2018年6月6日
2017年6月6日に、右耳の、聴神経腫瘍(約4センチ大)の摘出手術(12時間)を受けました。
今日で、ちょうど1年です。
昨年の今頃は、手術真っ最中でした。
入院中、「半年、1年たって、『あの時は、よく頑張ったなぁ・・・』と思う日がくるんだ!」と自分を言い聞かせながら、大部屋でじっと静かに痛みに耐えていた日々を思い返すと、感慨深いです。
手術前は、右耳は「中等度の難聴」になっていましたが、手術後は、右耳は完全に失聴しました。
それ以外には、大きな後遺症もなく、すこぶる元気にやっております。
改めて、手術前後の症状をまとめておきます。
(片耳失聴については、長くなりそうなので別の記事にします。)
首(右側)の痛み
開頭の際、右耳の後ろから、首の付け根の中央部まで、数字の2の鏡文字のように切っています。
首の付け根の部分は、右半分まっすぐに切ってあります。首の筋肉は、切って、縫合してあるそうです。
今回の手術で一番苦しんだと言っていいくらいの、この痛み・・・、痛みの度合いは相当減りましたが、
現在も、(シャンプーや物干しの時など)真上を向いたり、下を向き続けた時には、痛みが出ます。
先日、「まだ痛いのか」と旦那に言われましたが・・・、43歳で切った筋肉・・・、そうそう簡単には修復されませんよ。
はげ
入院中から、髪の毛がごっそりと抜け始め、
術後3週間で、ピン痕の周りと、開頭の際に剃毛した部分がツルツルになり、後頭部はLサイズ程の卵大の円形脱毛になっていました。
術後3カ月で、(ピン痕の周りと、開頭の際の術痕ライン以外のところに)産毛が生え始め、
術後5カ月で、その産毛がしっかりと伸びてきました。
術後1年たった現在、ピン痕の周りと、開頭の際の術痕ラインは、相変わらずツルツルです。
が、周りの髪の毛が伸びて全くわかりません。(下の方に、現在の写真を載せます。)
右のうなじ付近の髪が伸びて、髪の毛を後ろに一つで結わえられるほどになりました。
ハーフアップ(目の下のたるみをひっぱる為に、ハーフアップにしたいのですが・・・)をするには、まだ短くて無理です。
開頭の傷
右耳の後ろから、首の付け根の中央部まで、数字の2の鏡文字のような傷痕です。
傷痕は消えてきて、触っても痛くもかゆくもありません。
ただし、傷痕のラインに沿って、周りの髪の毛は、生えてきません。
頭痛
現在は、ほとんどありません。
天気や、首の痛みにつられて頭痛がしていた日々もありましたが、それもなくなりました。
術後9カ月たった頃から、頭痛のための痛み止めは服用していません。
頭のしびれ (手術前:あり? 手術後:あり)
現在でも、開頭した右側は、触っても触らなくても、しびれている感覚があります。
しびれがとれるには、術後半年~1年くらいかかると説明を受けていましたが、まだ、かかりそうです。
ちなみに、手術前からしびれていた左頭頂部は、手術後も変わらず、しびれています。
(そもそも、これは、聴神経腫瘍とは無関係だと手術前から先生に言われています。)
おなかの傷
開頭後に頭蓋骨にフタをする脂肪を採る為、右下腹部を6センチほど横に切っています。
通常は1週間で抜糸をして大丈夫なのに、私の場合は1週間で抜糸をした際に傷口がくっついていない箇所があり、退院後も数回通院して、再度その部分を縫合(麻酔なしで2針)する羽目になりました。
傷の痛みは当初から全くありませんでしたが、現在も痛くもかゆくもありません。
ふらつき (手術前:自覚なし 手術後:なし)
聴神経腫瘍の見つかる2年ほど前には、手すりに捕まらずには階段を降りられないほどでしたが、
坐骨神経痛の為に通っていたリハビリのおかげか、手術前には、自覚する程のふらつきはありませんでした。
ですが、術前のテストでは、まっすぐに歩けていないと指摘されていました。
手術後は、しばらくふらつきがあるはずとの説明でしたが、すぐに慣れて問題ありませんでした。
1年たった現在・・・、階段の下りで多少のふらつきを感じるようになったのは、、リハビリをさぼっているせいでしょうか。
右手の指先の動き (手術前:悪い 手術後:なし)
手術前は、二女の仕上げ歯磨きをする際に、歯ブラシが歯に命中しない・・・ことくらいしか自覚はありませんでした。
術前のテストでは、思ったところに指先を動かせていなかったことが判明しました。
術後は、歯ブラシが命中せずに口の周りに歯磨き粉をつけてしまう・・・ということは、全くなくなりました。
耳鳴り (手術前:なし 手術後:なし)
めまい (手術前:なし 手術後:なし)
まずは、入院中(6月9日)の夕食から・・・ ※朝食のようなメニューですが・・・
現在の髪の毛の写真はこちら
↓わかりやすいように、結わえています