今日の読書
感想➕粗筋
一話完結してるんだけど、5編の連作短編集。
全編を通して、バブル期に大金を動かした怪人物、韓国人アンデソンの事件史を追うのかと見せかけて、結局その人の話は謎で終わりそこに焦点合わせてくれた方がもっとミステリアスで面白かったかな?と思う。
真摯に取材に関わった人達の苦労が並大抵なものでは無いのだろうなと言う思いと、フェイクニュースと言うか、振り回される我々大衆の愚かさ?みたいのを感じたお話。
ちょっと私は無知過ぎて、感想書くのが非常に難しいって感じたかな
この本読み終えたら、新聞も週刊誌もネット記事も、読者を煽ったり購買数や、アクセス数を稼いで広告料を確保する為で、事実無根、それらしく書かれてたから読者がそー思ってしまった〜なんて事、山ほどあるんだろよね、もしかしてと思う事間違い無し😑
怖かった〜。
だって私達読者は、読むしか無いんだもの、そんなに細かく検証なんて出来ないんだし
黒い依頼
●市長選の任期満了に伴い、同市出身の経営コンサルタントで、有名なコメンティーターが選挙に出馬するとの事。自民党の議員は領収書の偽造などがあったらしいのだが?
●ひき逃げ事件があった。
デスクから1枚の写真を見せられて、調査に出向いた記者。なんとひき逃げに使われた車は被害者宅のものだと言う、地方誌新聞の読者情報があったと言うのだが?
奥さんが旦那さんをひき殺したのだろうか?
共犯者
火事が発生、巻き込まれた60代の女性が亡くなる。
亡くなった先輩の新聞記者の訃報ー自殺だったらしいーを聞かされた主人公。奥さんとは離婚しており、荷物の整理を頼まれる。そこで手にした昔の取材ノート。そこから火事に巻き込まれた女性へたどり着くが・・
Dの微笑
人気俳優への告発。10年前に彼が劇団員だった頃に、ファンであった彼女は性的被害を受けそうになったと訴え出た。
アンデソンの取材を取り付けたいと世話になった上司に言われた主人公。
制作会社などの伝手を辿っているうちに、8名の入院患者が犠牲になった病院の犯人説が、元ボクサーだったのでは?と言う容疑者疑惑があったと言う話に辿り着き、一緒に入院していたという女性のインタビューYouTubeを見て驚く。彼女は俳優からのセクハラを訴え出ていた本人と同一人物?
歪んだ波紋
大物アンデソンと、ソウルで取材に成功したとの報告で、一安心する、主人公。大スクープ間違いなしだ。
が、今、アンデソンはソウルにはいないはずだとの話が
全編的に、不気味だったわぁ。面白かったけど。
ネット記事のゴシップニュースとか有名人の皆様のあり得ない噂とか、大好物だけど☜記事やニュースが真実だけじゃないんだろな?フェイクの影で泣いてる人もたくさんいるんだろうなってのが正直な感想かな。