暗殺教室2 #11 期末の時間・2時間目



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★前のお話は→ 第1話~第10話 あらすじまとめ  

★1期はこちら→ 暗殺教室 第1期 全話あらすじ

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学園祭が終わって理事長室に呼ばれた五英傑。浅野は、僕らは努力のすべてを注ぎ込みました。学園祭での勝利に満足していますと言った。ずいぶん接戦だったようだがと理事長に言われ、それだけE組に戦略があったということ。圧倒的大差をつけるのは、ほぼ無理かとと浅野が言うと理事長は違うなと言った。

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相手は飲食店だ。悪いウワサを広めるのは簡単だし、食中毒なら命取りにできる。君は害する努力を怠ったんだと理事長。E組のメシに毒を入れろってか。浅野は理事長に、あなたの教育は矛盾していると言った。

どうやったか知らないがE組はこの一年で飛躍的に力を伸ばした。僕ら選ばれたA組とはりあうまでに。しゃくだが僕自身も能力の伸びを感じる。やつらが刺激になっていることは否定できない。標的や手下仲間との縁に恵まれてこそ強くなれた。弱い相手に勝ったところで強者にはなれない。それが僕の結論であり、それはあなたの教える道とは違う。

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浅野の話を黙って聞いていた理事長は、友だちの4人と話がしたいから、3分ほど席を外してくれないかと笑顔で言った。何なんだと思いながら部屋の外で待ち、理事長の入っていいよの声で部屋に戻ると4人の様子がおかしくなっていた。

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ちょっと憎悪をあおってあげただけだよと理事長。君の言う縁なんて、二言三言ささやくだけで崩壊する。私が教える強さとはそんな脆いものではない。期末テストは私がすべて取り仕切る。強くなければ何の意味も価値もない。それを一から教えてあげよう。

物心ついたときから僕の家は教室だった。父が教師で僕が生徒。そして特に教えることがないときは僕たちの間に会話はない。

運転手に車をちょっと止めてくださいと言うと理事長は公園でホームレスに話しかけた。お変わりないようで何よりだがこの街のほうは何やら変化の気配がある。この感じだとまたひと稼ぎできそうだから君にもおこづかいをあげようと言うと地面に一万円札を3枚すてた。お金を拾う男に、大好きなギャンブルに使いなさいと理事長。それにしか生きる喜びを感じられぬよう君を教育したのは私だけどねと笑った。

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烏間先生を呼び出した理事長は、あと10億必要ですと言った。これから暗殺は佳境なのでしょう。何が起こるかますますわからない。生徒へのリスクも考えねばならないし、機密の保持にもコストがかかる。この街に長くいるから感じますが何やら大掛かりな計画も進んでいるようですし。

だからと言ってと言いかけた園川によせと烏間先生。園川は、追加の口止め料を要求されるのは何度目ですか、このままだと3月までには賞金より高くつきますよと言ったが、烏間先生は、忘れるな、我々はこの学校を使わせてもらっている立場だと言った。では振込のほうをお願いしますと笑顔の理事長。

なんという勘の鋭さだと烏間先生は思った。この街で進む最終暗殺計画まで察知している。たいした男だ。たったひとりで防衛省を手玉に取るとは。

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この一年の集大成。次はいよいよ学の決戦ですと殺せんせー。トップを取る心構えはありますかと聞かれたカルマは、さあね、バカだから難しいことわかんないやと答えた。1学期の中間の時にクラス全員50位以内という目標を課したことを謝ると殺せんせー。先生が成果を焦り過ぎたし敵のしたたかさも計算外でした。

ですが今は違う。君たちは頭脳も精神も成長した。どんな策略やトラブルにも負けず目標を達成できるはずです。堂々と全員50位以内に入り、堂々と本校舎復帰の資格を獲得した上で、堂々とE組として卒業しましょう。

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そう上手くいくかなと杉野。A組の担任が理事長に代わったらしいと言った。そうですか、とうとうと殺せんせー。正直、あの人の洗脳教育は受けたくないよと三村。異様なカリスマ性と人を操る言葉と眼力。授業の腕もマッハ20の殺せんせーとタメはるし、あの人の授業を受けたら逆らえる気がしない。

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A組ではすべての授業を理事長が受け持つことになった。いつもの10倍わかりやすいが20倍速い授業。理事長は後ろ向きのまま理解が遅れている生徒を名指しした。速すぎて無理ですと生徒が言うと、無理だと思うのは戦う意義を理解していないからだと理事長。理解が遅れている生徒を廊下に連れ出した。

