神ども、殺し合え。



マイナーな神様、夜トは交通事故に遭いそうになったところを壱岐ひよりに助けられるが、それがきっかけで、ひよりは魂が抜けやすい体質になってしまい、夜トに治してくれと頼み行動を共にするようになる。
夜トに拾われて神器となった雪音と共に妖(あやかし)との戦いを繰り広げ絆を深めた3人であったが、最強武神の毘沙門は夜トの命を狙い続けていた。
あだちとか原作、夜トと毘沙門の過去が明らかになる第2期。

☆前のお話は 
→ 第1話「諱、握りて」  第2話「彼女の思い出」  第3話「イツワリノ絆」
  第4話「願(ねがい)」

★第1期はこちら→ ノラガミ1~12話(全話)あらすじ

ノラガミ ARAGOTO
第5話 「神祝き(かむほさき) 呪きき(ほさきき)」



閉じ込められたひよりと兆麻。ひよりの尾が消えかけていた。このままでは本体が死んでしまう。情けない、これでは陸巴の思うつぼじゃないかと兆麻は思った。

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雪音は毘沙門に斬られた。苦しむ夜トに毘沙門は神器を奪われた苦痛がわかったかと言いラクにしてくれると夜トに武器を振り上げた。雪音の名が消えていないことに気づく夜ト。雪器を呼ぶと二刀の白銀の刀になった。二心なく忠誠を誓った雪音は祝の器(はふりのうつわ)として覚醒した。

兆麻の時と同じだと毘沙門は思った。小さな釘だった兆麻は桜の花のピアスになった。俺のために変わってくれた神器は初めてだ、ありがとう雪音と夜ト。帰ったらみんなに自慢しなきゃな。雪器の力は毘沙門の攻撃を押し返すほどに高まっていて絶対ひよりを取り戻すぞと毘沙門に立ち向かう。

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藍巴の薬が切れて体にたくさんの目玉が現れた。苦しみ出した毘沙門にヤスミが現れ神堕ちした。神堕ちして当然だひよりを返せと夜ト。そんな真似していない、いったい誰がと言う神器にまた犯人探しかお家芸だなと夜トは言った。毘沙門は夜トを殺せば皆が助かるんだと立ち上がった。バカ女がと夜ト。

毘沙門の姿を見て夜トに斬られるのも時間の問題だなと陸巴。ヤスミを封じる薬を作るのに相当かかったが代替わりもそろそろ完了、俺が道標だと笑った。どうしてこんなことをと聞く藍巴にここにはうんざりなんだよと言った。死霊に手を差し伸べ母性溢れる自己満足に浸るバカ主、仲良しこよしを気取るガラクタだらけの神器の山、あんなの俺の主じゃない。代替わりしたら道標になってお前を許してやるよと言った。

戦う夜トと毘沙門。ヤスミが悪化するからお静まりくださいと囷巴が言うが止まらない毘沙門。俺が夜トを守るんだと雪音。毘沙門の神器が苦しみ出す。こんな時に兆麻さんがいてくれたらと思う囷巴は戦えない神器たちを非難させたが面の妖を連れた陸巴がいた。弱い神器たちは面付きに次々喰われる。

藍巴が来て扉を開け兆麻に私が姉さまを刺した、陸巴を止めて皆を助けてと泣いて謝った。毘沙門が神堕ちしたと兆麻に告げる囷巴。夜トが乗り込んできて屋敷は地獄絵図、早くなんとかしないと皆が死んでしまう。藍巴に話は後だと囷巴に乗ろうとすると私も連れて行ってとひより。君を死なすわけにはいかないから今すぐ戻れと兆麻は言うが私が夜トを止めますとひよりは言った。

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代替わりを狙った陸巴は薬で毘沙門のヤスミを隠していた。兆麻は間違ってなかったのに主治医だからと信頼して見抜けなかった自分に腹が立つと囷巴。本来ならそれでいいんだよと兆麻は言った。仲間の探り合いなどあってはならない。神器の不和は主の毒、命取りになりかねない。僕らは主のために笑っていればいいと一族に教えてきたがまた主を貶めてしまったと兆麻。

それって毘沙門さん辛くないですか夜トのところとは違うとひより。夜トは自分が辛いとすぐ言うから雪音も何があったか話すようにしている。それが原因でケンカもするがそんなふたりを見ているのが家族みたいで好きだとひよりは言った。

妖に喰われて神器が死に名前が消えて行く。夜トがまた神器を殺した。やめろと叫び堕ちてなお神器を使い続ける毘沙門。斬っちゃえばいいんだよと野良の声がして毘沙門を斬ろうとした夜トだがひよりが呼ぶ声がして刀を止めた。兆麻とひよりが来て代替わりのために陸巴に利用されていたと告げる。

もう戦わなくていいでしょうとひよりは言うが毘沙門は皆を返せと夜トに斬りつける。結局俺が悪者か、そうやって逆恨みだけで生きてきたんだろうと夜ト。だったらお望み通りもう一度てめえの神器を殺してやろうか。再び戦いだすふたり。妖化しかけた毘沙門に殺すしかないと夜ト。毘沙門はすぐに蘇るしお前が斬るんじゃなく俺が斬るんだから気にするなと雪音に言った。

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夜トの前に兆麻が出た。そして毘沙門に斬られた。傷ついた兆麻は毘沙門を抱きしめると麻の一族を死なせたのは僕だと言った。僕が夜トに頼んで生き残ったのは裏切り者の僕だけ。兆麻だけでいいと言ってくれて夜トへの恨みでまた強くなった毘沙門を見て真実を言えなかった。僕は卑怯者、それでもそばにいたかった。ごめんヴィーナこんなに辛い思いをさせて。兆麻は倒れた。

毘沙門は子どものように泣き出した。きっと何百年も我慢していたんだとひよりは思った。夜トがもう神器を放してやれと告げる。ごめん、みんなと毘沙門が神器を放す。横たわる神器たち。また私の神器がいっぱい死んじゃったと泣く毘沙門。夜トは誰も殺してないぞ誰がと雪音。これを仕組んだヤツだろうと夜トは言った。

☆次回 「為すべきこと」

【感想】
夜ト、強くてカッコイイね。雪音、死ななくてよかった。しかも祝の器になってパワーアップしてる。次回で毘沙門編は終わりなのかな。バカ女と私も何度も言いそうになったわ。まあ私に言われる筋合いはないだろうがw いやあ話のテンポもいいし作画も戦闘シーンとかよく動いていて安定しているし人気のほどは知らないけど面白いよね。