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【楽天ブログ】縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸? 海外旅行
です
こちらで日々の更新をしています。よろしければ、のぞいてみてください
夕暮れ。昔なつかしいのどかな田園風景。いやここは1000年後の世界。
♪遠き山に日は落ちて....
『家路』(交響曲第9番ホ短調・新世界より)が聴こえてくる。
「すぐに家に帰らないと。ネコダマシが出る.....」
☆前の話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめリンク
第9話 「風立ちぬ」
瞬が学校に来なくなり4日が経った。覚が言った、

「はっきりしているのは瞬の行方を探さなきゃならないってことだ。瞬とやりなおしたいとかそんなことより、会って聞かなきゃならないことが山ほどある。オレらが監視されているというのは本当なのか、猫に気をつけろってどういう意味なのか。そして、瞬が抱えている問題は何なのか」

監視されているような様子はないが、奇狼丸から逃げ出した時、夜鷹がずっとついて来ていた。バケネズミでもあのくらいのことができる。倫理委員会ならもっとすごいことするかも(今、足元にいるコオロギがそれかも)
4人で手分けして瞬を探すことにする。早季と覚は瞬の家に、真理亜と守は他の班の人にあたってみることに。
松風の郷に瞬の家はあった。神栖66町の七つの郷の一番北、その外れに瞬の家はあった。何年ぶりだろう。幼い頃に遊びに行ったその家は、大きな黒光りする大黒柱をもつ家だった。

☆水路を松風の郷へと向かうと、松風の郷への分岐点の手前に大きな船が。その先には、黄色と黒の印の綱が張られている。通行禁止の標識。水路から行くことはできない。迂回して森の中を通って行くことにする。嫌な予感がする。

真理亜と守は別の班の人から情報を集めようとしていた。しかし、なぜか、瞬が住む松風の郷の生徒は全員休み。

林の中を歩きだした早季と覚。一歩進むごとに奇妙な胸騒ぎのような感覚は強くなっていく。しばらくするとまた黄色と黒の模様が目に飛び込んでくる。森の中まで通行禁止になっている。
「松風の郷をぐるっと囲んでいる。越えるしかない」
覚はそう言って綱をくぐった。早季も続く。

バケネズミが見張っている。見つからないようにアカマツ林を進む。

☆「やっぱり変だ。ここの雰囲気は良くない。長くいてはいけない場所だ」さらに進むと現れたのは、通行禁止の綱ではなく「八丁標(はっちょうじめ)」だった。神栖66町と外界を隔てているはずの八丁標が町の中である松風の郷に張られている。
もともとの八丁標は同じ場所にあるようだ。この八丁標は新しい。作られたばかりの八丁標。町の中に別の結界を作ったのだ。何かを包み込むように。本来、外から悪いものが入らないようにするもののはず。それが町の中にある地域を封じ込めるように張られている。
瞬に会うためには、この先に行かなければならない。ふたりは注連縄の下をくぐった。進むにつれて異常が現れはじめた。

☆異様に歪んで倒れた木々、樹皮には人の顔のような模様、そして狂い咲きする花、その傍らには大量の蝶が死んでいる。冷たい風がと思ったら雪のように降り積もった霜。何もかもが滅茶苦茶、ここではあらゆるものが本来あるべき秩序から逸脱しているようだった。

☆林が終わりをつげると巨大な穴が現れた。すり鉢の底に人影が見える。調査をしているのだろうか。鏡を使って底を見て、ふたりは愕然とした。どうして今まで気づかなかったのだろう。

☆土に埋まった大木は、瞬の家を支えていた柱であることは、一目見ただけであきらかだった。
明日、出直すことにして家に戻った。夕食の時、早季の両親は、熱心に発電の話などをしていた。不自然なほどに。早季は両親に聞いてみた、
「ねえ、瞬のこと、知らない?」

ぴたりと話が止まり、母はそういうことは話すことを禁じられていると言うが、早季の様子を見た父が、「数日前に松風の郷で大きな事故があって、それ以来、青沼瞬くんとご両親は所在がわからなくなっている」と告げた。さらにたずねる早季に母は、厳しい口調で叱った。そして、
「早季、お願い。私は二度と....いいえ、あなただけは失いたくないの。言うとおりにして」
早季は部屋に戻ると、母の言葉を思い出していた。それはずっと以前に聞いた言葉と二重になって耳の中にこだました。
「私、もう、子供をなくすのは嫌よ」

「ねえ、知ってる? 子供の名前にはさ、親の期待や願いが込められているんだって」
真理亜に言われて調べたことがあった。早季の「季」という文字には「末っ子」という意味もあった。長女なら使わないのではないかと思っていた。小さいころのおぼろげな記憶がふいによみがえってきた。早季はさっちゃん、と呼ばれていた。
「さっちゃん、こっちおいで。よっちゃんも」
よっちゃん、そう、姉の名前は吉美(よしみ)だった。早季は思い出した。どうしていなくなったの?

