今日の読書
感想+粗筋
ちょっと思ってた内容と真逆だったけど
崖っぷちの地下アイドル3人組ベイビー★スターライト。
女の子同士、御多分にもれずセンターの取り合い、仲間との温度差、3人仲良しとは決して来ない。
事務所のモラハラ社長・羽浦、とても自分達を想ってくれているとは思えない淡々としたマネージャー・土井。
ファンを集められないイズミ以外の二人、テルマとルイがさせられる金持ちへの接待。
が、ある日、センターのイズミが暴力を振るわれていた彼氏と揉めてはずみで殺してしまった。
そこで3人は結託して死体を山の中に隠す。
うまくやったつもりだったが、3人が力を合わせて男の死体を隠した事をルイの古くからの知り合いであり、やり手実業家の河都にばれてしまい場面は急展開!
ルイに伸びる悪魔の手。
はたして3人はこのまま捕まってアイドル生命終わるのか?
ってな大筋ね!
いや~、ミステリーの内容としては全く驚くような事でもなく、隠ぺいも雑そのもの。
でも私がこの本でふんふん、いいねいいねと思ったのは次の2点ね!
まず、女同士の結束の強さよ。
世の中の人達から女同士って仲悪いって思われてる事多いし、いやそれも全くの事実なんだけど、でも実は女同士ってなにか共通の事件があると、物凄く仲良くなるの知ってた?それが一時的なものであっても。まさにがっちり手組むんだから!
☜これも経験上なんだけど、男の人がちらほら交じっている方がつまらない争い絶えないわね。
センターを取られてイズミを憎んでいたテルマがイズミを必死に守ろうとするところも、やる気の無かったルイが二人の為に自分だけ汚れ仕事をしようと必死にもがくところも、お嬢さん芸だったイズミが3人で心を合わせた後のライブでサンサンと輝き出すところも、ちょっと涙もんよ~。
☜うんうんお互い仲間がいるって信じられたんだね、それは今だけなのかもだけど!
そして、3人の事なんて全く気にもしてなかった風の土井マネージャーが、事件後の3人の為に、何とか力になろうとするあたり、やっぱり人間の真心ていうのか情?って、何かの時に出て来るんだよね?
イヤミスと言うか、身勝手な男どもの登場人物に腹もたったけど、ま、一気に読めて、夢持って頑張ってる子達を応援したいよなって思えた話。