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こちらで日々の更新をしています。よろしければ、のぞいてみてください
その学校のそのクラスには、誰にも話してはならない「秘密」がある。
死者は誰? 綾辻行人の学園ミステリー&ホラーの第7話。
#07 Sphere joint -変調-

担任・久保寺先生

久保寺の母
担任の久保寺先生は教室で自殺した。朝から様子がおかしかったことを心配した千曳さんが駆けつけた時はすでに遅かった。

自宅では、年老いた母が亡くなっていた。介護に疲れた久保寺先生が母親を殺めてしまって自分も。しかし、わざわざ朝になるのを待って学校の教室まで行って、みんなの前で自殺するという常軌を逸した行動は。
「つまり、これもまた例の"現象"に含まれる出来事だと...」
「"いないもの"を二人にするっていう新たな"対策"は結局、無駄だった。効果がなかった。始まってしまった"災厄"はやっぱり止まらない、止められないのか...」
「"災厄"は止まらない。これからも人が死ぬのだ」

久保寺先生の死後、教室は欠席者が多かったが、恒一と鳴は"いるもの"として扱われるようになっていた。二人は第二図書室に千曳を訪ねた。対策委員の赤沢や、三神先生もここで相談をしたりしているらしい。恒一は、怜子さんに聞いた15年前のことについてたずねてみた。千曳さんの話は、

「15年前は、途中で止まった。唯一、途中で止まった年だ。記録によれば、8月で止まっている。8月8日から合宿を行っている。合宿で二人が事故に遭い死亡。そして、その合宿で何かがあって止まった」

「誰が死者だったのか、その年は確認できなかった」

「はっきりとはわからないが、合宿中に夜見山神社へお参りに行ったらしい。しかし、その後の"ある年"にお参りに行ったが効果はなかった。断定はできない」

7月17日、久保寺先生の死後、担任代行を務めている三神先生から厳しい表情で発表があった。
「急な話ですが、8月8日から10日まで、2泊3日のクラス合宿を行います。これは大切な行事だと思ってください。都合のつく人はできるだけ参加してください...」
インドの父からの電話。恒一は例のことを聞いてみた。
「お母さんの中学の卒業式の集合写真、心霊写真のようなものを見たことある?」
「そういえば、昔、そんな話を聞いたっけな。気味の悪い写真があるんだって。身近にあるのは嫌だから実家に置いてきたと」
「死者は誰ー?」
恒一はそんな夢にうなされるようになっていた。

「死者は、あ・な・た」
そして夏休みが訪れた。

Another 7-17 posted by (C)たがめ48
夏休み、勅使河原に呼び出された恒一は、喫茶店「イノヤ」へ。赤沢がすでに来ていた。恒一は赤沢に話す、
「僕が死者じゃないかって疑ってる」
病院に見舞いに来た時のように、再び握手を求める赤沢。そして、
「やっぱり、あなたとどこかで会った。あなたと握手したことがあると思う。頭の記憶としては残っていないけれど、手が、からだが覚えている」
見舞いに来た時に握手を求めたのは、死者の手は驚くほど冷たいという噂を聞いたからだと。

Another 7-18 posted by (C)たがめ48
店には、望月の姉、知香(ともか)が働いていた。ほどなくやって来た勅使河原と望月。知香からの新情報があるという。望月は、姉に今回の事情をかなり詳しく話していた。知香の話によると、

Another 7-19 posted by (C)たがめ48
店の常連に、松永克己という人がいる。3年3組だと最近知って、酔った日に、「ある年」だったのかたずねてみた。すると、
「あの年の"呪い"はオレが...オレは悪くないんだ...みんなを助けたんだ。助けたんだよ、オレが...だから、伝えなきゃと思って...残したんだ、"あれ"を」
ところが、そのあと、いくら聞いても「知らない」と覚えていないようだ。松永がどこに住んでいるかもわからないそうだが、赤沢に言われて気づく。怜子さんの同級生だ。

