あの日



全てが



見える景色がモノクロになり



自分ひとりが




静かに静かに奈落の底へ墜ちて行った日




「この子は最悪、一生寝たきりになるかもしれません」



病院で言われた



ドクターの言葉に



静かにパニックになり



説明を受けながら



「ああ、この子は障害児になるんだなぁ」と



帰り道、どこをどうやって



どう運転して帰ったか



赤信号、ちゃんと止まったのか


全く記憶に無くて


かわいいかわいい


たったの生後7ヶ月の末っ子ちゃん



この時、長女は大学受験

次女は高校生

長男中学生

3女は幼稚園の年少さん


夫は夜勤続きで


もう凍りついた頭と体をどうにかこうにか使いながら


間もなく入院治療生活になる末っ子ちゃんの育児と


それぞれの子供たちの世話と


夫との話し合いを


泣きながらわめきながら怒りながら


訳のわからないまま


同時進行していきました






この時から


夫や子供たちに対して



「元気でありがとう」


「健康でありがとう」



「毎日、学校に行けて偉いね」



ただただ生きているだけで命あるだけでいいと


賛嘆し感謝できるようになったのでした