今日の読書
感想+粗筋
最後にう~ん・・・となる11話の短編集
何話か別の本で読んだ事あったなっと思ったけど、自分の印象に特に残ったのは次の作品達👇
『チョウセンアサガオの咲く夏』
主人公は小さい頃から、怪我が多くて手のかかる子供だった。自分を大切に育ててくれた母親の事を施設に入れず、自分で介護している。山の中で、親戚筋にあたる先生が往診に来てくれる。
楽しみは園芸だけで、庭にはチョウセンアサガオやスイレン、スズランなどを植えている。
孤独に耐える為の主人公のとった行動は?そしてもしかしたら亡くなった母のしていた事とは?
☜途中からそうなんだろうなと思ったけどやっぱりショック受けたぁ!
『サクラ・サクラ』
パラオは第一次世界大戦後、日本の統治領だった。旧日本兵は、太平洋戦争の重要な基地となるパラオの島人達にパイナップルや稲作の栽培を教え、道路、電話、小学校設置、病院、予防接種などを行った。日本の人達にパラオの人々は感謝していた。が、戦況が不利になった時、島人達が、日本軍の支援をさせてもらいたいと申し出た時、守備隊長は日本軍を愚弄するのか?と怒り、島民達をパラオ本島に返した。その意図とは?
☜うんうん、本当の人間の優しさは案外、あとになってから気付くもの・・・
『初孫』
結婚当初から父親と同居してくれた妻に感謝。が、5年たったが子供が出来なくて、検査の結果として原因は自分の方にあった。暗くなって来た妻。
しかし妻はテニス教室に通い始めて明るくなり、不妊治療もはじめて1年で無事息子を授かることが出来た。これで安泰だと喜ぶ父。
が、息子は本当に自分の子供なのだろうか?疑う主人公
☜これ、もしかしたら?と思ったけど。
『原稿取り』:原稿を無くした編集者と、実は書けてなかった作家の話。
『愛しのルナ』:SNSに猫をアップして人気が出て、自分も猫顔に整形してしまった主人公。
『泣く猫』:自分を捨て、水商売で働いていた母の飼っていた代々の猫の名前が主人公の名前だった話。
・・・は読んだ事あった。
1話1話、それぞれにパンチが効いていて短くて読み易くて良かったかなって感想。