豪雨の話をするためにはもう少しご辛抱願わなくてはなりません。

気候変動の問題を考えるときにアメリカの政策に触れなければ話がまとまらないので、直接にかかわったオバマ氏とトランプ氏のお2人について述べようと思います。

 

パリ協定に入る前に、話題を変えて豪雨と温暖化がどう結びつくのか考えることにします。

それには初歩の物理で習った気温と空気中の水分の関係を知ることが必要です。

空気が含むことができる水分の量は空気の温度が高いほど急速に多くなります。

冬の日の朝は窓ガラスの内側に露がついています。これは結露現象といい、言葉は難しいけれど誰もが経験していることです。

なぜそうなるかというと、暖かい部屋で水分を多く含んでいた空気が冷えると、水分は気体では存在できなくなって液体の水になるのです。

温暖化で気温が高くなっているので、気温と空気中の水分量の関係を気象に当てはめると、降れば大雨となります。

以前の梅雨は毎日のようにやむことなく降りうっとうしかったのですが、蛇の目傘をさすなどしてそれはそれで情緒がありました。

ところが近年の梅雨は土砂降りですから地下街の飲み屋に避難することになります。

 

パリ協定とは2015年にパリで開催されたCOP21で採択された、気候変動枠組条約のことです。

150ヵ国の首脳たちが参加した会議におけるこの協定は、拘束力を持つ強い協定として合意されました。この大ニュースに私は心の中で快哉を叫びました。

合意の内容は、世界全体で今世紀後半には人間活動による温室効果ガス排出量を実質的にゼロにしていく方向に進めることです。

そのために、全ての国が温室効果ガス排出量削減目標を作り提出することが義務づけられ、その達成のための国内対策をとっていくことも義務づけられました。

なお、協定を認めるけれども支援を必要とする国には先進国が先導しつつ支援をし、途上国自身も他の途上国に自主的に資金を提供していくこと、なども決められています。

また気候変動(温暖化)によって影響を受け、損失や被害を受けてしまう国々への支援をするための新しい仕組みも盛り込まれました。

まさに画期的な国際合意です。

 

2015年時点で二酸化炭素の国別排出量の1位は中国で、2位アメリカの約2倍でした。この会議でオバマ氏は、習近平主席が出席したことに対して謝意を述べました。

これで世界は望ましい方向に進むと私は喜びました。

以下次回に続く