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3分後、戻ってきた生徒は洗脳され物凄い形相になっていた。君たちの勉強は君たちのためのみならず、力を伸ばしたE組をそれ以上に力を伸ばして叩きのめす。後輩たちはその姿を見て君たちのほうが正しかったと知り、君たちを目指して精進する。君たちの働きが人類のレベルを押し上げるんだと言った。

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浅野くん、君は帰って自習でいいと理事長。君の実力なら油断しなければトップはとれる。皆を上へ導くのは私がやっておくから。

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放課後の帰り道、理事長と殺せんせーって少し似ているよねと不破。ふたりとも異常な力を持っているのに普通に先生をやっている。理事長なんてあれだけの才覚があれば、総理でも財界のボスでも狙えだろうに、たったひとつの学園の教育に専念している。手ごわくて当然だよと話していると浅野が待っていた。

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何か用かと聞かれた浅野は、こんなことは言いたくないが君たちに依頼があると言った。単刀直入に言う、あの怪物(理事長)を君たちに殺してほしい。もちろん物理的に殺してほしいわけじゃない。殺してほしいのは、あいつの教育方針だ。

どうやってと聞くと、簡単な話だ。次の期末で君たちE組に上位を独占してほしいと浅野。むろん1位は僕になるが優秀な生徒が優秀な成績でも意味がない。君たちのようなゴミくずがA組を上回ってこそ理事長の教育がぶちこわせる。

片岡が、ひょっとしてお父さんのやり方を否定して振り向いてほしいのかと聞くと浅野は、勘違いするな。父親だろうが蹴落とせる強者であれと教わってきたし、そうなるよう実践してきた。人はどうあれそれが僕ら親子の形だ。だが僕以外の凡人はそうじゃない。今のA組はまるで地獄だ。

E組への憎悪を唯一の支えに限界を超えて勉強させる。もしあれで勝ったなら彼らはその方法しか信じなくなる。敵を憎しみ蔑み陥れることで手にする強さは限界がある。君たち程度の敵に手こずる彼らは高校に進んでも僕の手駒だ。偏った強さの手駒では支配者を支えることはできないんだ。

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時として、敗北が人の目を覚まさせる。だからどうか、正しい敗北を僕の仲間と父親に。浅野はそういうと頭を下げた。

傲慢な本心を隠さないのは本心で話しているからだと渚は思った。プライドのかたまりの浅野くんが僕らに頭を下げて本気で他人のことを気遣っている。

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と、ゲヘ、他人の心配してる場合? とカルマ。1位とるのは君じゃなくて俺なんだけど。言ったじゃん、次はE組全員、容赦しないって。1位は俺でその下もE組。浅野くんは10番あたりがいいとこだねと言った。1位宣言したカルマに1学期末と同じ結果はごめんだと竹林。カルマは、今度は俺にも負けるんじゃと言った寺坂に蹴りを入れた。

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磯貝が浅野に言った。今までだって本気で勝ちにいってたし、今回だって勝ちにいく。いつも俺らとお前らはそうしてきただろ。勝ったら嬉しくて負けたら悔しい。そんでその後は格付けとかなし。もうそろそろそれでいいじゃんか。こいつらと戦えて良かったってお前らが感じてくれるよう頑張るからさ。

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よけいなこと考えてないで、殺す気できなよ。それが一番たのしいよとカルマ。
面白い、ならば僕も本気でやらせてもらうと浅野は言った。

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試験問題はこの範囲から再難問を作っていいと理事長に言われた教師たちは範囲の広さに驚く。これが中学生のテストか、下手な大学なら入れるレベルだ。理事長はどこまで生徒のレベルを上げる気だ。

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理事長室を訪ねる殺せんせー。あなたからやって来るとは珍しい。何も悪い事はしてませんよと理事長。知っています。あなたはいつも最後の最後は正攻法を好む。この期に及んで小細工を使う人ではないと殺せんせー。

我々の教育合戦もおそらくこれで最後。私の存在を拒まずに受けて立っていただいたお礼をと思いましてと殺せんせーは手土産を出した。

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教師をするのはこの学校が始めてですねと殺せんせーに言う理事長。なぜわかりますと殺せんせーが言うと、何となく素人くさいのでと言った。なぜ教師になったのか頑なに語らないとか。私が勝ったら教えてくれませんかねと理事長は言った。

