度重なる病をなんとか乗り越え

小康状態となり・・

ホッとしたときでした。


祖母の命日だからお墓参りに行きたいというので

私と父と祖父で、行きました。


帰りに近くの神田のおそばやさんに寄って

(祖父が江戸っ子でお蕎麦大好き人でした)

食べながら


父「お墓でおばあちゃんに誓ってきたぞ。

  おじいちゃんのことはオレに任せてくれよって。」

私「へ~~!この前先に死んじゃうとこだったくせにさ~

  よく言うねっ!」

なんておしゃべりしながら。


祖父は痴呆が少しでていたので

要介護でした。

(寝たきりとかいう重いものではありませんが)

日中、ひとりではおいておけず

父が看ていました。


帰り際、父が祖父の手を引いて

歩いてゆく後ろ姿をみたのが

リアルなこの世での

生きてる最後の姿となるとは・・

全く想像していませんでしたが。



次の日、こういうのが虫のしらせっていうのでしょうね・・

なんだか気になって

父のところへ電話しました。


すると

「今ちょっと苦しいんだ。。。あと1時間くらいしたら

またかけてくれるか」

(心臓の病もやってるから、発作のように時々なる)

いうので電話をきりました。


これが、最後の別れだったのです。。。。


1時間以上たって、電話をかけました。

祖父がでて

「今、お風呂はいってるよ~~

あれでもやけに長いなあ。。」

と言うのです。

「おじいちゃん、ちょっと様子みてきてよ~!

電話切らないで、今みてきて。」


長い長い沈黙のあと

「寝てるのかと思って、呼んだんだけど

起きない!

起きないんだよ~!」と

あわてふためいて祖父が言いました。


「おじいちゃん!今行くから!

とりあえずお隣のおじさんに助けて貰って!

ピンポンしていってみて!」


急いでしたくをして飛びでたものの・・

わたしがついたときには

もうお隣のかたが

祖父にかわってすべて手配してくださり

父は救急車で運ばれ、警察の現場検証の最中でした。


父はおふろのなかで

眠るように

おだやかに・・

旅だってしまったんです。

自然に心臓が止まったらしく、全く苦しんだ気配のない

おだやかな仏さまみたいな顔で。。。。

61歳でした。


病院に行き

父の亡骸と対面して

「ウソつき!昨日お墓でおばあちゃんに

約束したんでしょ!

次の日にもう約束破るなんて・・・」と

なじりながら泣きました。


声は出ないんですけど

涙がたくさん

あふれました。





これが、この世でのお別れの一幕でした。

書いてて想い出して泣けてきた~~


なかなかドラマチックでしょう?(笑)

ソレがうちの父らしい・・

最後までドラマチックを選択したんだしょうね(^^)~


今はココロのなかに

いつでも呼べば父を感じます。

だってひとつ、おなじいのちだから。。。。

テレパシーで交信してるかんじかも、です。


時々おもろいイタズラ(しるし)みたいなこと

みせてくれるし、ね(^^)!


私はどんな帰り方、選択するのかしら??

う~~ん楽しみだ。。。

(他人事。笑)


素敵なお盆をお過ごしください。。。。