４つのパターンがある魅力的なサロンコンセプトのアピールポイント

いろんなサロンのホームページを見てみましょう。

いろんなサロンに実際に行ってみましょう。

様々なサロンのコンセプトに触れられます。

そうすると、

魅力的な（「行ってみたい」と思える）

サロンコンセプトのアピールポイントは、

次の４つのパターンしかないことに気がつくことができます。

アピールポイントの４大パターン

Ａ．こんな私が施術しますよ

Ｂ．こんな人に喜んでもらえますよ

Ｃ．こんな施術をしますよ

Ｄ．こんなことを約束します

それぞれを説明しますね。

Ａ．こんな私が施術しますよ

ご自身の魅力をアピールするパターンです。

ご自身が著名な場合や、

著名な方への施術実績、

独特な経歴をお持ちの方が

よく使います。

そのほか、

お勤めされていたサロンでの実績、

施術数や、リピート数、指名数をアピールする方もいます。

または、

「ほぉっ」と思わせる実績ではないパターンもあります。

人物像や人柄、想いなどを上手にアピールされるパターンです。

（魅力的な自己紹介のつくり方は、また別の機会で書きますね）

まとめるとこんなかんじです

【「こんな私が」を上手にアピールできるパターン】

　・著名
　・著名な方との関わり（師匠、お客さまが著名）
　・実績
　・人柄
　・経歴

Ｂ．こんな人に喜んでもらえますよ

「こんなお客さまに来てほしい」とイメージするお客さま像

と、

そのようなお客さまに喜んでもらえる施術ができること

が、

きれいにマッチしている場合に使えるパターンです。

“ご出産後の骨盤を整えますよ”

“肩や腰などの「痛い」の悩みに応えます”

“「更年期だから」とあきらめないで”

“姿勢を整えて正しい位置に”

などですね。

「なんでもできます」

というより、

「こういうことを専門にしてます」

とアピールすることで、

特定のお悩みやご希望を持つ方に安心感を与え、

期待を膨らませて、来店いただけるようにつくられていますよ。

また、ご自宅でサロンをされる方は特に、

来て欲しいと思えるお客さまだけに来て欲しいですよね。

なので、

「こんな人に喜んでもらえます」

と呼びかけることで、

そうでない方の来店機会が減り、

ストレスを減らすことにもつながります。

【「こんな人に」を上手にアピールできるパターン】

特定のニーズ
性別
世代
職業

Ｃ．こんな施術をしますよ

施術にほかにはない特徴がある場合と、

安心感を与えるのに有効なパターンです。

これは施術以外のアピールにも言えることですが、

来てもらうためには、

行きたい背中を押す

のと、

行きたいのに行動に移しづらいハードルを下げる

両方のアプローチがあります

これだけ整体院やサロンが増えている中、

行って失敗したという経験も当然増えています

あなたのせいでも何でもないのに

整体院・サロン選びに失敗した

という経験が、

お客さまの行動を控えさせてしまっています

または、

その人自身の経験でなくても、

人から聴いたことが、行動を抑制させてしまいます

来てもらうという行動の障害となっているハードルを下げる

というアピールをされているサロンも見かけますよね。

【「行って失敗」した例】

痛かった
効果が無かった
ひどくなった
ボキボキされて怖かった

自分のサロンに来て欲しい人の抱える不安には、

どんなものがあるのかを想像しましょう

Ｄ．こんなことを約束します

Ａ〜Ｄの４つの中で、一番強いアピール効果があります。

うちに来てくれたら、必ずこうしますよ

って宣言されるのですから当然です

ここでいう約束には、
“結果の約束”と、“経過の約束”があります。

“結果の約束”の例でいうと、

某パーソナルトレーニングジムさんがわかりやすいでしょうか。

「結果に満足しなければ全額返済保証」

という約束されています。

これは、「必ず結果につなげます」と、

まさに“結果にコミット（結果に責任をもつ）”していますよね。

“経過の約束”では、

某ドライヘッドスパサロンは、

「必ず施術中に眠っていただきます」という特徴から、

アピールに成功されました。

これもかなり強力なアピールパターンです。

どちらの例も

「ホントかな？」

と思わせることで、

メディアにも取り上げられやすいですよね。

あなたは、どんなことを約束できるでしょうか。

さて、

代表的なアピールポイントのパターン４つをご紹介しました。

Ａ．こんな私が施術しますよ
Ｂ．こんな人に喜んでもらえますよ
Ｃ．こんな施術をしますよ
Ｄ．こんなことを約束します

どうでしょうか。

有名なサロンやご近所で流行っているサロンは、

この４つのパターンのいずれか、

またはその組み合わせで

じょうずにアピールできていることに

気づいていただけるかと思います。

４大パターンは相互関係にあります

「さあ、では一緒にサロンのコンセプトをつくってみましょう」と、

次に進む前にひとつ知っていただきたいコツがあります。

この４つはそれぞれが相互的に影響を与え合うということです

「こんな人に施術したい」と思ったら、
「じゃあ、そんな人は、どんな人から施術を受けたいと思われるのだろう」

「この手技を活かしたい」と決めたら、
「どんな人が、この手技を喜んでくれるのだろう」

「こんな悩みや願いを持つ人に喜ばれたい」と願ったら、
「そんな人が心から望む確約はなんだろう」

「こんな約束をしよう」と思ったら、
「どんな私の実績、施術の特徴が、約束の根拠になるのかしら」

など、ひとつのことが決まると、

ほかの３つも思いつきやすくなります。

では、次の記事で、

サロンコンセプトって、

どうやってつくればいいんだろう？

にお答えしていきます。