今日の読書

 

感想:

ひたすら悲しい女性の話。フリーランス記者の松田は雑誌から、読者投稿のあった踏切の幽霊の記事を頼まれる。最初は気が乗らなかった松田は、調べていくうちにある政治家とゼネコン事件にぶつかり、思わぬところで幽霊の正体が判明する。

幽霊の女性と自分の病死した妻と重ねて、気持ちが入って行く松田。

 

話としては、幽霊の正体を調べるうちに、女性の生い立ちがわかり、政治家とゼネコンの収賄事件の真相も分かり・・・って筋なんですが、政治家の薄汚さは今更として、犠牲になった女性の生い立ちがあまりにも哀れ。搾取され続けただけの人生。

アメリカのドラマとかには良く出てくるけど、この日本で我が国で、自分達の知らないところで、親の犠牲になってる子供って本当にたくさんいるんだろな?現実の方が幽霊より怖い・・・って正直な感想。