彼女いたらいいよね
第二次世界大戦下のドイツ捕虜収容所。捕らわれたフランス兵士らは、毎日馬車馬のように働かされていた。いつまでも続くかも分からない捕虜生活。多くの兵が過酷な環境に耐えかね正気を失い、あるいは命を散らしていった・・・そんななか、たったひとグループだけ絶望に負けることなく、毎日明朗快活に過ごす者たちがいた。
「なぜ彼らだけ病気にもならず生き生きとしているんだろう?」
「一体何の希望があってあんなに毎日楽しそうにしているんだ?」
生還した彼らはこういった、
「架空の彼女をみんなでつくりだして、その子を心の支えにして生き延びたのさ」
この話を聞いたとき、毎日ミジンコのように辛い生活を送っている私の頭にある閃きが浮かんだ。
そうだ、彼女つくろう。
しかし残念なことに私は彼女のレシピを知らない。
どうやら噂によると水63%、タンパク質16%、脂質15%、その他でできているらしいがいかんせん組み立て方が分からない。
そこで私は戦時下のフランス兵のやり方に則ることにした。
つまりこのブログは全て嘘である。