その時、窓をたたく音がして恐怖に怯えた真理亜がいた。早季にしがみついてきた真理亜は、落ちつくと今日あったことを話はじめた。
☆真理亜と守は瞬と親しかった他の班の人に聞いてまわっていたが、調べているうちに、瞬の地元、松風の郷に住んでいる子供は、みんな学校を欠席していることに気づいた。手がかりがつかめるかもと、放課後、中庭に入り込み調べてみることにした。すると瞬が言ったとおり物置小屋があり、鍵がかかった中から呻き声のようなものが聞えた。

☆その時、3人の男女が入ってきて、隠れていると、「完全に業魔化する前にけりをつけないといけない。今すぐ使えるのは黒と三毛」そう言って物置をあけると中から大きな動物が出てきた。不浄猫?は、すぐに呪力で動きを封じられて運ばれて行った。
☆そして、真理亜は確かに聞いたと言う。
「あんなに優秀な子だったのに残念だ。青沼瞬」
☆真理亜が家に戻ると、早季は身支度をしてひとりで松風の郷へと向かう。瞬にもらった猫除けも着けて。監視の船になんとか見つかることなく通過、八丁標を越えた。

☆船を下り廃墟と化した松風の郷を歩き始めた早季、その時、目の前に現れたのは、

(次回、闇よりも)
★瞬は業魔化してしまったようですね。次回お別れでしょうか。私も残念。それにしても松風の郷はとんでもないことになっていますね。で意外に警備は甘い。瞬の両親は亡くなってしまったのかな。ところで物置小屋、酒樽かと思った。「確かに物置小屋」には見えない~それと「猫」ちょっとカワイイwww
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夕暮れ。昔なつかしいのどかな田園風景。いやここは1000年後の世界。
♪遠き山に日は落ちて....
『家路』(交響曲第9番ホ短調・新世界より)が聴こえてくる。
「すぐに家に帰らないと。ネコダマシが出る.....」
☆前の話は→ 第1話~第8話 あらすじまとめリンク
第9話 「風立ちぬ」
瞬が学校に来なくなり4日が経った。覚が言った、

「はっきりしているのは瞬の行方を探さなきゃならないってことだ。瞬とやりなおしたいとかそんなことより、会って聞かなきゃならないことが山ほどある。オレらが監視されているというのは本当なのか、猫に気をつけろってどういう意味なのか。そして、瞬が抱えている問題は何なのか」

監視されているような様子はないが、奇狼丸から逃げ出した時、夜鷹がずっとついて来ていた。バケネズミでもあのくらいのことができる。倫理委員会ならもっとすごいことするかも(今、足元にいるコオロギがそれかも)
4人で手分けして瞬を探すことにする。早季と覚は瞬の家に、真理亜と守は他の班の人にあたってみることに。
松風の郷に瞬の家はあった。神栖66町の七つの郷の一番北、その外れに瞬の家はあった。何年ぶりだろう。幼い頃に遊びに行ったその家は、大きな黒光りする大黒柱をもつ家だった。

☆水路を松風の郷へと向かうと、松風の郷への分岐点の手前に大きな船が。その先には、黄色と黒の印の綱が張られている。通行禁止の標識。水路から行くことはできない。迂回して森の中を通って行くことにする。嫌な予感がする。

真理亜と守は別の班の人から情報を集めようとしていた。しかし、なぜか、瞬が住む松風の郷の生徒は全員休み。

林の中を歩きだした早季と覚。一歩進むごとに奇妙な胸騒ぎのような感覚は強くなっていく。しばらくするとまた黄色と黒の模様が目に飛び込んでくる。森の中まで通行禁止になっている。
「松風の郷をぐるっと囲んでいる。越えるしかない」
覚はそう言って綱をくぐった。早季も続く。

