またまた15歳前後のお話。
当時、住んでいた家の裏のアパートに
3人のコワイお兄さん方が住んでいました。
派手な高級外車を乗り回し
見るからに危ない人たちでした。
ある日の昼下がりのこと。
突然、玄関をドンドン叩かれたので
出ると そこには
裏に住んでいる危ない方が。。。。
「兄貴はいるか?」
いきなりそう言われたので
面食らいましたが、
「誰だお前?」
睨みながらそう言い返していました。
怖いもの知らずですよね。
中学生の坊主があきらかに
年上のその人に向かって
そんなこと言うんですから。。。
相手も一瞬、驚いた顔をしましたが、
急に言葉がやさしくなり
「裏のアパートに住んでる○○だけど、お兄ちゃんはいますか?」
と言いなおしてくれました。
たまたま兄は留守だったので
今、出かけてていませんと言うと
また来ますと言って
戻っていきました。
それからは兄の友達としてちょくちょく家に
出入りするようになり
僕とも普通に話してくれるようになりました。
あとで兄から
「お前の弟は根性がある」
と、裏の人が言ってたと
聞かされました。
その人たちは筋金入りの本物でした。
それからは妹のことを気遣ってくれたり
僕にご飯を食べていけと言っては
何度もアパートに呼んでくれたり仲良くしてくれました。
何の見返りもないはずなのに
本当に親切に面倒を見てくれました。
今でも心から感謝しています。
ところが。。。
僕の知らないうちに
兄は正式にその人達の仲間に
なっていました。
僕はその人達ひとりひとりは
優しくて大好きだったんですが、
そのことには賛成できませんでした。
なぜなら、まだ幼い妹がいたからです。
ある日、友達が沢山遊びに来てた時、
そのことで兄と口論になり
どうしても分かってもらえない歯痒さから
喧嘩になり意識不明の重体にさせてしまいました。
病室には刑事さんが二人来て
もし、最悪の事態になったら
逮捕することになるからな
そう言われました。
何時間かして幸い意識も戻り
大事には至りませんでした。
実の兄弟に手を出したことは
今でもすごく反省していますが
結果的に兄は辞めてくれることになったので
ホッとしました。
短い間のお付き合いでしたが
アパートの3人の方々の親切を
どうしても書き留めておきたくなり
綴りました。
一人の方は当時勃発した抗争に巻き込まれて
行方不明になり
もう一人の方は僕の同級生と結婚しました。
最後に。。最初に僕の家に来た方は
今では年老いたお母さんの介護をして
普通に暮らしているそうです。
また書きます。
