近江鉄道の想い出はもう元西武の凸型ED31とED14狙いにつきます。

旧型電機と呼ばれていた旧国鉄の「茶色の」電気機関車にシフトしていたころ、国鉄から私鉄に移って活躍していた旧国鉄の旧型電機がまだ走っていた路線として近江鉄道を訪問しています。

元国鉄の武骨な旧型電機が比較的最近(と言ってももう15年くらい前)まで貨物に活躍しており、1982年当時は貨物の本数も多く、撮りがいがありました。

 

どこの駅か忘れましたが、事務所に声をかけると、入れてくれてダイヤグラムを写させてくれたりおおらかな時代でした(とは言ってもデジカメではなく、ましてや携帯で簡単に写真を撮ることなどできなかったので写真に撮って後で現像するしかなかったので、「その場で活用」の意味は全くなかった)。

 

乗ることとか、旅客車両を撮ることとかほとんど考えず、貨物ばかり狙っていたと思います。

当時すでにED31はあまり運用に入っておらず、ED31が来るかED14が来るかは運だったような気がするので、ED31が来ると嬉しかったような気がします。

 

ED31牽引の貨物

 

 

一時期、機関区の公開をしていて、ED31もED14も見ることができたような気がしますが、

ED31は6号機を除いて廃車、ED14は全機廃車になっていますね、、。

 

ED14牽引の貨物列車

 

私鉄では貨物の本数が比較的多い路線だったので、撮影効率はよかったと思います。

 

貨物の「ついで」に撮った普通の旅客列車も今となっては貴重ですかね。

 

ED31とED14の印象があまりに大きく、他のことは全く覚えていない、というのが近江鉄道線です。今は木造駅舎の宝庫としても知られており、新八日市とか、鳥居本とか、有名ですが、そんなところは当時は全く興味なく、駅舎の写真とか残っておらず残念です。

 

近江鉄道は今は貨物も廃止になり、旅客数が減って存続の危機に瀕しているかと思います。地方ローカル鉄道の先行きは決して明るくなく、感傷のみで「残してほしい」とか言えるレベルではないことは承知しているのですが、令和まで生きながらえてきた古参ローカルはできるだけ長く残ってほしいと思ってしまいます。