Another 7-20 posted by (C)たがめ48
恒一は新情報の件を鳴に報告する。鳴は家族3人で別荘に行くため、一週間ほど町を出るという。戻ってきて合宿には行くつもりだと。そして、母が実家に置いたという例の集合写真、見つかったら見せてと言う。
何かあったら、と携帯の番号を教える鳴。そして、
「自分が死者なんじゃないかと疑ってみたって言ってたけど、疑いはとけた?」

Another 7-21 posted by (C)たがめ48
左目の眼帯を外す鳴、恒一に、
「安心して、死者じゃない。榊原君は、死者じゃないから」
次回 Hair stand -紺碧-


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「つまり、これもまた例の"現象"に含まれる出来事だと...」
「"いないもの"を二人にするっていう新たな"対策"は結局、無駄だった。効果がなかった。始まってしまった"災厄"はやっぱり止まらない、止められないのか...」
「"災厄"は止まらない。これからも人が死ぬのだ」

久保寺先生の死後、教室は欠席者が多かったが、恒一と鳴は"いるもの"として扱われるようになっていた。二人は第二図書室に千曳を訪ねた。対策委員の赤沢や、三神先生もここで相談をしたりしているらしい。恒一は、怜子さんに聞いた15年前のことについてたずねてみた。千曳さんの話は、

「15年前は、途中で止まった。唯一、途中で止まった年だ。記録によれば、8月で止まっている。8月8日から合宿を行っている。合宿で二人が事故に遭い死亡。そして、その合宿で何かがあって止まった」

「誰が死者だったのか、その年は確認できなかった」

「はっきりとはわからないが、合宿中に夜見山神社へお参りに行ったらしい。しかし、その後の"ある年"にお参りに行ったが効果はなかった。断定はできない」

7月17日、久保寺先生の死後、担任代行を務めている三神先生から厳しい表情で発表があった。
「急な話ですが、8月8日から10日まで、2泊3日のクラス合宿を行います。これは大切な行事だと思ってください。都合のつく人はできるだけ参加してください...」
インドの父からの電話。恒一は例のことを聞いてみた。
「お母さんの中学の卒業式の集合写真、心霊写真のようなものを見たことある?」
「そういえば、昔、そんな話を聞いたっけな。気味の悪い写真があるんだって。身近にあるのは嫌だから実家に置いてきたと」
「死者は誰ー?」
恒一はそんな夢にうなされるようになっていた。

「死者は、あ・な・た」
そして夏休みが訪れた。

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「やっぱり、あなたとどこかで会った。あなたと握手したことがあると思う。頭の記憶としては残っていないけれど、手が、からだが覚えている」
見舞いに来た時に握手を求めたのは、死者の手は驚くほど冷たいという噂を聞いたからだと。

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店には、望月の姉、知香(ともか)が働いていた。ほどなくやって来た勅使河原と望月。知香からの新情報があるという。望月は、姉に今回の事情をかなり詳しく話していた。知香の話によると、

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店の常連に、松永克己という人がいる。3年3組だと最近知って、酔った日に、「ある年」だったのかたずねてみた。すると、
「あの年の"呪い"はオレが...オレは悪くないんだ...みんなを助けたんだ。助けたんだよ、オレが...だから、伝えなきゃと思って...残したんだ、"あれ"を」
ところが、そのあと、いくら聞いても「知らない」と覚えていないようだ。松永がどこに住んでいるかもわからないそうだが、赤沢に言われて気づく。怜子さんの同級生だ。

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恒一は新情報の件を鳴に報告する。鳴は家族3人で別荘に行くため、一週間ほど町を出るという。戻ってきて合宿には行くつもりだと。そして、母が実家に置いたという例の集合写真、見つかったら見せてと言う。
何かあったら、と携帯の番号を教える鳴。そして、
「自分が死者なんじゃないかと疑ってみたって言ってたけど、疑いはとけた?」

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左目の眼帯を外す鳴、恒一に、
「安心して、死者じゃない。榊原君は、死者じゃないから」
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