。技術と時間と人員が惜しげもなく注ぎ込まれていた。世界中の英知と努力の結晶の暗殺が先生の能力を上回ったことに敬意を感じ、そのターゲットであったことに栄誉すら感じますと殺せんせー。じゃあ私たちが頑張ってきたのは無駄だったのと矢田。殺せんせーは言った。

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無駄なことなどあるもんですか。君たちは先生の爆発の確率が1%以下だと宇宙へ行ってまで突き止めてくれた。おかけで暗く沈んていたE組に明るさが戻り、そこからの1ヶ月は短かったけど楽しかった。その過程が、心が大事なのです。

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習った過程のすべてを尽くして君たちは会いに来てくれた。先生としてこれ以上の幸福はありません。

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もう時間切れでいいだろう。たった1%のリスクなど俺らは余裕で飲めると寺坂。何で一番近くで過ごした俺らの意見を聞こうとしないんだ。このタコはエロいくらいで何の危険もないのに。納得できないと寺坂グループの面々。殺せんせーは先生からアドバイスをしましょうと言った。

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君たちはこの先の人生で強大な社会の流れにジャマをされて望んだ結果が出せないことが必ずあります。そのとき社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。それは率直に言って時間の無駄です。

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そういうときは、世の中そんなもんだと悔しい気持ちを何とかやり過ごしてください。やり過ごしたあとで考えるんです。社会の激流が自分を翻弄するならば、その中で自分はどうやって泳いでいくべきかを。

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やり方は学んだはずです。このE組で、この暗殺教室で。いつも正面から立ち向かわなくていい。避難しても隠れてもいい。反則でなければ奇襲もしていい。常識外れの武器を使ってもいい。やる気をもって焦らず腐らず試行錯誤を繰り返せば、いつか必ず素晴らしい結果がついてきます。君たち全員、それができる一流のアサシンなんだから。

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君たちが本気で先生を救おうとしてくれたこと、ずっと涙をこらえていたほど嬉しかった。本当ですよ。

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中村に山中の激選でも足音がおとなしかったし甘い匂いがするようですがと殺せんせー。中村は、月が爆発した日から今日でちょうど1年でしょう。確か雪村先生は今日を殺せんせーの誕生日にしたんだよねとケーキを出した。一週間ぶりのスイーツに殺せんせーはヨダレ。

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♪ハッピーバースデートゥーユー♪

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十分すぎる。何と身に余る報酬を得たことだろう。殺せんせーがロウソクを消そうとするとケーキが破壊され柳沢と二代目死神が現れた。

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機は熟した。世界一残酷な死をプレゼントしようと柳沢。僕が誰だかわかるよねと変わり果てた姿の二代目死神は言った。

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自分の技術を持つ者がもうひとりいれば暗殺の幅は格段に広がる。だから弟子入りを志願してきた彼を拾って育てた。力に憧れる男だったから望み通りの力を授けてきた。忠誠心を植え付けるよう絶対的な力の差も見せつけてきた。裏切る要素はなかったはずだ。

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何かが足りないどころではない。あのとき私は何もわかっていなかった。雪村先生の言葉を思い出した。「たぶんその生徒は見てほしかっただけなんですよ、あなたに」

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私は初めての生徒である君を見ていなかったんだ。

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二代目死神は全身が化け物になっていた。柳沢が語る。

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そのタコと同じ改造を施しただけ。違う点は彼が自ら強く望んでこの改造を受けたこと。不出来なイトナや妹とはわけが違う。想像できるだろうか。人間の時ですらひとりで君たちを圧倒した男が比類なき触手と憎悪を得た。その破壊力を。

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二代目死神が殺せんせーを襲う。ソニックブーム。彼の触手は初速からマッハ2を出す。最高速度はマッハ40。要するに基本性能が倍ということと柳沢。二代目の超人的な動体視力と直観力は触手によって増幅され超音速の世界にもたやすく順応した。素人の子どもと違ってあっという間に触手に慣れた。初代がそうであったように。

最大の違いは継続的運用を考慮に入れない触手設計。要するに彼はメンテナンスの必要がない使い捨てだ。寿命は3ヶ月もない代わりに凄まじいエネルギーを引き出すように調整できた。死ぬときも爆発する危険はないしくみだ。安全で完璧な兵器だろうと柳沢は笑った。

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そうやっていつも他人ばかり傷つけて自分は安全なところからと怒るカエデ。柳沢は、俺に死の覚悟がないと、そう思うのかねと言うと自分で薬物を投与した。命などもうどうでもいい。俺からすべてを奪ったお前さえ殺せれば。全身でなくても要所に少しずつ触手を埋め込めば、人間の機能を保ったまま超人になれる。無残に死ね、モルモット。愛する生徒に一生の傷が残るように。

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防戦一方の殺せんせーが、さっきの授業で言い忘れていたことがありますと言った。いかに巧みに正面戦闘を避けてきた殺し屋でも、人生の中では必ず数度、全力を尽くして戦わなければならない時がある。先生の場合、それは今です。

☆次回 ラスボスの時間

【感想】
3Eのみんなの警戒網突破は見事だったね。渚とカルマの連携は最強だな。中学生にやられちゃうのもどうかと思うけどね。そして殺せんせーのハッピーバースデーは感動的でした。
と思ったら出できたな柳沢。二代目死神はとんでもない化け物に変わってしまっていて思えば哀れな気も。殺せんせーはかなり劣勢のようで心配です。
物語も終わりが近づいてきて寂しいね。