今日の漫画
※画像お借り
感想:
怖かった~!
ひたすら不気味そのもの
昔挫折した本の1冊。
第二次世界大戦後、作家が共産産業主義の行き過ぎた時代を、空想して書いた小説だそう。
完全に監視され、事実や歴史は都合よく改ざん。思考も拷問で統制された社会を描いたディストピアの世界。
※ディストピアとは;反理想郷・暗黒世界
※ユートピアとは;理想郷・楽園
でも、これって国民が政府に監視されてるとか現実に近い話だよね?多分。
解説読んだら、国民を監視しているビッグブラザーのモデルはヒットラーではなく、ソビエト連邦を30年投統治したスターリンだそう。
○二重思考;
2+2=4を、政府が5だと言うとそれがまかり通る世界。
自由に思考することは許されない世界。
○ニューススピーク;
複雑な思考を困難にすることを目的に、すばやく発言出来て、耳障りの良い言葉への変換。
悪い→良くない
重大な誤り→正しくない
など
この本、1949年に刊行されたとの事ですが、つまり70何年前に今の社会主義の世の中を予測されているような話。
改めて不気味って言うかこの作者天才なのって・・・・正直な感想。
中国なんて完全に政府から監視されてるって話ですもんね
ちなみにあの村上春樹さんの『1Q84』はこの本を下敷きにして書かれてるそう。オーウェルは1984年で近未来を、村上さんは1Q84で近過去を描いたのだそう。
内容ほとんど忘れたからいつか再読かな~。殺し屋さんとか宗教団体出て来たよね?