うちのクラスには、

もう20年近く黒板の上にブタのぬいぐるみが

置いてある。

名前を「ブータン」と言って、

「先生のお師匠さまやねん!」と伝えてる。

 


だからぼくが帰りの会にいないときは、

「ブータンとバイチャして帰ってね」

と伝えている。

 

勝手に神格化することにより、

なぜか子どもたちも親しんでくれる。

 

2学期にもなったので、

日直の子に、

ブータン様を持って帰ってもらうことにした。

 

そして、ブータンになりきって、

その日、その子が何をしたのかを、

スピーチしてもらう。

 



これがなかなかおもしろい。

毎朝、日直の子が話してくれる内容。

 

「昨日、Aくん(自分)は、

ゲームばかりしてお母さんに怒られました。

だからAくんはかわいそうでした。

怒らたけど、ゲームがいっぱいできて、

楽しい一日だったそうです。」

 

「昨日、Bさん(自分)は、

家族でお寿司を食べに行きました。

ぼくはお部屋に置いてかれたので、

何を食べたか知りません。

おいしいお寿司が食べられて、

いい一日だったそうです。」

 

などなど。

 

スピーチをして!と言われると、

いやがる子たちも、

ブータンを通じて、自分を客観視するのが

できるのがいい。

 

明日はどんなスピーチが聞けるのか楽しみ~