ちょっと長くなります。
セルフヒプノを通じて、過去の自分に会いに行き、
幼い頃の心の傷の癒しが起きたという話です。


私は子供の頃、てんかんの発作がありました。
小てんかんだったので、倒れたりするようなことはありませんでした。


日常生活に大幅な支障をきたすというほどではありませんでしたが、
普通にお友達と会話をしていたりする中で、突然、ほんの1分やそこら、
魂が抜けたみたいな状態になるのです。
(発作の最中の記憶はありません)


坑てんかん薬は、結構強い薬で、それを1日3回、10年以上
飲み続けなければなりませんでした。


発作がどんなタイミングでやってくるか、
厳密には分からなかったけど、
親には「興奮すると発作が起こる」というようなことを
言われた記憶があります。


親はその副作用の強さ(倦怠感や眠気等)から、投薬治療以外の方法を
模索したらしいのですが、当時はネットも普及していないので、
知人や担当医師に聞くしか手だてはなく、結局1~2年
使用をためらった後、投薬治療が開始されました。


てんかんの発作が発覚したのは小学生に入った頃、
そして、小学2、3年生頃に薬を飲み始めました。


その薬を飲み始める前、私も周りの友達も色々と物心がついてきて、
当然周りの友達、特にクラスの男子には、「おかしい。
普通じゃない」とからかわれた記憶があります。

その時、とても悔しく辛かったのを覚えています。
何も言い返せず、ただ傷付いて、自分のことを守れなかった。
そんな弱い自分自身を責め続けていたのかもしれません。


病気なのだから、どうしようもないじゃないって、大人の今なら言えるのに。


そして、私はその頃から、人の目を気にし自己表現をするのを
極端に避けるようになりました。


自分の人生の主導権を完全に人に明け渡すことを選びました。


バカにされないように。笑われないように。
そして、例え笑われたとしても、傷が浅くて済むように、
自分の本心や、本質的な部分はなるべく表に出さない方が賢明だと
考えるようになりました。


興奮することは、発作を誘発するので、なるべく興奮しないようにと
自分の色んな感情を閉じ込めました。


それと同時に、周りの友達、親、世間が良いと言うこと、
正しいということと、自分の意見が合わなければ、
周りに合わせる方が楽だと感じ、楽な方ばかりを選んでいきました。


そうしている間に、私は、私が何者か、何が好きで何が嫌いなのか
分からなくなりました。
そして、人の価値観を生きていることさえ忘れ、
自分の人生を生きている気になっていたのです。


前置きが長くなりましたが、起業した昨年は、今まで私が誤魔化していた
自分自身と向き合わざるを得なくなりました。


色んな方にお会いしたり、夫や息子、両親と向き合っていくなかで、
改めて自分の価値観を再構築する必要に迫られました。


昨年の後半は、もう自分に嘘はつきたくないと言う心の叫びを
無視できなくなったのです。


そして、年末に出会ったのが、セルフヒプノセラピーの講座です。


ある日、ヒプノの深い意識の中で、私は過去の自分に会いに行きました。
男の子たちにからかわれ、硬直して、言葉もなく、悔しさと哀しさに震え、
立ち尽くしている小学生の頃の小さな私に。


そんな彼女を私は迎えに行き、ぎゅっと抱き締めて
「守ってあげられなくてごめんね。
もう大丈夫だよ。」と声をかけました。


抱き締めた私から、悔しさと哀しみが伝わってきます。
その感情をまずは一緒に感じきります。


そして、イメージの中で、幼い私をからかう男の子たちに向かって、
はっきりと「病気なんだから仕方ないでしょ。
そんなこと言われたら哀しいよ。仕方のないことで私を責めないで」と
怒ったのです。


その瞬間、胸の奥につかえていたモノがすーっと
消えていった気がしました。


そして、イメージの中の小さな私も、心なしか胸を張り、
私の手をぎゅっと握り返してくれました。


だから私はその子をもう一度抱き締めて、
「ありがとう。愛しているよ」と
伝えたのです。


それと同時に、私は幼稚園とか、それくらいの本当に幼い頃、
何の憂いも知らない私の口癖が「天才!完璧!」であったことを
その時の感覚と同時に思い出したのですカナヘイきらきら

誰でも多かれ少なかれ、色んな傷を持っていて、
その体験に伴って生じた感情に蓋をして、虚勢を張ったりしながら
生きていることがあると思います。


今になって思うのですが、無かったことにして蓋をされ、
無視された感情は未消化のまま残っていて、
そのうち腐り始めます。
それが、私たちを本来在るべき姿から遠ざけてしまうことになるのです。


ただし、私たちがもう自分を偽るのは止めようと覚悟を決めて、
それらと向き合う勇気さえ出せば、今この瞬間から
私たちは自分自身で自分の望む世界を創造することが
できるのです。


昨年は重くて分厚い扉の内に引きこもった私の魂を
揺さぶって下さる沢山の方に出会ったので、今度は私が
扉を叩く側に行こうと思いますとびだすうさぎ1


セルフヒプノセラピーは、自分の本質を知り、自分を愛し、
自分を生きるためのツールです。
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