今日の読書
感想+粗筋
辻村深月さん、伊坂幸太郎さん、阿川佐和子さん、恩田陸さん、柚木麻子さん、東野圭吾さん6人の大人気作家さん達による350年の時を刻む老舗デパート《三越》に関連したお話の短編集。
それぞれう~んって感じでしたが、特に自分の印象に残ったのは下記の作品達👇
《思い出のエレベーター》辻村深月さん
大好きだった祖父のお葬式に出たくなくって、5歳の大地は三越で迷子になってしまう。その時、不思議なお兄さんが現れて、『お葬式に出たくないんだよな?』と、手をひいてくれて、エレベータの乗せてくれた。『これで終わりじゃないよ、だから安心して帰りな』と言う言葉と共に。
三越で家族で過ごした様々な思い出。
『またね、おじいちゃん。』
不思議な時間に迷い込んだような思い出。
《雨あがりに》阿川佐和子さん
母は私にとって、私が小学校の時に来た父の後妻、継母である。
三越で働いていたのが何気に自慢な継母。雨が降り出すと《雨に歌えば》の曲が流れて雨が上がると《オーバーザ・レインボー》が流れるんだと説明する継母、驚く私☜ちなみにどこの百貨店でもやってるサービスだそう
継母は何かあったら必ず三越で買い物する。ある日、継母とはぐれてしまった私、焦って迷子の放送を流してもらう・・・すると逆に自分を探すアナウンスの館内放送の声が
私が5歳で三越で迷子になった時も、継母はやはり迷子の案内を流してくれたんだそう。自分に中々懐いてくれなくて、私がいなくなって泣きそうだった、亡くなったお母さまにも申し訳なかったと語る。その継母も75歳。迷子の放送でおあいこねと手を取る私。
☜う~ん、この話なんだか泣いてしまった
《重命る・かさなる》東野圭吾さん
ご存じ、湯川教授のご登場!
草薙警部は、58歳の癌患者が水死体で見つかった疑問を湯川教授の元に相談に来た。
自殺説はもちろんあったが、謎の血痕も出たうえに、闇バイトで雇われて、水死体で見つかった被害者を、車ではねたと言う容疑者まで出て来た。
誰に雇われた?
さて、真相はいかに?
被害者が三越で買ったと言う土産物の話から湯川教授が導き出す推理は?って大筋。
☜湯川シリーズものの短編。安定した面白さね!
うんうん。日本橋三越デパート。
1年に1~2回ぐらいしか行く機会はありませんが、長い歴史の中での各世代の思い出って感じでしょうか。
本中にも何回も出てきましたライオン像とかやっぱり素敵ですよね!
ライオンのデザインのお菓子も色々出てるんですよね😍
これ可愛い!↓※画像お借りしました。