バケネズミが見張っている。見つからないようにアカマツ林を進む。

☆「やっぱり変だ。ここの雰囲気は良くない。長くいてはいけない場所だ」さらに進むと現れたのは、通行禁止の綱ではなく「八丁標(はっちょうじめ)」だった。神栖66町と外界を隔てているはずの八丁標が町の中である松風の郷に張られている。
もともとの八丁標は同じ場所にあるようだ。この八丁標は新しい。作られたばかりの八丁標。町の中に別の結界を作ったのだ。何かを包み込むように。本来、外から悪いものが入らないようにするもののはず。それが町の中にある地域を封じ込めるように張られている。
瞬に会うためには、この先に行かなければならない。ふたりは注連縄の下をくぐった。進むにつれて異常が現れはじめた。

☆異様に歪んで倒れた木々、樹皮には人の顔のような模様、そして狂い咲きする花、その傍らには大量の蝶が死んでいる。冷たい風がと思ったら雪のように降り積もった霜。何もかもが滅茶苦茶、ここではあらゆるものが本来あるべき秩序から逸脱しているようだった。

☆林が終わりをつげると巨大な穴が現れた。すり鉢の底に人影が見える。調査をしているのだろうか。鏡を使って底を見て、ふたりは愕然とした。どうして今まで気づかなかったのだろう。

☆土に埋まった大木は、瞬の家を支えていた柱であることは、一目見ただけであきらかだった。
明日、出直すことにして家に戻った。夕食の時、早季の両親は、熱心に発電の話などをしていた。不自然なほどに。早季は両親に聞いてみた、
「ねえ、瞬のこと、知らない?」

ぴたりと話が止まり、母はそういうことは話すことを禁じられていると言うが、早季の様子を見た父が、「数日前に松風の郷で大きな事故があって、それ以来、青沼瞬くんとご両親は所在がわからなくなっている」と告げた。さらにたずねる早季に母は、厳しい口調で叱った。そして、
「早季、お願い。私は二度と....いいえ、あなただけは失いたくないの。言うとおりにして」
早季は部屋に戻ると、母の言葉を思い出していた。それはずっと以前に聞いた言葉と二重になって耳の中にこだました。
「私、もう、子供をなくすのは嫌よ」

「ねえ、知ってる? 子供の名前にはさ、親の期待や願いが込められているんだって」
真理亜に言われて調べたことがあった。早季の「季」という文字には「末っ子」という意味もあった。長女なら使わないのではないかと思っていた。小さいころのおぼろげな記憶がふいによみがえってきた。早季はさっちゃん、と呼ばれていた。
「さっちゃん、こっちおいで。よっちゃんも」
よっちゃん、そう、姉の名前は吉美(よしみ)だった。早季は思い出した。どうしていなくなったの?

その時、窓をたたく音がして恐怖に怯えた真理亜がいた。早季にしがみついてきた真理亜は、落ちつくと今日あったことを話はじめた。
☆真理亜と守は瞬と親しかった他の班の人に聞いてまわっていたが、調べているうちに、瞬の地元、松風の郷に住んでいる子供は、みんな学校を欠席していることに気づいた。手がかりがつかめるかもと、放課後、中庭に入り込み調べてみることにした。すると瞬が言ったとおり物置小屋があり、鍵がかかった中から呻き声のようなものが聞えた。

☆その時、3人の男女が入ってきて、隠れていると、「完全に業魔化する前にけりをつけないといけない。今すぐ使えるのは黒と三毛」そう言って物置をあけると中から大きな動物が出てきた。不浄猫?は、すぐに呪力で動きを封じられて運ばれて行った。
☆そして、真理亜は確かに聞いたと言う。
「あんなに優秀な子だったのに残念だ。青沼瞬」
☆真理亜が家に戻ると、早季は身支度をしてひとりで松風の郷へと向かう。瞬にもらった猫除けも着けて。監視の船になんとか見つかることなく通過、八丁標を越えた。

☆船を下り廃墟と化した松風の郷を歩き始めた早季、その時、目の前に現れたのは、

(次回、闇よりも)
★瞬は業魔化してしまったようですね。次回お別れでしょうか。私も残念。それにしても松風の郷はとんでもないことになっていますね。で意外に警備は甘い。瞬の両親は亡くなってしまったのかな。ところで物置小屋、酒樽かと思った。「確かに物置小屋」には見えない~それと「猫」ちょっとカワイイwww