大学時代からの友人Kから電話があった。
私「おー久しぶりやな」
K「ちょっと悲しいお知らせがあって」
私とKは同じ大学のアコースティックサークルの部長と副部長(私)でした。
Kは交流のあった女子大の軽音楽部のNちゃんにベタ惚れ。
社会人になってそのまま結婚しました。
そんなNちゃんと数年前からあまり上手くいっていないと聞いていたので、遂に離婚するのかと残念に思いました。Nちゃんのことは私もよく知る間柄です。
K「Jが亡くなったわ」
私「えっ、、、」
あまりに予期していない出来事だったため私はかなり動揺しました。
Jは前述したサークルの一員でした。
実はもうひと月以上も前に亡くなっていたこと。
ひとりで山登りに出掛けて事故で亡くなったこと。
Kがたまたま電話をかけたらJはすでに亡くなっていて近親者だけの葬儀もすでに終わっていたこと。
奥様からまだ整理がついていないから友人にも秘密にしてほしいと言われたこと。
ひと月が過ぎたので奥様の許しを得て私に連絡してきたこと。
いろいろ話されたけれど、とにかく信じられなくてポカンと聞いていた。
突然ですけど、あなたにとっての青春時代とはいつですか?と聞かれれば私は迷いなく大学時代と答えます。
中学高校の暗黒時代を経て(笑)、はじめて本当の友達に会えたと思えた大学時代。
上の先輩がみんなやめちゃってサークル消滅の危機。
残った1年4人だけで頑張って頑張って、何とか次の世代にバトンを渡せました。
定期ライブの準備、他の交流あるサークル主催のライブのゲスト出演、新入部員の勧誘、スポンサー取り、などなど大変でしたけど、とにかく充実したキラキラした時間がそこにはありました。
Jは三浪してるから私より2つ上。
ユニークな奴でムードメーカーでした。
Jとは車でぶらぶらよく出掛けて、そこで聞く音楽で聖子ちゃんやマッチブームが二人の中だけで沸き起こってました。
洋楽に詳しいやつでしたがフリッパーズギターのことを教えてあげるとめちゃくちゃハマり出して、ふたりでよく楽曲についてトークしたなあ。
なんて、書いてるといつまでも書けそうなのですが。
ここ数年、全く会えてなくて。
一昨年くらいだったか、知り合いが急に亡くなった。友達には会っとかなあかんと思って、って連絡くれて、何度かやりとりしたけど結局予定あわず流れてしまって。
結局、会えず終いだったことがほんとに悔やまれる。
まさか、Jのとこに香典包んだほうがいいのか、気を遣わせるから食べ物買っていこうか、そんなことで悩む時が来るなんてな。
ほんとに信じられなくで、まだあんまり涙も出ない。
今週末、仏壇を拝んだら実感湧くのかな?
湧きたくないな。