単行本、分厚い553頁


昭和49年に起こった「佃島一家四人殺傷事件」を軸に、過去には満州時代、函館事件、殺傷事件以降にも次から次へと殺人事件が起き、佃島事件が複雑に入り組み、暗礁に乗り上げられる。


当時捜査していた鎌田と湯浅バディから平成には草加、令和になり藤森と捜査のバトンタッチが行われる。


時代と共に、実際に起きた事件も織り込まれ読者も一層引き込まれる。

地下鉄サリン事件や記憶に新しいところでは連続企業爆破事件で指名手配されていた桐島のことなど。


かなりの長編だが、複雑巧妙な構成が飽きさせることなく、手が勝手に頁をめくっていく。


刑事ドラマが好きな人は、あっという間に読破するのではないだろうか。