今日の読書

 

感想:

クライマックス!

う~ん。ちょっと主人公の二人の影が薄くて寂しかったけど壮大な中国王朝大ロマンスって感じかしら?歴史に詳しいとなお楽しめたかな?

 

 

丸く収めてメデタシメデタシ的な平和な終わりって感じで良いのですが、あまりにも外戚の話が濃くて、最後に肝心の寿雪と高峻が完全に影が薄かったのが残念。

 

高峻の息子をただ一人産んだ、鶴妃・晩霞の実家のさなめ家、つまりは高峻にとっての外戚の事なので、この一家の話無しでは、話は説明はつかなかったのかもだけど、6巻の途中から7巻にかけて完全にさなめ家の父と長男、次男の悲劇の物語になっており、結果的にはそれぞれが改名して王級の役付きになったり、高峻が役人に引き上げた塩商の跡取りに収まったりとうまくいくのだが、話少し広げすぎでは?1巻~7巻と短い話じゃないだけに、たまに混乱。。。

 

烏妃じゃなくなって海を渡る商人となった寿雪と、その後の高峻との密かなやり取りを描いた方が、可愛い御伽噺になって良かったのでは?と正直な感想です、あ、碁のやり取りは続いたようですね!

 

中々面白かったです。

白川先生の別なシリーズも読んでみるつもりです。