語るまでもないことですからと殺せんせー。そもそも人に何かを教えたいと欲するとき、大きく分ければ理由はふたつしかありません。自分の成功を伝えたいときか自分の失敗を伝えたいとき。あなたはどちらですか、浅野理事長。さあと理事長は言った。

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2学期期末テストまであと一週間。生徒たちはとにかく勉強した。わからないとこは先生の分身に聞きまくり、忙しすぎて殺せんせーの分身の形が大きく乱れるほどだった。

そして決戦の日。本校舎に行くE組の生徒たち。A組の様子を見て中村に勝てるのと言われたカルマは、さあね本気で殺す気あるやつがいたら手ごわいけどと言った。

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ふたりの怪物に殺意を教育された生徒が因縁に決着をつけるべく、今、紙の上で殺し合う。
ここで無様な結果を出しては、たとえ暗殺に成功しても、たぶん僕らは胸をはれない。

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僕らが殺し先生が教えた暗殺教室。
教え通り第二の刃を身につけたことをターゲットに報告できないままじゃ卒業できない。

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英語が終了。難しい上に問題が多すぎて解ききれなかった。ヒヤリングもエグくてビッチ先生よりボキャブラリーが豊富。1教科目でこの消耗。英語が一番得意な渚だが、ヤバイと思った。今回のテストはハンパじゃない。

たぶん平均点ラインは今までと比較にならないほど低くなる。満点とれるのなんて学年にひとりいれば奇跡だ。つまりこのテストは順位に白黒がはっきりつく。

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社会、理科と続く。A組のやつらは狂ったように集中している。憎悪ってあんなに強いパワーになるんだな。国語。ていうかヤバイ。とそこに、にせ律さんが現れ、本物の律が、全員50位以内の目標を達成するには、私のような成績下位組の頑張りにかかっていると指摘していたと言った。やってやろうじゃないかと前原。数学が始まる。

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問題の異常な多さと難しさ。問題用紙を見た瞬間にペース配分を決めないといけない。迷っていたらあっという間に追い詰められる。どうやら一番心配なやつが大丈夫そうだと感じる竹林。寺坂はサイコロの確立問題の膨大な選択肢を片っ端から場合分けしてつぶしていた。あいつみたいな愚直バカにはいい戦法よ。下手に効率を求めて迷うなら問題を見た瞬間に先手必勝で全つぶししたほうが早いときもあると狭間は言った。

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寺坂は殺せんせーに戦法を伝授されていた。君にはこういう力技が一番向いていますと殺せんせー。寺坂を見て、見習わないとな、あのカッコ悪さと菅谷。どうせうちらエンドのE組だしね。カッコつけてないで泥臭くいかなくちゃと岡野。

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一瞬でターゲットの急所を見つけて、一撃でも多くあたえて弱らせる。たとえ正解に届かなくても、アプローチさえ正しければ、その分だけ部分点をもぎ取れる。

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よし、やったと思ったら、ラス前に漸化式の問題が現れた。噂だけの存在だと思っていた。中学のテストで出てくるなんて。そこにカルマが来てひとりでやっつけると、特殊解にもっていくんだよ、先週やり方を教えたじゃんと言った。

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烏間先生とビッチ先生に、今回は授業の他にも生徒同士で得意な科目を教えさせましたと話す殺せんせー。人に教えることで教える側もより深く理解ができ、何よりチームワークが強くなる。特にカルマくんには効果てきめん。隙がなくなりより完璧に仕上がりましたと言った。

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でも相手の浅野って子もやり手なんでしょうとビッチ先生。殺せんせーは、彼は今回クラス強化の責任者を外され、その分ひとりで深く自分の刃を磨いてきた。これもまた強さへの答えのひとつ。どちらが上回るのか私にもわかりませんと言った。

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みんなは焦らず解いてなよとカルマ。三角くらいは取れるはずだよ。みんなの丸は俺がちゃんと取ってくるから。浅野と対峙するカルマ。さて、どうやって仕留めようかな。

☆次回 空間の時間

【感想】
理事長はほんと恐ろしいね。食中毒とか、そういうのナシだろ普通。もちろん洗脳教育も。息子がいい子に見えたわ。成績下位組も頑張っているようだし、カルマくんは頼もしいね。次回は数学最終問題で浅野くんとの対決で一区切りの感じでしょうか。楽しみです。